「ラストのせいで中途半端な出来に」ザ・ウォーカー 広谷賢次さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストのせいで中途半端な出来に
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「マッドマックス」「北斗の拳」をほうふつとさせる設定の近未来アクション。ストーリーは「用心棒」と「座頭市」が混ざったような感じ。これで面白くならないはずがないのだが、見た後、どうもスッキリしない。それは、やはりラストが弱いからだ。娯楽映画だったら、敵をしっかり倒して終わるというのがルールだが、本作ではそれがない。主人公の目的が敵を倒すことではないにせよ、やはり敵を倒してから、目的を達成させる構成にすべきだったと思う。設定、キャラクター、ストーリー、どれもまずまずだったのに、ラストのせいで中途半端な出来になってしまったのが残念でならない。
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