「もしも★6個を付けられるなら★6個」マネーボール お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
もしも★6個を付けられるなら★6個
もしも★6個を付けられるなら★6個。今年最高の収穫だと思います。
観る人それぞれがみんな違う教訓を読み取るでしょう。
クリーブランド・アスレチックスを蘇らせた男のドラマ。
事実を基にしたドラマです。
お笑いは、ありません。
だから笑いを求めてこの映画を観るのは筋違い。
すべてを数字と金とが支配する野球ビジネスの世界。
その世界において、深く深く感動できるのは、数字を支配するのも、金を支配するのも、結局は人間であるからなのですね。
ブラッド・ピットの演技も素晴らしかった。
しかし、本当はこのドラマの元となってアスレチックスの感動劇を演出した本物のGM、ビリー・ビーンが素晴らしいのだと思います。
最後のロールアップには、これはあくまで現実を素材としたフィクションである旨の断り書きがあります。
現実も素晴らしい。
ドラマも素晴らしい。
素材が良くて料理人が良い映画だから、観る価値があると思うのでした。
公開初日の朝一番に観にいきましたが、それだけの価値はありました。
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