ザ・ウォーカーのレビュー・感想・評価
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アメリカの再生、身勝手な
タイトルやあらすじからすぐに何の話かわかっちゃうし、なんかしょっぱなから表紙見えちゃうのですが、この物語はなんだったんでしょう?
「ある本」(笑)を西へ運ぶ謎の男Eli。崩壊後の世界を西へ向かう彼はフロンティア精神の象徴以外の何ものでもない。しかしよく考えてくれよ、その本はアメリカのものじゃないでしょ、某ジェームズだってイギリス人でしょ。このいちから世界を創世するというテーマはいいのだけれど、アメリカのエゴを感じる作品でした。内容的にはまぁまぁ面白かったのだけれど、オチもちょっと無理くさいしボス詰め甘いし。
映画の雰囲気が好き
SFでは結構お約束の文明退廃後の世界を舞台にしたアクション映画
やり過ぎ感も否めないけど「いかにも」な文明退廃の映像は見ていて面白かった
ただ西洋人的価値観というものに共感できないためか、
主人公の運んでいた本の価値がそれほどあるように思えないのが残念だった、映画の中でその力がどれほどのものなのか描くべきだと思った。思想臭いとかそういうレベル以前の表現の問題でつまずいている感は否めない。
意外にもグロテスク、エロティックな表現は直接は出てこない。
SFを期待して見てみると大したことがなくてがっかりするかもしれない。
もったいな
本の内容は観る前から予想ついてました。内容はね…。
まあアメリカだし…。
でも盲目っていうのはわかんなかったなあ。
だって主人公普通に戦っちゃってるし…普通に歩けちゃってるし…。
そらわからんて。
匂いどうこうの伏線はあったみたいですけど、それは必要でしたかねぇ…。
アクション映画として質は十分だと思うので、あのオチが来た時は「もったいないなあ」と感じてしまいました。
実は主人公が○○だった!みたいなのって、サスペンスとかで使えばけっこうな武器になって大ヒットすると思うんですよ。演出が良ければですけど。
叩かれまくりのジョエル・シュマッカーとシックス・センスをいまだに引きずってるサンペンス好きなんかをみると余計にそう思います。
なのでさほど驚きはなかったですね。むしろ前述のアクション要素のせいで合点がいかない部分のほうが大きく、オチが霞んでしまったような気がします。
あのざらついて渇いたような独特の映像はかなり良いと思うので、マッドマックスのような近未来アクションに徹していたほうがより名作になったんじゃないでしょうか。
感動的、究極的な殉教者の在り方を瞼に焼き付けろ!
考えていた内容と違っていて良い感じの裏切られ方でし。
久しぶりに洋画で一本とられました!
まず出演者、ストイックなウォーカーを演じる
デイゼル・ワシントンはさすがのたたずまい。
アクションもきまっている。
全体を演出するトーン色の色褪せた近未来の映像が、
なかなか良い。監督やるなぁ。
脚本も細かいプロットも散りばめられていて
飽きさせなない。お見事でした。
そして最後のオチが又、最高。
いやーやられた、デイゼル・ワシントンカッコ良すぎ。
神は人々の心に宿り、又一人のウォーカーが誕生した。
次回作期待です。ぜひ戦争直後の謎も明らかにしてほしい。
色がすき
何となく棚を眺めて気になったので借りてきた一本。
宗教色とともに、社会風刺がなかなかきいてる一本。
ある日空に穴が開いて、世界は滅びていった。
そしてそれから30年、ひたすら歩き続け西を目指す男の話。
男は本を大切に持ち運んでいる。
そして敗退した世界で、小さな街にたどり着く男。そしてその街を治める男は必死に本を探していた。
冒頭から彼は「臭い」に敏感だった。
そしてどんな人間とも一線を画する中で、盲目の女性に対しては少し興味を抱いたような……声を掛ける。これが面白い伏線の一つ。
本の内容は、彼に食前の祈り教えてもらった街の娘によって判明します。
そうそれは世界が滅びると同時に人々が一番に破棄した本……聖書。
男は神の導きでタダひたすら西へと向かっていたわけです。
