劇場公開日 2011年9月17日

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「限り無く『有り得るレベル』の未来。」世界侵略 ロサンゼルス決戦 アルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0限り無く『有り得るレベル』の未来。

2020年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

型にハマったお約束のエイリアンではなく、
機械と生物を上手く融合させている。

冒頭シーンから説明は簡潔に短かめ、
だが短くとも省略のないストーリー展開。
ジワジワと各国が侵略されていく中で、
ロサンゼルスの一小隊に焦点を当てて。

秀逸なのは、現状を打開するシーン。
未知の敵に対して、制限時間の中で、
エイリアンの弱点と拠点を探す。
把握、分析、実行、そして団結。
信念を基に世界を救おうと戦う。

侵略者が必ずしも地球の科学力を、
大きく凌駕しているとは限らない。
そこがリアリティを格段に上げている。
よくある殺傷能力の高いレーザー兵器は、
あくまでも近い未来のお話。
今作は地球の科学力でもそこそこ戦える、
だからこその面白さ。

何故エイリアンが侵略してきたのかも、
単純だが納得いく理由の設定、なるほど。
こういうワンポイントは説得力に重要。

ナンツ曹長演じるアーロン・エッカート、
寡黙ながらも熱い信念と辛い過去を、
内に秘めながらの真っ直ぐな演技は必見。
【ダークナイト】のハービーを思い出す。

個人的に大好きなマイケル・ペーニャ、
一般人の役だが重要なシーンに見惚れる。
多勢に無勢の本作だが、大事なキーマン。
似た感じで【ホースソルジャー】を思い出す。

細かな突っ込み所は多々ありますが、、、
こういうSFは割り切って。
単純にストーリーを楽しむ方が気持ち良い。

地球を救う切っ掛けを作るラストシーン。
頭を空っぽにして、是非。

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アル