大奥のレビュー・感想・評価
全48件中、21~40件目を表示
男女逆転の社会ってどんなものなのかを見せてくれた
総合:70点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 70
予備知識無しで見て最初は何がどうなっているのかよくわからなかったのだが、男女が逆転した社会ということらしい。男が徹底的に減少した社会ということらしいが、ここらあたりは原作を知らない人のためにもう少し状況の説明をしてほしかった。とにかくここで描かれる女性の支配者がいてそれに使える多数の美男子が控えているというのは、女から見て一つの理想の形であるのだろう。
ここでは男が貴重品になっているから女の代わりに男が体を売っていて、吉原にも娼婦ではなく男娼が並んでいて、昔の吉原同様に病気(梅毒?)らしき症状で苦しみながら死んでいく。こういう逆転の発想はよくありそうだが、貧乏家庭が息子を男娼として売ったり種馬のごとく子供作りに勤しんだりと、それを徹底している描写を取り入れているところが良く出来ている。こういう社会になるんだなと見せつけられて面白かった。
大奥は嫉妬心の渦巻く権力争いの場というが、男同士でもそれを如実に再現しているのもいい。また吉宗がケチ(倹約家ともいう)であり、経費節減のため容姿の優れたものには結婚相手もすぐに見つかるだろうと暇を取らせたとかという歴史的事実をしっかりと取り入れたりというところも、調査をちゃんとしていてただの架空の物語ではないなというのも好感が持てた。設定以外の物語の後半の流れはありきたりでたいしたものではないが、このような設定がどうなっているのかを想像しながら楽しむことが出来た。
美人だがきつめの顔をした柴咲コウが将軍というのはいい選択だったと思う。主演の二宮和也をそんなに美男子とは自分は思わないのだが、彼に自分の地位を脅かされて突っかかっていった鶴岡役の大倉忠義が妖しい美男子ぶりで、自分としてはこちらのほうが存在感があってずっと気に入った。
かつての三国同盟戦争のときはパラグアイの男の人口が極端に減少したらしいが、そのときはこういうふうに体を売る男とかもたくさんいたのかもしれない。そんなことをちょっと思った。
一連の大奥シリーズとは別作品と思った方が良い
何なのこの映画・・・・ジャニオタか腐女子しか楽しめないのでは
ないでしょうか?現に私の2番目の娘:腐女子はキャーキャー言って観てました。
一連の女のドロドロとした情念や人間関係を描いた
大奥シリーズとは全然テーマが違うので勘違いしそうですね。
もしかしたら、狙ったかもしれませんが・・。
美少年?男色?うーんいまいちそう思えなかった。
どうせならHYDEとかGACKT出した方が良かったかも。
どう考えてもちょんまげはねーか。
んでもって女性と男性逆転なんですがその描き方が
中途半端ですね。男は希少なんでしょう?
そうはみえなかったなぁ・・・。
中途半端なシナリオでクライマックスもオチもつまらない。
こんな映画ばっかりやってるから邦画は死んじゃうんだよ。
唯一個人的に楽しめたのは、かわいらしく、着物が似合う
堀北真希と男らしさが板に付いた柴咲コウ。
この二人だけは良かったね。他に見どころなし・・・。
サダヲ仕事選べよ(笑)
悪趣味
何が酷いって、せっかく男女逆転というユニークな設定ながら、それを活かしきれてないのが欠点。
別に男女逆転でなくとも成り立つ話である。
ドロドロ愛憎劇も通常版大奥に比べ全然で、結局イケメン俳優を揃えて美しく撮った、イケメン好きの為の映画に過ぎない。
いわゆる腐女子しか見ないのでは?
