「CG映像は美しいが…」プランゼット aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)
CG映像は美しいが…
たった一人で「惑星大怪獣ネガドン」を制作した粟津順監督に、CGクリエーターたちが協力して作り上げた新作。
予告編でも見た通り、CG映像は美しい。人物CGもよくできている。(予算の関係からか、登場人物は6人だけとちょっと寂しい…それに女性キャラがあまり魅力的ではない)
西暦2047年が舞台だけど、主人公大志の明嶋家の応接間にあるクーラーやテレビなどの家具や電化製品は昭和の時代物だった。
昭和百年を舞台にした「惑星大怪獣ネガドン」の世界を引き継いでいるらしい。
物語は、人類が突如現れた地球外生命体FOSの侵略により滅亡の危機に陥って、富士山麓の日本方面軍が存亡をかけた反撃作戦〈プランゼット〉を行うところ。
残された主人公の大志ら三人は、作戦を支援するため〈GL〉と呼ばれる飛行ロボットに乗って出撃する…。
CG映像は確かに綺麗。ロボットメカの動きもCGとしてはよくできてるが、アニメで見たことあるような…ストーリーも「宇宙戦艦ヤマト」などよくある宇宙からの侵略もの。
たった6日間で人類を滅亡の危機に追いやるくらいの圧倒的な破壊力を持つ敵に立ち向かう人類の最終兵器は、これまた超然絶後の巨大で強力なもの…こんなすごいものがあるのに、なんで最初から使わないのか…って思ってしまう。
CGの制作費の都合もあるためか、53分しかないのだけれど、ストーリーにもう一捻り欲しかった。
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