宇宙ショーへようこそのレビュー・感想・評価
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宇宙の可能性と子供の良い無邪気さ
子供の豊かな感性や無邪気さがとても良い方向に出ている感じでした。観る前は2時間以上あるのかーって思っていたけどとても早い2時間でした。
正直ストーリーがベタベタだった所もありますがやはり途中のみんなの意見のすれ違いだったり、そこから仲直りしてより一層友情が深まる感じが良かったです。
そして設定もとても面白く実際の所あんな世界があってもおかしくはないなぁと思いながら見てました。我々地球人のように知性を持つ地球外生命体がいてもおかしくないはずですそれは我々地球人自信が証明しています。そしてその中に我々より技術が進んでいる生命体がないとは言いきれないと思います。なのでこの広大な宇宙にないと言う方が難しいと思います。
話は戻りますがこの映画は宇宙の可能性や無邪気な子供のとても良いところがみれるいい映画なのでこの映画は是非見るべきだと思います。
幻想風景を堪能!!
大長編ドラえもんをやたら丁寧にして、ひみつ道具というチートをなくしたような映画という印象です。往年のジブリのような夢のある力作だと思いますが、キャラクターデザインがあまり可愛くなく、時間も長く淡々と進むので好き嫌いが分かれると思います。幻想風景を堪能できますが、食べ物はバーガーやコンビニのサンドイッチなので、アニメーターの皆様の苦労が伝わってきます。2017年現在は劇場用アニメにだいぶ注目が集まっているので、劇場新作と遜色のない本作が2010年の作品というのは早すぎた気がします。
最後ちょっとうるっとした
途中から子供に無条件に親切な人が現れ、しかもかなり命がけレベルで、非常に都合のいい話だなと思った。意味の分からないところもいくつかあった。でもそれでも子供が懸命に仲間を助けようとしている姿は感動的だった。
何故、もっとヒット&話題にならなかったのか?
素晴らしいアニメーション映画だと思った。
まず、オリジナル作品なのがポイント高い。
昨今の劇場アニメーションのオリジナル作品の少なさときたら!
ストーリーも、まるで映画ドラえもんを少し大人向きにしたような、ワクワク楽しい宇宙冒険物語。
心に響くセリフやシーンも幾つかあった。
登場キャラクターもそれぞれ個性があってイイ。
(一応)主人公・夏紀は活発で魅力的だし、周とのぎこちない姉妹関係にも感情移入出来た。
ポチの二枚目半ぶりも良かった。
そして、宇宙ショー。
カラフルで独創的で、まだまだ想像力豊かな表現が出来るのだと感心。
冒頭と最後の田舎の風景もノスタルジックが漂う。
少年少女のひと夏の冒険と言うと、「サマーウォーズ」が思い浮かぶ。
さすがに「サマーウォーズ」の興奮・躍動には一歩及ばないが、本作も負けじと家族で楽しめる作品。
もっともっと、ヒット&話題になって欲しかった。
(何故、先日の日本アカデミー賞アニメーション候補にならなかったのかが信じられない)
TVシリーズにできそう
田舎の少年少女が、その田舎とは正反対の世界で冒険…というところで、昨年夏の『サマーウォーズ』とちょっとかぶってる気もするが、まあ、それは単に製作期間の都合であちらが先に公開されただけのこと。
しかし『サマーウォーズ』同様にとても田舎の描写が美しくてウットリ。そこから一転して宇宙都市のきらびやかさ、楽しさはワクワク。作画はとにかく丁寧だし、子供の冒険物語だけど大人が見ても楽しめる。いや、むしろこの贅沢さは大人ファン向けなのかも…。
上映時間の長さも大人向けではと思ってしまう。監督が初めての劇場作品ということだけど、そこがやっぱりちょっと映画を作り慣れていないのか…という気がして、TVシリーズでやったほうが、よりよかったんじゃないかなと思ったのでした。なにかこう、全体的にTVシリーズ1話1話に区切れそうなエピソードが多い。バイトの話とか。あのへんは、それぞれの子を主人公にした話で、毎週1話ずつできそうですもんね…。
そこだけが残念といえば残念ですが…。この時代でオリジナルでやろうとしたこと、妥協してない感はとても伝わりました。それだけにちょっと詰め込み過ぎちゃったのかなとも思うんですが。
世界観は魅力的で、舞台となる星がもっといっぱいあって、やっぱりTVシリーズにできるんじゃないかと思う。あの子たちの物語は一応ちゃんと完結してるけど。
顔が…
それなりに楽しめたけど長さの割には物足りない
ポチと悪役の関係や、悪役の人となり、宇宙ショーを始めるに至ったわけなど、そういうのを子供たちが冒険しながら解き明かして、その上でクライマックスに向かって行った方がいいんじゃ…
子供たちの心の動きに重きを置いてるのかもしれないけど、説明不足だった。
上映時間は結構あるのにな…と、なんとなくバランスがわるい
絵柄は電飾や田舎は綺麗だったけど登場人物が犬を含め、ほとんど同じ顔してる。特に目元。
なのでアイドル志望の子が髪おろしてるとき、誰? ってなります
声も聞き分けづらい似通った感じだし。(声優の演技が云々ではなく)
それなりな楽しめたけど、だいぶ残念。
子どもが観ると楽しいアニメだけれど、
全校生徒が5人だけ!? の田舎の小学校。幼なじみで兄弟姉妹のような彼らだけの夏休み合宿だったが、犬のような宇宙人を助けたことで、ジャングルジムごと宇宙に旅立つことになった!
