ソーシャル・ネットワークのレビュー・感想・評価
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VAIO?
2010年アメリカ映画。120分。2011年4本目の作品。SNSとしては世界中で約5億人の登録者がいるというFacebookの誕生の物語と人間模様を描いたデビッド・フィンチャー監督の最新作。
内容は;
1,ハーバード大学生のマーク・ザッカーバーグは恋人にふられたのを腹いせに、学内の女子生徒をネット上で比較評価するサイトを一晩で立ち上げ、驚異的なアクセスでサーバーをダウンさせる。
2,彼の名は学内に瞬く間に広がり、SNSでベンチャー企業をしようとする双子の兄弟にチームの一員になることを依頼される。
3、それがきっかけで彼はFacebookというサイトを立ち上げ、順調に拡大していくが。
色々なレビューで登場人物たちに共感できないという意見があるが、もともとこれは天才でしかも血気盛んな年ごろの男子を描いた作品であり、監督はこれまで異端児ばかりを描いてきたフィンチャー監督。だから、本作は観る人の共感を得ようという狙いなど最初からなかったように思う。
本作で描かれていることがどこまで事実なのかは疑う余地があるが(実際ザッカーバーグ本人がそのような主旨の批判をしたらしい)、今や世界最大のSNSの創始者であり20代で億万長者になったザッカーバーグが、本作で描かれているようにFacebookのきっかけが腹いせだったらとても興味深い、というか面白いし、皮肉がきいている。
世にはばかるサクセスストーリーといえばお決まりパターンや美辞麗句で終始する中、本作がまるでそれを鼻で笑うかのように描いている所が、フィンチャー監督らしい。再度書くが、本作は多くの人の価値観や道徳観をさかなでる力があります。
Facebookが広まり、色々な人がザッカーバーグの周りに群がり、分裂し、裁判沙汰になっても結局彼のやりたかったことはただ1つ。麻薬のようにとりつかれているプログラミングに打ち込むことだけ。こんな純朴な人間像こそがアメリカの1つの価値観であり、生きる指針となているような気がする。だから、これはアメリカらしい作品。
ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグがハマリ役。
今までインターネットそのものを題材にした作品はなかったと思う。そして「ソーシャルネットワーク」という壮大な題名にした割には、群像劇にポイントがしぼられていたのが残念な点。
でも、本作がオスカー取るんじゃないかな。
時代を刻む作品だと思いました。
字幕を追うのが大変でした。
私も駆け込みで観てきました。
レビューを読んで、「なんか疲れそう?」と
だいぶ躊躇していました。
でも、だから、観た後は却ってすっきり。
裏切りとかいろいろ言われていたけれど、私が感じたのは
彼は、ただただ「賢すぎる」
でも、自分のそばにいて欲しい人間ではない。
どんなにお金があっても、いて欲しくはない!...かな?
ハーバード大学という自分の住む世界とは全然違う世界
での事なので、本当に何と言ってよいのやら。
冒頭、付き合っている彼女エリカの通うボストン大学を
「行くだけ損!」みたいに言い切る彼。
その彼の通う大学の学長があのラリー、サマ―ズ。
その学長が、ウィンクルボス兄弟の訴えを小気味よく
退ける。意外や意外、正当な論理。ちょっと見直した。
私がマークに共感したのは、サイトに広告を出したくない
と言った所。それができればそれはベスト。
そして、その彼がインスパイアーされたのがジャスティン扮する
ショーン、パーカー。
ジャスティン見るだけで幸せ!
米アカデミー賞発表のまえに「英国王のスピーチ」を
観る事が出来なかったことが非常に残念。
どうなるのかな?
テンポが好き☆
思っていたより理解できる。
登場人物たちの会話の内容は情報分野に強いわけではない自分にはすべてが理解できたわけではありませんでした。
それでも、日本語訳では難しい専門用語は訳さない様に工夫されているので、映画に集中出来なくなる程ではありません。
誰か1人に完全に感情移入、というよりは各人物、どこかしら自分が納得できる・理解できる部分を持っていて、リアルでした。最後まで見た後に、もう一度最初から見たら色々な処で切なくなりました。
何か私も頑張らなくては!というモチベーションアップにもつながりました。
何度も観ようと挑戦して。。。
評価が別れる映画
予想通りというか、この面白さが解る人とチンプンカンプンの人とは大きく評価が別れる映画だ。SNSを知らない人にとっては、ストーリーは理解は出来ても、なぜ「Facebook」が面白いのか理解は出来ないかも知れない。かくいう私も「Facebook」はやっていないがMIXIの経験があるので多少は解る程度だ。
ただ、鼻持ちならない学生が、ハーバード大学在学中にFacebookを立ち上げ、巨万の富を得るという事実に対して、すっきりしない感覚が残ることも確かだ。下積みを経て、成功を掴むという20世紀型のサクセスストーリーはそこには皆無である。おじさんは納得できない。
しかし、これが時代の流れであり、WEBという情報ツールの成せる技だということを認識せねばならない。エジプト国民がムバラク大統領を失職させたのもTWITTERをはじめとする情報手段によるところが大きい。
好き嫌いでこの映画を批判して目を背けるのも生き方だとは思うが、SNSやTWITTERを知らずして批判するおじさんにはなりたくないと思う。
天才監督が送る天才児の真の姿
アメリカの格差社会をぶちこわすFACEBOOKの誕生秘話
パーフェクトなタイミングでのPR映画かと思いきや、マーク・ザッカーバーグは洋服以外の全てはフィクションだという本社とは全く無関係の映画。しかし見ちゃったら最後。マーク・ザッカーバーグはこういう人なんだなと思わざるを得ません。一言で言うと私としては大嫌いなタイプの人間です。この映画はfacebookの立ち上げの経緯から立ち上げメンバーとの確執、裁判と軌道に乗るまでかなり初期段階が描かれます。
まず思うのは自由の国アメリカでも欧州同様一部のエリート、名家が形成する上流コミュニティが存在し、厳然たる権力を有するということ。映画ではそもそものFacebookの目的はこうしたエクスクルーシブなコミュニティを形成することだったわけです。マークはこの立ち上げメンバーのプログラマーでいながら最終的には裏切る訳ですが、敢えてよく解釈すればユダヤ人である彼が、エクスクルーシブな社会を作る一端に手を貸すよりも、実名で誰もがフラットに繋がれる世界を構築するがためにやむを得ず裏切ったと読めるのでしょう。ま、当人は映画やその後の言動を見る限り全くそんな所は見えてませんが。。。。
個人的にはナップスター元CEOショーンパーカー役のジャスティンティンバーレイクが光ってました。ジャスティンと言えばスーパーボウルでのジェネットジャクソンとの粗相事件が真っ先に頭に浮かびますが、西海岸の浮かれたITナッツを地で演じている感じが非常にはまってた。よくも悪くも軽い人間の役やらせたら大概はまるんじゃないでしょうか?
