アンストッパブル(2010)のレビュー・感想・評価
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王道のパニック映画、中身はないけれど、すごく面白かったです。
久々に見た王道のパニック映画でした。
パニック映画は、テロリストみたいのがからんでこないストーリー(できれば天災より、人災の方がいいと思う。)が、王道だと思います。
この映画は実話が元になっているらしいけど、整備員のちょっとしたミスから、単なる列車が、全長800mのクライスラービル並みの、超重量級ミサイルに変わるというところが面白かった。
すべてを吹き飛ばして、ばく進するスピード感がすばらしい。
見せ場が、最初から最後までノンストップで続いていき、まったくあきないし、実話が元になっているだけに、おかしなところがほとんどない。
CGはあまり使っていないようでしたが、逆にCGを使わないことによる現実感の方が勝っていました。
音楽も単なるBGMでなく、ビートのきいた曲を、全編で効果音がわりに使っている演出もすばらしかった。
これで何か主張というか、考えさせられるテーマ的なものを絡ませていたらすごい映画になっていたような気がするけど、特に見当たらなかったのが残念。
でも、十分面白かったです。
ど迫力~~!!
地味な印象が強くて敬遠してたんですけど正月休みに観ました。
内容は、手違いで暴走してしまった危険物を載せた列車を止めるって話(笑)
序盤から列車の重々しさが感じられる映像で緊迫感があるので、簡単に引き込まれましたね。
周りのキャラもわかり易く感情移入もしやすいです。
ヒーローの主人公二人も当然プライベートで色々問題があるなか
大惨事を防ぐために命をかける、その姿に簡単に感動できます。
途中鉄道が暴走するシーンもマジでやってようで
撮影中に死人が出てないかと心配になるほどです。
これは凄い迫力です。
実話ってこともあって派手さのないシナリオですが
デンゼルワシントンの好演、鉄道の破壊力と綺麗な映像で
満足度の高い映画です。
お勧めですね。
クリス・パインの奥さん役の女優さん凄くかわいかった。
もう少し出てくれても良かったな
【リンク/連結】
シンプル&スピーディ、そしてパワフルなトニスコ劇場。
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『線路付近に立つ少女が 左手から突如猛進してくる列車に驚く』〜実際にはワンカットのこのショットは「列車を使った左から右へのワイプショット」となっているように、トニスコは 題材と技巧・演出を完全にリンク(連結)させてみせる。 〜これぞトニスコの「要約の美学」!
更にはアクションとドラマをも一元化させてゆく。 それはまるで連結した一本の力強いモンスタートレインの様だ。
デッドエンドへと突き進む暴走列車上に、娘や妻 さらには会社からも厄介者にされた 文字通り「デッドエンド状態の男二人の奮起のドラマ」を一元化させ トニスコはドコまでも突っ走る。
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《劇場観賞》
新鮮な印象
斬新な映像観が新しいトニー・スコットらしい一直線な大作パニックアクション。
暴走機関車を映す視点が斬新で前衛的だ。
とてつもなく激しい映像もほとんど無いにも関わらず特徴的なカメラワークで緊張感を保っている。
こんな面白いなんて!
これはアメリカ版の新幹線大爆破や~!
ただ列車が暴走するだけの映画がこれほど面白いとは、まさに
娯楽映画の醍醐味。小説で同じ話を読んだら、2分で寝るでしょう。
余分なシーンをそぎ落とした贅肉の少ないストーリーから来るテンポの
良さと迫力ある映像に、心拍数は上がりっぱなしです。
デンゼル・ワシントンとクリス・パインの掛け合いも絶妙で、
これは「暴走機関車」を超えたと申しても過言ではありません。
スカッとする映画を見たい時にはピッタリの映画です!
アメリカは常にHEROを求めている
悲劇が起きた時、起きそうな時、アメリカは常にヒーローの登場と、自らがヒーローになる事を求めているんだなぁ~と、改めて感じました。
良い意味では自己犠牲心、正義感、ちょっと意地悪く言えばヒーローになるチャンスを待っている、求めているって感じでしょうか。
もちろん、問題の解決に全力でぶつかっている訳ですが。
観終わって、そんな感想を持ってしまいました。
それはさて置き、デンゼル・ワシントンは相変わらず格好良いっすね。
ベテラン機関士の味のある雰囲気、彼でなければって役でした。
この大事故、彼なら何とかしてくれるって、真剣に思って観ている自分が居ました。(笑)
いくら正義感や自己犠牲心が強くても、自分の職場で起きている事であっても、それを出来るのが自分達限られた人間しか居ないとしても。
もし自分だったら、自らの命の危険と引き換えに、その中に飛び込む事が出来るだろうか?
