「箍(たが)が外れて暴走しまくりのAチーム」特攻野郎Aチーム THE MOVIE マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
箍(たが)が外れて暴走しまくりのAチーム
オープニングでの仲間の救出劇、ここで乗れない人は退席してもらうしかない。漫画でもやらないであろう無茶苦茶な作戦に興奮できる人だけ残ればいい。
そもそも「特攻野郎」は、その大胆な作戦が面白いのであり、映画になって更に飛躍したアクションの連続に、くだらない理屈をこね回していると置いて行かれる。TVシリーズが映画になってスケールが大きくなったという話はよくあるが、そんなのどうでもいいというのが「特攻野郎」。映画になって更にハメを外し、箍(たが)が外れて暴走しまくりのAチームとなって戻ってきた。
あの小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ軌道修正するがごとく、空中の戦車を軟着陸させるくだりは、もう無茶苦茶以外の何ものでもない。コンテナを山ほど積んだ貨物船を使ったクライマックスまで、その暴走ぶりは笑い飛ばすしかない。
よくもまぁ、こんな作品にトップ・クラスの役者が何人も参加したものだ。恐るべしハリウッド! ハリウッドの底力、いや、狂気を見た。(笑)
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