「イタさの極み。」さんかく ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
イタさの極み。
チラシやポスターを観る限り、もっとほのぼのとした
のほほん系だらしない男の浮気物語かと想像していた。
が^^;これはまた…凄いホラーを観てしまった感がある。
うん、恋愛映画はこんな風にホラー化もするんだ。(爆)
この監督…かなり想像力があると感じる。
特に説明もなく、会話がポンポンと進み、意味ありげな
映像のエロ味?このねぇ^^;まぁ無防備というか確信犯と
いうか、15歳って、色気と無邪気の境目みたいな感じを
本当に巧く出せている。この…AKBの小野さんですか?
この子、普通に小悪魔できてますね。この先怖いです。
おそらく高岡くん、演技以上にドギマギしてますから^^;
さて…個人的に恐怖を感じたのが彼女役の田畑智子の
あの、変わりよう。だんだんとエスカレートしていくのが
もうイタイのなんの!でも女って、こういうところある?
自分に経験がないからなんとも言えないが(爆)
いわゆるストーカーに走る元カレ・カノというのはこうして
歯止めが利かなくなるんだろうか…などと思いつつ。。
案外しっかり者に見えたのに、いきなり変わって驚いた。
しかしこの、アンタが悪いんだよ!的などうしようもない
バカ男を演じた高岡くん。悪いけどホンっト良く似合う^^;
も~あの車!あれだけで彼の人間性が分かりますね。
バカ男と思わせる全ての要素が詰まっているというか。
後輩への態度といい、職場での態度といい、どれも最悪。
いくら友達が少なくたって、こんな男のどこが好きなの?
まぁ…マルチを見抜く目だけは、あったみたいですが^^;
規模的には非常に小さい日常話になっているため、
これ、どこなんだろう?駅?田舎?なんて想像も膨らみ、
ゲスト的に出てくる懐かしい顔も、それらしくて笑える。
どうしようもないオトナ達をさしおいて(爆)
意外と冷静に恋愛を分析する中学生達の台詞にも驚く。
だよね、気付かないといけないよね、オトナなんだからx
この監督、何かと三角関係にするのが好きなんだろうか。
なんか前作もそういう親子と他人の絡みだった気がする。
今作を観て、うわ怖いなぁーとか、バカバカしい奴らだ~
なんてゲラゲラ笑っていられるうちが華かもしれない。
いつ自分がおかしな行動に出てしまうか分からない?
という恐怖汗が今作から流れるほど出てくるのである。
(教訓:マルチと小悪魔と柔道技には注意。どれもイタイ…)