そんな中に飛び込んでいく主人公二人と周りの人々。
勇気があって、本当に尊敬します。
最後に、今日本で起きている大きな事故と、ちょっと重ねて観てしまいました。そちらの見えない一人一人のヒーロー達にも敬意を。
ベテラン&新人コンビの活躍でスッキリ~♪
週のおはシアは~
(映画紹介の更新、遅れ過ぎぃ~)
“アンストッパブル”をご紹介しました。
実はこの映画、それほど期待していなかったの。
ですが~~~~~
面白かったですホントに
すっごく得した気分でしたよん。
物語は~
人為的なミスで、危険な薬物を大量に積載したまま無人で暴走し始めた貨物列車を
ベテラン運転手と新人車掌の2人が止めようと奮闘するサスペンスアクション。
実話を基にしている、ってことだけでもスリリングなのに
貨物列車のスピード感が恐ろしいほど画面から伝わってきて
かなりの時間、肩に力が入りっぱなし状態ですよ。
でも脚本が上手いんだなぁ。
中盤あたりには、2人の鉄道マンの人間模様が程良く描かれていて
観ていて、まったく疲れません。
会社の損失ばかりを気にする上層部のせいで
事態はまさに危機一髪状態。
運行部長の「余計なことをしたらクビ」の言葉に
ベテラン運転手のデンゼル・ワシントンが
「オレはどうせクビですから。」と答えるの。
彼は解雇通告を受けてるんですよ。
「それなら、尚更なぜ、命をかけてまで列車を止めとうとするんだ!」
と聞かれて、彼の言う一言がとても素敵。
最後はベテラン運転手の感と技、新人車掌のひらめきと勇気が
奇跡をおこすわけなんだけどね。
気分爽快~。やったぜ、ベイビ~(古っ!)ってな感じです。
よくあるエンディングですが、登場人物のその後が知ることが出来るのも
なんだか嬉しい気分になれますよ。
そうそう脇役で鉄道教室の講師でやって来た、鉄道局の役人がいるんだけど
この人がね。良いのですよ。ちょっとスパイス効かせてくれちゃってます。
チェックしてみて下さいネ。
“アンストッパブル”星は~
4つです。
良く出来た『世界まる見えテレビ特捜部』の再現VTRみたいな映画
ニュース中継で列車を追いながら、現状を報告しているスタイルは緊迫感が溢れ、ノンストップで疾走する展開は最後まで息を呑む。
ベテラン運転士のデンゼル・ワシントンの哀愁ある存在感も光る。
しかし、制御が効かない列車が人々を恐怖に叩き落とす物語は、これまでにも『暴走機関車』や『新幹線大爆破』etc.数多くあり、実話を基にした事を売り文句にする宣伝方法にはナンセンスを感じた。
また、線路での追跡が主なため、距離感がつかみにくい。
機関士と交通局との畳み掛けるやり取りがメイン故に状況を把握しづらく、中盤で少し眠ってしまった。
だが、このスピード感が今作の醍醐味なんやなと思う。
ゆっくり走ってたら、途端に『世界の車窓から』になってまうからねぇ…。
機関士コンビ両者とも、家族と疎遠となっていたが、事故を機に、見失っていた絆と云う名のレールを取り戻していくドラマ展開はやっぱり上手い。
「自分はノロノロ鈍行で良いから前を向いて進んで行きたいなぁ…」
と静鉄の車窓に頬杖を突きながら呟いた帰り道だった。
では最後に短歌を一首。
『火を積んだ 暴走列車 鳴く線路 男気背負い 本線を追う』
by全竜
これぞエンターテイメント!
トニー・スコット、久々のホームラン!
単純に面白かった。
余計な描写は省いてノンストップで進み、最後まで飽きずに見られる。
カメラワーク、編集、音響…スタッフの仕事はどれも素晴らしい。
デンゼル・ワシントンの力演は言うまでもなく、クリス・パインも熱演。
2人は間違いなく英雄だが、特別の英雄ではなく、一人の庶民としての英雄。その描かれ方も良かった。
エンターテイメントのお手本!
カメラワークが24
大画面でクイックズームの24カメラワークを多用すると見る方疲れますね。
スピードが出ていない列車をスピード感あるように見せること、機関室でのシーンが長いことへの飽きさせない手法だったのか、やたらカメラが動き過ぎ。
緊張感は相当あって、それはうまくいってると思うが、脚本が詰まらなさすぎだと思う。
超望遠で撮影すると、スピードがわからなくなるという手法は、改めてなるほどなんですが、ヘリから列車に向かっていくカメラは、またかよ!です。
同じ列車密室ものということであれば、伊坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」映画化ならないかな〜
どうなんだろう・・・
大好きなデンゼル・ワシントンが出演していたのと、実話に基づく映画だということでかなり期待してみたけど…。正直、大きく期待外れ(悲)単純すぎるストーリー展開と、無理やり感のある感動の結末…。どうしても見たい人は映画館へ足を運んでもよいかと思うけど、チョット興味があるくらいの人ならDVDで十分かと思います。
バネ仕掛けのスリリング
ノン・CGが話題になっているようですが…。
先入観を持たず(というか情報に疎く、ろくすっぽそんなこと知らずに、単に映画として面白そうだったので)観てみました。
少しずつ少しずつ事態が悪化していっている前半、事態が収拾のつかないところまできていることに人々が気がつきだした中盤、もはやここまで危機一髪をさてどうしのぐのかデンゼル&クリス。
あわてふためく鉄道関係者始め周りの人々の風景は否が応にも緊急事態を伝えるのですが、お互いのプライベートを語り合う微妙にずれる主役の2人の時間帯が朴訥にトリガー・アクシデント的に挿入され、妙なミスマッチとともに、ことの重大さをひしひしと感じさせてくれる不思議な空間。
前フリの異質な感覚に戸惑っていると、場面はいきなり一気にスピード&ヒートアップし、以後は息もつかせてはくれません、終わってみればしっかり手に汗握らせていただきました(なんという、「ナウでダサい」締めなんでしょう、われながら)。
よく組み立てられた脚本、編集の妙、カメラワークの迫真、すべてはプロの仕業でとてつもなく高い水準で構成されているにもかかわらず、まさに裏腹の主役の2人の織りなす不思議な世界が、ノン・CGも相まって、手作り感たっぷりにたどたどしいばかりにスリルとサスペンスのタペストリー。
計算され尽くした上で、随所に遊びと余裕が埋め込まれ、観る者にうさんくささやわざとらしさを感じさせることがまったくありません。
人の手によって精妙に仕組まれた、バネ仕掛けのスリリングとでも表現しましょうか?