月の裏側には、吃驚仰天する光景が…。「パブリカ」で描かれたような豪華絢爛で電飾鮮やかな世界が広がる。
夏紀と周(あまぬ)の姉妹は、ちょっとしたことで仲たがいしていて…兄弟姉妹のいるものには、似たような経験があるのではないか。
彼らは地球に帰るための旅費を稼ぐために、それぞれがはじめてのバイトをすることになるのだが、子どもたちに働くことの意義を教えるところは、「千と千尋の神隠し」と同じか。
地球にはふつうにある、日本人にはなじみ深いあるものを巡り、宇宙をひっくり返す大騒動が巻き起こる。
星間航行する乗り物が、「デューン砂の惑星」に出てきたやつのオマージュか。
子どもが観ると楽しいアニメだけれど、子どもにスーザン・ボイルがわかるか疑問。そこは世界公開を考えてことだと思うが…。
力作止まりの、されど力作
拙ブログより抜粋で。
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まずは目を惹く煌びやかで美しい美術。
おもちゃ箱をひっくり返したかのような個性豊かな宇宙人たちのキャラクターデザイン。
作品世界を盛り上げる壮大で楽しい音楽。
内容的にもジュブナイル映画として申し分のないストレートな冒険活劇。
製作者の並々ならぬ意気込みは伝わってくるし、やりたいこともよくわかる。
なおかつ多くの面でそれらは結実しているとも思う。基本的には賞賛したいほど、よくできたファミリー向け娯楽映画だと思うのよ。
でも、やりたいことを欲張りすぎで、いろいろと消化不良を起こした。
(中略)
観客を愉しませる様々なアイデアが盛り込まれ、いたるところでSFとしての快感=センス・オブ・ワンダーも感じるのだが、どうも細かいギミックにしか目がいっておらず、宇宙サイズでのSFロマンは描けていない。
異星の異文化を覗き見る愉しさはあるんだけれど、この修学旅行は地球から遥か離れたところへの旅行なんでしょ。その星から星へと移動する移動感が今ひとつ伝わってこない。
光速より早く移動する“超速”の科学的なまっとう性は適当なファンタジーでかまわないと思うけど、その“移動時間”はちゃんと描いかないと。パッとカットが切り替わって、地図上で「はい、ここに来ました」って言うだけじゃ、その距離感は伝わらない。
この移動もそうだけど、どうも時間配分が映画的じゃなく、30分の連続テレビアニメ5話ぐらいを一気に観させられたような“いびつさ”を感じるのよ。
一週ごとのテレビアニメなら超速で出発したところで「続きは来週」となって、次週到着したところで始まれば、その一週間のリアルな時間が移動時間を補うけれど、この映画での描写は、どこでもドアで瞬間移動したかのようで、超速の凄さを表すどころか、宇宙スケールのはずの世界観を結果的に狭くしてしまっていると感じた。
出発前の村川村や前半の月での、映画としては“雑多なこと”の時間が、全体のバランスから逆算して長すぎでダルい。
逆に悪役がらみの情報を後半に詰め込みすぎで、わけもわからないうちの急展開がやたら駆け足に感じる。
クライマックスをこういう展開にするつもりなら、前半でのアルバイトとか完全な寄り道じゃない。
いや、何度も言うけど、そこで観客に見せたい「子どもたちの体験学習」て趣旨はわかるんだよ。だけどそこは心を鬼にして切り詰めるべきでしょ。
その一方で後半へ向けた伏線はおざなり。というか、伏線の張り方が下手。
大勢の宇宙人が誘拐されてるってことを、たった一言の説明ゼリフだけですませるから、突然突きつけられた強制労働はあっけに取られるだけ。
クライマックスに語られる夏紀の周に対する思いも、それ自体は感動的なんだけど、それまでにそれを気に掛けている描写がろくにないから、これまた説明ゼリフに頼った最低の脚本に映る。
(中略)
思わず否定的なことばかり並べているけれど、最初に書いたようにアニメーションの自由さ、楽しさを存分に発揮した素晴らしいアニメ作品だとは思うの。
ただ作り手の思いを制御しきれずに暴走した感が否めない。これでは映画としては力作止まり。
でもまあ、観ようかどうしようが悩んでいる人がいたら、観ておけって言う。
この作品から滲み出た「こういう映画を世に送り出したい」っていう思いに、最近じゃなかなかお目にかかれないほどの圧倒的な力を感じたのも本音だから。
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