「暴走列車の恐怖感!」アンストッパブル(2010) かつさんの映画レビュー(感想・評価)
暴走列車の恐怖感!
昔、きかんしゃトーマスで、子供のいたずらのせいで、ジェームズが無人で暴走してしまった話を思い出しました(笑)トーマス大好きで録画しまくってたけど、幼心にあの話は怖くて全然見れなかったなぁ。。
、、なんて変な前置きはさておき、物語としては無人で暴走した列車を止めるというシンプルなものでしたが、映像の撮り方だったり、音の表現の仕方だったり、この暴走列車の恐怖感や破壊力がヒシヒシと伝わってくる見せ方になっていて、よかったです。スピルバーグ監督の『激突!』を思い出しました。
ところで、最後にその後の話がなかったんですが、777を前から押し止めようとした機関士のジャッドは死んじゃったんでしょうか??だとしたら、悲劇すぎる。。。
序盤から「スタントンでの脱線はヤバい」と言われてたから、スタントンまでの展開は、よかったんだけど、あの急カーブをなんとか越えた後、次の危険がなにか、どれだけ差し迫った状況かの説明がなく、危機感が伝わってこなかったので、どうも消化試合感がありました。
あと、ニュース報道がエンターテインメント過ぎてちょっと萎えた。「機関車に乗り込むのは勤続26年のジャッド・スチュワート!」とか、「後方の機関車に載ってるのはフランク・バーンズとウィル・コルソン!」とか、スポーツ中継じゃないんだから。。そして、なんであんなにタイムリーに試みようとすることがマスコミに伝わってるの?ああいうのってマスコミには分からないようにするもんじゃないの?(これって、日本的な感覚なんでしょうかね?)もっと、ニュース報道シーンを抑えめにしたら、もっとハラハラしたかもしれないですね。
デンゼル・ワシントン、クリス・パインと、何気に出演陣が豪華だったのもよかった。