演技も所作も殺陣も何と安っぽい事。
このまま1.5点にしようかと思ったが、凛とした殿様・柴咲コウが出て来て、ようやく話に弾みがついたので、0.5点オマケして2点。
良いんじゃない
男女逆転の世もアリかもね。
将軍が女性だとキツいこと言ってもソフトに聞こえる。
この映画は原作がコミックということで、まず発想が面白い。
そして無駄のない流れとキャスト。
見終わって、なんとなく軽やかな気持ちになりました。次作があれば見ます。
発想が
大奥といえば、女のドロドロした争いのイメージですが、男女逆転といった発想は、とてもスッキリとして面白かったです♪
ボーイズラブや嫉妬といった、変な物語でしたが、キャストの選択も良かったと思います。
特に佐々木蔵之介&玉木宏の下の者から憧れる存在感、阿部サダヲさんも、しとやかで脇役として魅力的。
二宮くんも、てやんでい・・・的なお茶目な感じだけど正義感あって男らしく強く優しい男として魅力的。中村蒼くんにKissするシーンもなんか優しさが。
柴崎コウさんも男らしくて良かった。もっと、財政再建を目指す改革の様子や二宮和也くんとの行政改革を行う様子とか描かれたら少し深い話になった気がする〜。
音楽と美術衣装などの色合いも良かった。
背丈と肩幅が欲しいの。
今日のおはシアは~
“大奥”をご紹介しました。
疫病のせいで、男性の数が女性の4分の1になってしまったという設定。
男女が逆転した徳川の世のお話です。
私としては、男性の数が減ってしまったとしても
女性が将軍にまでなっちゃうってさ~・・。と思いましたが
(将軍家が男子のお世継ぎを絶えさせてしまうってアリかしら)
それを言ってしまうと、お話が始まらないので、置いといて~
主人公の水野祐之進(嵐の二宮和也)は貧乏旗本の長男。
どんなに困窮しても、お金の為に息子に身体を売らせるようなことは
させなかった父・母の為に大奥にあがることを決意します。
女性版と同じく、大奥は足の引っ張り合いが横行するドロドロワールド。
そこで水野は持ち前の才覚を発揮して大出世を果たし
将軍吉宗(柴崎コウ)の初めて御伽の相手となりますが
その役目には過酷が条件があり・・というストーリー。
展開はスムーズで気持ち良く剣術勝負の場面があったり
胸がキュンとなる、恋する男女の場面もあったりと
飽きることなく、最後まで楽しく観ることが出来ました。
ニノは本当に演技が上手。瞳の奥でも演技してるって感じ。
べらんめぇ調もとっても小気味良くて。
さすがなんだけど。
けど。
背がさぁ。小さいの。肩幅もなくてね。残念だぁ~。
頼まれれば誰でも断らず、無償で子種を提供しちゃう
って役なんだけどねぇ。男・水野って気がしないっていうか。
もしかして原作もそうなのかしら?
だとしたら私の勝手なイメージですが。アハハ~。
役にハマッていたのは、松島役の玉木宏&藤波役の佐々木蔵之介。
それと加納久通役の和久井映見、御伽坊主の浅野一之もGOODです。
飛ばしていたのは阿部サダヲ。今回はシリアス一直線!
ニノとの2人の場面では泣かせますよ。
お針子の垣添(中村蒼)の「思い出をください。」のシーン。
普通に可愛いです。mammieおばさんは、大好きです。
そうそう小道具さんに頑張って欲しかったシーンがあってね。
大奥の入り口、将軍が御渡になる時に開けられる鍵なんだけど・・。
金ピカなのはイイとして、重みがまるで感じられないの。
オモチャぽいっていうか、軽々しいっていうか。
「mammieってば、細かいトコ見過ぎぃぃ~~」
って言われちゃうかもしれないけどさ。
そこんとこ力を入れて欲しかったデス
あまり期待せずに観にいったからかもしれませんが
いやいや、なかなか楽しい映画でした。
“大奥”星は4つです。(私にしては高評価~)
華やかな、現代への挑発
「木更津キャッツアイ」の演出で知られる金子文紀監督が、盟友である二宮和也、柴咲コウを迎えて描く、皮肉の利いた人間ドラマ。
男性が、化粧をする。この事柄について論じる事が既に男女偏見であることは明確である。乳液、眉毛の手入れ、口紅。「男性」が念入りに自分の身体を手入れするという一点に注目するから異質に映る。
だが、身体を清潔に、美しくありたいという人間の本質を考えると、そう色眼鏡でみる事態ではない。使う道具は女性も男性も同じ。「男性は、もっと質素でよい」と頭を悩める論者こそ、根底は差別主義に繋がると考える向きもある。
本作の「男女逆転」というユニークな挑戦の先には、この問題に一石を投じようとする強気の挑発が透けて見える。
男女の比率を逆転させ、文化の担い手を女性から男性に置き換えたことから展開が動き始めるが、観客は物語を追いかけていくうちに容易に気が付く。
「これ・・男女が変わっただけで、実際の歴史をなぞっていないか?」
そう、ここに本当の意図が見えてくる。
煌びやかに着飾り、女性の将軍様をお世話する男性を肯定する視点には、あくまでも女性の役割をそのまま男性に押し付ける姿勢が貫かれ、「男性だったこうする」という予測を巧妙に排除し、男女逆転から生まれる変動を拒絶しようとする試みがある。
観客が「なんだよ・・・男性も女性も変わらないじゃないか」と落胆すること。これこそ、作り手の目論見である。
「男のくせに」「女のくせに」時代錯誤の文句のように聞こえて、実は今でも日本社会に根強く残る感覚。人気のジャニーズアイドルと女優を押し出し、娯楽として差し出すことで、この感覚を改めて問い直そうとするならば本作が私達に与えてくれる意義もあるだろう。
男性と、女性。その境が曖昧になる現代社会にあって、突如として現れた本作。エンターテイメントという華やかさを掘り返すと、変わり続ける時代にただただ呆然とする私達を挑発し、自問自答を誘発する意識がある。
ニノで、いえ、ニノがいいんじゃない!
