「アニメーションとしてのクオリティが高い」機動戦士ガンダムUC episode1「ユニコーンの日」 その辺の草さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アニメーションとしてのクオリティが高い

2021年1月11日
iPhoneアプリから投稿

ガンダムはそこまで詳しくないので、内容の細かい良し悪しに口出しはできない。が、アニメーションとしてのクオリティを考えると、間違いなく傑作の域に入る。

作画が非常に良い。エンディングに載っている多くの技術者の手によって、丁寧に作られていることが伝わってくる。例えば、ep1のクシャトリアとジェガンの戦闘は、ガンダム史どころかアニメ史にも残る秀逸なシーンだろう。

演出力にも感服した。感動的な場面、盛り上がる場面の緩急が絶妙。キャラは個性的で、それぞれが宇宙の中で使命を貫いている感じがした。セリフひとつひとつに重みがあり、常に引き込まれた。エンディングの入り方も秀逸。

音楽も素晴らしい。的確なタイミングで流れる奥行きのあるサウンドが、演出を魅きたてている。各epのエンディングは、全てガンダムの世界観にマッチしていた。

話の内容も面白い。各epがいいところで終わり、続きが気になってしまう構成。設定がしっかりしていて、目的も明確なので話について行きやすい(※1回の視聴で完全に理解するのは難しい部分もある)。
全epを見終わった後、なんとも言えない達成感のようなものを感じた。

ガンダムを知らない初見でも十分楽しめると思う。ただ、これを見たら他のガンダムシリーズがチープに感じてしまいそう(笑)

アニメ多め