世界は空に穴が空いたことによって紫外線が降り注ぎ何もかもが乾いた世界。
そんな色が見える世界の色は凄く好みでした。コントラストの強い、そして色彩が限られた世界。
個人的にその色だけでもカナリ興奮したのですが(好みだったので)何よりアクションシーンがそれを際立たせていてよかった。
シルエットだけが数人の男をサクサク倒していく姿はカッコイイ。まるでゲームだ。
最後彼の本は奪われてしまう。
だが彼は無事に本を有るべき場所へと持っていく事に成功する。
使い古された本。
だからこそ大切な本。
オチにニヤリとしながらも、この主人公は黒人であり、独裁者である本を奪う男は白人であるということ。
武力によって更なる力を得たり、また弱者を踏みにじるやりかた。
そして人々が今まで捨てていた物を、この世界の人々は有難がって拾い集める。
これらが公開された当時を考えると結構痛烈な社会風刺も入ってんだろうなと思いながら見てました。
気分で借りたものでしたが、個人的にヒットでした。
こんな世界観すきです。
デンゼル大好きです。彼の作品には常に上品な質感があります。サブウェイはイマイチでしたが、彼の作品にはハズレがありません。今回の作品は、とても宗教色が強い作品ですが、独特の世界観と音楽がとてもマッチしていて展開もあきませんし、最後の展開には面白く二回楽しめる映画です。私はクリスチャンでもないですし、宗教には興味はあってもとてもじゃないですけど、組織の一部にはなれませんが、強い信念は大好きです。信念がときに導いてくれる。それを神とは思えませんが、信仰心は大切だと思う映画でした。
勝ケンシロウ!
ほほ〜ん
そうきましたかー!
本だけにね(涙)
本当にびっくり その本には、そりゃ目が点になりますわ(苦笑)
世紀末を思わせる灰色の世界 淡々と進む展開 悪くはないけど…
疲れます。
ラストの展開には こちらも 目の前が真っ暗に…
結果オーライとはいえないだろ。ちとイーライラ。
30年も
あるいたわりには
あるいておらず(アルカトラズ)…
おあとがよろし… くないようで
全ては
本のせいっしょ!(怒)
日本のあの作品の影響が濃厚に、、、
全編セピア色で表現した映像は崩壊後の地球の殺伐とした雰囲気を上手く演出する効果がある。ストーリーの機軸はアメリカ人好みのキリスト教的な信条を満足させるもの。謂わば、キリスト死後の弟子達の伝道の旅路のような行程を、聖書的終末後世界においてなぞらえたものであると思われる。
しかし、この映画の作者は、日本映画やアニメを相当観ているのではないかと思わせるシチュエーションが随所に見られた。旅路のプロセスで出てくる様々な人間達の在り様などは、『北斗の拳』を思わせ、主人公のキャラクター設定には、明らかに『座頭市』の影響が感じられる。
観る前に想像していた以上に日本人向けとは決していえないメインストーリーではあるけれども、日本人が観ていて思わず、はは、と思わせるシーンが盛り込まれていて、それなりに楽しめる作品ではある。
多分、日本人の感性には合わないと思われ
デンゼルワシントン・ゲイリーオールドマンと渋い2人の俳優が出ていて、期待度大。しかもこの作品で初めて知ったけど、ヒロインのミラクニスもとても美人だった。
出演している人達は凄く良かったんだけども、根本的な所で感情移入出来なかった。ネタバレになるので書かないけど、本がなぁ、、、。映画を見る前から、ひょっとして本てあれかなぁ?そうじゃないといいな。と思っていたら、まさしくあれだった。日本人の俺にはいまいち有難みが伝わらない。しかもその本が何か分かってしまうのも、早過ぎるように思えた。
それとデンゼルワシントンのアクションシーンも若干無理があったかな。ちょっと神懸かりすぎ。
後、世紀末的な逼迫間がいまいち感じられなかった。そこらへんはわざとそうしている感もあるが、逆にそのせいで余計に本の重要性が伝わらなかったですね。
見終わった後も特に余韻に浸れなかった。
全体的に静かな映画なので、いっそのこと無声映画にすれば面白かったかも。
ま、特に良くも悪くも無い映画ですね。
もう一度言うけど、出演者は凄く良かったなだよなぁ。
私はすきだった!