再映で観ました。
「ソーシャルネットワーク」を観るには疲れすぎていて、
さらっ!と観れるもの...そう思って「大奥」を選びました。
正解でした。
構成がしっかりしていて、音楽がいい!
私にとって音楽の善し悪しはとても大きい。
「べた」と言われればそうかもしれませんが、私は好きです。
その時々の感情表現を音楽に乗せる。
つい、自分がこの世界に生きていたら「駕籠かき」かな?
「荷物担ぎ」かな?なんて思ってしまいました。
ニノがあと5センチ背が高ければ...
いえ、マイケル、J,フォックスだって、ダスティン、ホフマン
だって...
ニノだからあの江戸弁が冴えていた。
私は特別に嵐のファンではありません。
むしろ、いまだSMAPのファンかもしれません。
でも、ニノの演技力にはいつも期待しているし、納得しています。
願わくば「猫背なんとかしてよ!」と思っていますが。
そのうち地上波で観れることを楽しみにしています。
出演者がみんな確実な演技をしている。
それを観る事が出来るだけでも幸せだから...
うーん、面白かった!
アリだね。
terraはよしながふみさん原作の大奥 を立ち読みしたことがあり
それから映画に興味を持ちました(。・Θ・。)ノ
よしながふみさんが、ボーイズラブ漫画家と知ったのは
大奥 を読んだあとだったんですが
大奥 自体はそんなにボーイズラブ色は出ていなかったと思います。
なにぶんにも、立ち読みだったので…記憶が定かではないけど(´Д`A;)
これまた、それ以上の予備知識を入れずに映画を観たんですけど
なんともまぁ~、ボーイズラブ色の強いことΣ(・Θ・ノ)ノ
少しびっくりしてしまいましたが
まぁ背景的にもアリかな~と思い全然OKでした。
天地明察 の中でも書かれていましたが
昔の武将の中には男色を好む方がいたと。
terraも何かの本で、男性しかいない場所(戦場とか)では
女性がいないので性欲を満たすために男性に走ると
読んだことがあるような…。
でも凄い発想ですよね~!!
大奥が男女逆転なんて。
よしながふみさんって凄い。
ストーリー的には、よくできていて
暴れん坊将軍と大岡越前がミックスされていて
おもしろかったです♪
今度ゆっくり原作を読んでみたいと思いました。
ネタばれOKな方はterraのブログをチェックしてねd(。ゝд・)!!
男女逆転という設定がなぜ必要だったのか
ストーリーも、役者の芝居も別に悪くはないのですが、男女逆転という設定がなぜ必要だったのかわかりませんでした。冷静に考えてみると、もし男女の役割が完全に逆転したら、結局世の中の愛憎のドラマは同じようになるのが当然ですよね。
この作品が男女逆転でなかったら…と、想像してみると、これといって矛盾なく成立すると思います。
となると、単にヒネった設定にしたかったから、あるいはボーイズラブっぽいシチュエーションにしたかっただけなのでは?と勘ぐりたくなってしまいます。
二宮くんは、顔も雰囲気もちょっとなよっとしたお調子者のイメージがあって、そこが逆転大奥に向いているのかと思ったら、剣の達人ですごく男らしい芯の強さを持ったキャラクターでした。私としては、かなり違和感。
柴咲コウの吉宗は、世直しをなさんとする名君らしさがよく出ていたと思います。でも残念ながらこのお話は『大奥』なので、政治家吉宗の活躍は見られません。そこがなんともチグハグな印象でした。
キャストで一番役にハマっていたのは、やっぱり佐々木蔵之介かなあ。
何も知らずに観て、びっくり。
日本に住んでいないので、邦画の情報にとっても無頓着なんです。。
NY-日本の飛行機の中で観ました。
てっきり普通の大奥の映画かと思いきや、
最初の頃は、『?????』の連発。
で、途中で意味が分かったっ!