エンドロールが流れているとき、アメリカってこんな最低なヤローが成功しちゃう国なんだろうかと少し悲しくなりました。私的な倫理観で言うと、こんな人が成功しているとすると義理とか仁義とか、人情とか信頼とかって何なんだろうかと。一つのことに長けてさえいれば、人間力とか無しに社会的な成功(ここではあくまで社会的な成功)って達成できてしまうんだろうか?と。ザッポスのトニー・シェイが成功するのは応援できますが、マークが仮に映画通りの人間だとしたら、この先どうなるか?きちんと見届けたいと思います。
天才・・・それ故の過信が好きになれない。
前置きをしますが、監督デヴィッド・フィンチャーは大好きな監督です。
「エイリアン3」から「ゾディアック」まで
世間では凸凹“フィンチャーの法則”と言われようとも
評判の悪い作品でもどこかにこだわりを感じていて・・・それが仮に雇われ監督であっても・・・
どの作品も愛着を感じていました。
難産で監督自身、キャリアから抹消したいだろう「エイリアン3」だって
劇場公開時にそのビジュアルに圧倒され
何度も見返しました。
劇的に“トーン”が変わった「ゾディアック」でも大好きです。
それでも更に変化があったのが前作「ベンジャミンバトン」。
一度観た感想は、
“やっぱり「フォレストガンプ」なのね”と
自分の嗜好に合わなかったことを“脚本家の色の違い”だと言い聞かせていました。
決して前評判を聞いていたからではありません。
しかし、正直この映画の良さが分かりません(評価で“オーソン・ウェルズ”がよく引き合いに出されます・・・)。
たしかにファーストカットで主人公の性格も伝わりますし、
ラストカットだって、あそこがなければこの映画、救いはありません。
この映画をみた瞬間、思い浮かんだ映画が一つ。
「ビューティフル・マインド」。
同じ天才を描いて、精神に異常を来してしまって・・・等々、
確かにフィクションが過ぎる伝記映画とも感じなくもないと思います。
しかし「ビューティフル・マインド」の方がエモーショナルだったと思いますし、私はこちらの方が好きです。
私が一番この映画に共感できなかったのは
おそらく、主人公だと思います。
これは天才に対する嫉妬なのか、
それを取り巻く人々の浅い次元の“欲”に溺れた姿への嫌悪なのか、
はたまた技巧的(CGとかではない)映画術を知らない私の無知ゆえか・・・。
技巧的に優れていたかもしれませんが、
私は前述のエモーショナルな部分、
“感情的に登場人物にノるかソるか”が自分の中での
映画に対する尺度だと感じました。
大好きなデヴィッド・フィンチャーだからこそ考えてしまう
そんな映画でした。
期待が大きい分…でも〇
うーん
微妙・・・
レンタルDVDでよし
他のレビューでテンポがよく気づいたらエンディングとありましたが、自分はただ単に強弱のないストーリー展開に非常に退屈しました。
そしたら急にそれぞれのその後のテロップが入り「あ、ここでおわりか」という感じでした。
普通に興味深い作品ですし、音楽もよかったし、マーク役のジェシー・アイゼンバーグの無表情さも面白かったです。
ほとんどがノンフィクションだという点で5点満点はつけれません。
これがオリジナルの脚本、話であれば別ですが。
この作品の前に「RED」を鑑賞したのも理由かもしれませんが、家のテレビで十分かとおもいます。
1800円は高い…
なにより腹が立ったのはパンフレット!
作品のテンポを盛り上げたトレント・レズナーに関する記述が全くないんです!
mixiの関係者インタビューで6ページもつかっとるんですわ!
別に興味ない!
チャレンジ
いい奴なのか?やなやつなのか?
2月1日、バルド9にて観賞。
今日も観客のマナーが悪いというか上映ギリギリになって席へ向かう人が多くウンザリしました。
冒頭の彼女との会話で早くも主人公が人付き合いの下手な人物であることが容易にわかります。
主演のアイゼンバーグ、いいですねぇ。
にっくきウィンクルボス兄弟が何と一人の演者さんがやっているということも後で知ってびっくりしました!
金にものをいわせて学園長に談判するものも、バッサリ切り捨てられるところとか気持ちよかった。
フェイスブックは海外の友人に勧められ少し始めましたが現在あまりみてません。この映画もフェイスブックが何たるかをぜんぜん触れてませんねぇ…。
細かいディテールがすごいらしいですがあまりわからないので正直ポカーンとする作品でした
感想は…「友達は大事にしなきゃ」ですね!
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