クリスパインが好演、とにかく若いくせに妙に抑えがきいてて、僕みたいな映画オヤジがいっちゃー申し訳ないのですが、渋い!映画としての極上のスピード感を決して邪魔せず、それでいて朴訥と、一つ一つのセリフを丁寧にそれでいてエスプリ少々きかせつつ、のすばらしいアシストぶりでした。
ここまでお膳立てされれば、アカデミー男優デンゼル真骨頂でしょう。うらぶれた、それでいて仕事に誇りと確かな技術を持つ男の武骨さを巧みに表現、これまたさすがの一言。
プロフェッショナリズムとたどたどしさとの絶妙の融合、ぜひとも映画館で映像や音響の素晴らしい迫力とともに味わっていただきたい、そんな想いにかられる作品です。
アンストッパブル!!
小さな映画館で観ましたが、「音」がすごかった。
列車のブレーキ音と観客の鼓動、観るもの(私)の心臓の音です。
この映画、終始観るものを支配する感情は「絶望感」です。
暴走する列車がテーマですが、最初のスピードは人でも追いつけるほど。
それを整備士が追いかけるんですが、結局追いつけないスピードに到達。
整備士が列車に置いていかれる時の絶望感は言葉では表現できないくらいのものでした。
他にも鼓動が脈打つシーンは数あります。
主人公が暴走する列車に飛び乗るシーンはもちろん、
その事実を家族が知ったとき、
鉄道会社の役員の絶望感・・。
そういった性質の異なる絶望感の全てが観るものに襲い掛かってくるのだから、スクリーンから目が離せません。
映画において暴走列車というテーマは使い古された感がありますが、
この映画も王道をいっているシナリオです。
クレイジーな状況なのに主人公デンゼル・ワシントンがめちゃくちゃカッコイイ。
輪をかけてリアル感も徹底しています。
CGも多用されていますが実話に着想を受けて作られただけあって気にならないほどの現実感がありました。
ここ10年で観た映画で3本の指に入ります。ぜひ劇場で観てほしいですね。
映画.comの評価が高いのも納得でした。
ちなみに暴走した慣行列車を「コースター」といいます。
先月30日、東京ドームで転落したのはジェットコースター。
こちらは現実に起きた事件という点で、リアルさは負けてませんが映画とは違って救いのないシナリオだったのは皮肉だと思いました。
単純明快
皆様のレビューにもあるとおり、はらはらドキドキして最後はハッピーエンド。
お決まりのハリウッド的な映画です。
こういう映画大好きです。
引退近いベテランと新米車掌のやりとりも面白く、それぞれの事情は軽くおさえたくらいしかありませんが、とまらない暴走電車の怖さが映画館では迫力満点。
実話を元にしていますが、この電車の話は海外ドラマでもネタによくされていますね。
「ほどほど」のよさ
危険物を満載した暴走列車を止めるというシンプルな話。
打つ手打つ手がことごとく失敗し、このまま行けば終点の街が壊滅する!という割に案外緊張感がないのは、どうせ助かるんだろというもっともな予想もせいもあるが、町の人々のノーテンキな行動のおかげでしょうか。
しかし、線路にブルドーザーでも置いときゃそれで終了(『動脈列島』か)となるはずが、そうは問屋が卸さないのは、さすがにハリウッドであります。
助かるとわかっているだけに、予想がつかないという面白さには欠けるので、コーフン度合いもホドホドだが、1時間半ちょっとというこれまたホドホドの尺が、もうちょっと映画を見ていたいという気持ちにさせる。この長さが本作一番の良さといえましょう。
「サブウェイ123」で地下鉄の管制官を演じたデンゼル・ワシントンは、機関士役でもいい感じの演技を見せてくれて、安心感があります。
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