私はけっこう好きでした
シャンプーはこんなにも大切なものなんだとか
捨ててた物がこの時代奪い合いあう…
無理やりだという評論は多いけど今の時代忘れている気がしました
ジャンヌダルクみたいに
声が聞こえて導かれてるのはすごい神秘的だったしこういう人もいるのかなあと思った
あとお嫁さんにボスの娘が欲しいっといった人が
娘は知らず、その人を殺しちゃうというのが運命の残酷さがでててよかった
30年歩き続けてたのは
何歳から歩いてたの?って不思議すぎた…
人間の弱肉強食さがでてて私はすごく好きだった
えぇっ、それって、無理があると思う。
予告編や紹介ではその本が何なのか、明かしていなかったが、最初の方で何かを明かされ、まずガクッ。へぇ~その本っていう感じ。で、ラストでガクガクッ。あまりにも無理がある設定だし、伏線も何もあったもんじゃない! なかなか本の中身自体は見せないっつうことはあるけど、でもねぇ。あんまりじゃん。主人公の動きとか、うそっぽすぎる。ニコラス・ケイジの映画だったら、ありかと思うけど、デンゼル・ワシントンが出ているので信頼して観たら、裏切られた感じ。まぁ、西洋人なら納得の内容なのでせうか???
やはりそちらサイドのお話ですか…
『マトリックス』のジョエル・シルバーがまた兄弟監督を起用した(前の方々は途中で兄妹か姉弟に変わりましたが…)アクション映画です。主演はデンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンで、本を運ぶ話だとか。地味すぎる…。
その本は一体何なのか?というのが焦点ですが、なんとなく当たってしまうでしょう。ただ、予想とは若干バージョンが違い、それで独裁者役のゲイリーさんがこの世の終わりの様な顔をしますが、だから何やねん、と大方の日本人は感じてしまうのでしょう。
また、見所として挙げられるアクションシーンですが、どこかで観たことがある様な雰囲気で、あの映画の二番煎じかいなと、ザ・ラストやなかったんかいなと、ここには驚きます。開いた口に虫が2、3匹入りそうでした。
その筋のひとたちには感動作なのでしょうか。どこぞの引越し屋さんより荷物への責任感もあっさりで、もっと真心こめて運んでくれと、クレームを入れたくなります。さらに、きっと衝撃を受けて欲しいんやろうところが八景山も真っ青の堂々としたパクりで、その意味で衝撃の一作です。
ザ・中途半端
期待していたのですが・・・。ちょっと残念でした。
上映が終わった直後にこう思いました。
「じゃあ今までの犠牲は何だったんだよ」
もちろん、本が点字だったのには驚きました。
この映画で一番の見所でしょう。
ですが、そこで疑問。
盲目でないなら最後の目のドアップのシーンはいらない。
盲目であるなら、冒頭で首吊り男を発見した時何故驚いたか。
因みに自分は盲目だと思ってます。(…ってのを前提に話させていただきます。)
盲目なのにあれほどの活躍、そして旅ができるでしょうか。
盲目を感じさせないアクションシーンはまるでデアデビル。
そういう設定はこの映画に不釣り合いではないでしょうか。
イーライを導いた "声" もそうです。
いろいろと設定に合わないところがあって残念です。
話を少し戻しましょう。
「じゃあ今までの犠牲は何だったんだよ」
彼は聖書を何が何でも届けるという信念を持ってました。
それはいいのですが、全部暗記しているのなら関係ない人間を巻き込まなくて良かっただろう。(ま、現本を届けたいのは分かるが)
そこで評価ガタ落ちです。
この映画・・・根本から何か間違えてます。
ただ、予期せぬマルコム登場に少し得した気分。
どうなんだろう。。。
久しぶりのゲイリーの悪役ぶりが観れると期待しすぎたのか、ゲイリーはまあ良いとしても、ストーリー的に、なんだかなぁという感じ。ありがちな設定だし、途中から先が見えてきちゃうし、心地よい裏切りも無かったし。。。単純な娯楽映画としても物足らないし、かといって、何かを訴えたかったという強さも感じられず、残念賞。
薄皮一枚分の佳作
主人公の強さや性格といった「かっこよさ」、ゲイリー・オールドマンにありがちな敵役、荒廃した世界になぜかよくいる美女など、設定のどこをとっても過去のステレオタイプから抜けきらない甘さが、せっかくの綺麗な映像を「単なるアート指向」以上のものにできないでいる。目標が「カッコイイ映像」を撮る、それ以上でもそれ以下でもなかったような印象。ただ、キーとなる本の「仕様」にもかかわってくる主人公の「秘密」は、それまでの刷り込みや微妙な伏線が奏功して意外に驚かされる。その薄皮一枚分、映像だけの映画とは別格だが、それに全てを委ねられるほど斬新とも言えないところが、手放しで高評価できない点でもある。
よくわからない「ザ・ウォーカー」
デンゼル・ワシントン、ゲーリー・オールドマン、ミラ・クーニス、
ジェニファー・ビールズ、マルコム・マクドウェル。
**
時代は不明、場所はアメリカ。戦争が終わって少なくとも30余年。
一人の男(デンゼル・ワシントン)が、旅を続けていた。
この後、長く男の名前が明かされることはないが「男」では書きづらいので、
エリ(ELI、英語読みではイーライ)と書く。
すべての文明が崩壊した世界。
エリは死体をおとりに猫を狩り、不逞の輩はあっさり切り捨てるような男。
一冊の本を後生大事に持っている。
エリはある町を仕切る悪役、カーネギー(ゲイリー・オールドマン)に、
本の正体を知られるが、それこそカーネギーが長年追い求めている本だった。
そして、その本を巡って壮絶なバトルが始まる。
果たしてその本は、エリの目的は何なのか。
**
本の正体は容易に想像がつくし、そのこと自体が物語の謎というわけではありませんが、オチは意外。
私自身はそれになんの思い入れもないので、どこまで大事なものかの実感がない。
エリ(イーライ)がなぜ使命を与えられたかはよくわからない。
Kマートの店員に過ぎないと言うと語弊があるが、
一般人のエリがどうやってあれだけの能力を身に着けたのかは疑問が残る。
**
ジェニファー・ビールズはずいぶん印象が変わりました。
出ているとき気が付かなかったので、
マイケル・ガンボンの名前をクレジットに見たときはちょっとびっくり。
しかも、フランシス・ド・ラ・トゥールと「ハリーポッター」の校長コンビとは恐れ入った。
ラスト近くマルコム・マクドウェルの登場でクレジットに名前を探したが見つからなかった。
(IMDBによればノンクレジット)
終末感を壊す綺麗すぎる眉
映像の加工やセット&衣装、風景で終末感は良く出ている。しかし、ミラ・クニスの綺麗すぎる眉毛と肌を見ていると雰囲気も消し飛ぶ。で、たどり着く場所が文明再起の地という結末が「アイ・アム・レジェンド」と同じで、またまた気分が殺がれる。娯楽作だからこうじゃないとダメなの?
デンゼルは・・・いつものデンゼル(良い意味で)。特に言及することがない。ゲイリー・オールドマンの役柄は面白い存在になりそうなもんだが、結局、ヒステリックな悪党に落ち着いている。彼の演技がそうなのか、脚本が悪いのか。バイブルを心底から信じている狂信的独善者にすれば面白く、かつ深みが出ただろうに。ガンボンとデ・ラ・トゥールの英国ハリポタ食人夫婦は面白く使えそうだが、無駄使い。
会話のたびに眠くなるのは、私がキリスト教の深淵に興味がないからか?この内容で118分は正直きつい。
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