男女が逆なのね。
うん、題材的には面白い。
どうやら漫画が原作のようで、他の方のレビューを見ると、原作と合わないキャスト、とのことでしたが、原作の知らない私には、キャストは全て良かったと思います。
柴咲コウの将軍役は、まさにはまり役。
毎度毎度、彼女の演技は圧巻ですね。
彼女が出ているというだけで、何でも観たくなってしまうくらい、大好きな女優さんです。
「硫黄島から〜」で活躍した二宮くんにも期待していましたが、まぁ、、、普通。
大好きな阿部サダヲさんは、彼の良いとこが引き出せる役でなくて、ちょっと残念だけど、真面目な役も素敵です。
設定は面白かったけれど、内容はベタな感じ。
ストーリーも読める。
豪華キャストと突飛な設定で、3.5点です。
早くも、続編のキャストが気になる…
これはもともと原作のマンガの大ファンなので、
今回の映画化ももう期待大!!でした☆
ただ、そんな風に期待が大きすぎると
ちょっと肩すかしな結果なってしまうことが多いものですが、
今回は、たしかに最初は主人公を演じる二ノ宮くんが
「ちょっと小柄だし、かわいすぎる??」と違和感があったもものの、
途中からぐいぐいと引き込まれ、きっちり“水野”に見えました。
さすが、演技がうまい!! (上から目線なものいいですみません、、、)
そして柴咲コウさん演じる八代将軍吉宗も、
マンガのイメージだともうちょっと男っぽい
直線的な人を想像していたのですが、
こちらもサバサバと演じて、ぴったりでした☆
でも実は、原作と一番イメージが違ったのは、
阿部サダヲさん演じる杉下です。
大奥の中では若干年のいった古参で、
悟ったような枯れた美形という設定なので、
私は勝手に、今回の映画化では大奥を仕切る藤波を演じた
佐々木蔵之介さんをイメージしていたのですが…
それに、この杉下、原作では今回映画化された部分の続きで、
将軍がうっかり手を出しかかる…となるので、
もし続編が同じキャストで作られたら、
『舞妓 Haaaan!!!』の構図がふたたび?!
今回の映画は好評だったようなので、
そんな続編もきっと作られることでしょう。
そしてたぶん、吉宗が大奥制度に疑問を持ち、大奥の長老を訪ね、
そこから3代将軍の話にさかのぼって…となるのだろうなあ、と。
とすると、次作で気になるのは
後にお万の方となる“絶世の美男子”万里小路有功のキャスティング。
これも、私の勝手なイメージでは、三浦春馬さんか玉山鉄二さん??
今から続編が楽しみです♪
主役は柴咲コウですね
率直な感想は「なぜ柴咲コウは時代劇にもっと出ないんだ!」それ程に着物や話し方が似合っていました。
役にピッタリ。将軍視点で物語が動いた方が良かったと思わせる格好良さでした。
逆に嵐の二宮くんは時代劇‥と言うかモテる役は似合わないと改めて思った。
映画の売り上げで考えたら『嵐』の二宮だから、と人気が多いに影響しているのだと思う。
しかし、映画の内容で考えたら別の人の方が良かったかな。タイアップの主題歌もちょっと場違いな気がします。
男女逆転大奥と言うことで男性が主に出てきましたが、登場の少ない女性陣の方が綺麗で力強く大きく見えました。
(私の好みですがあれだけ男性がいるのに格好いい人少ない)
後、詳しい説明がなかったので分からない事が‥
この映画の根本の、男女逆転した大奥がどうして成り立つか分からないです。
だって一つの畑に色々な種を蒔くんだよね。父親誰か分からないし‥
柴咲コウ(^o^)
ボーイズラブにビクビクしながらも、玉木宏、佐々木蔵之介目当てで観ました(笑)
設定は面白いけど、ストーリー自体がすごく単純🐱。なので、出演者のファンでない方にはあまりおもしろくないかも(>_<)
柴咲コウの将軍様がかっこよく、はまり役で、印象的でした。
世界観にはまりさえすれば、単純に楽しめると思います(^^)
大奥
タダ権があったので観てきました
一言で言うなら・・・
「タダでよかった!」
猫背の剣客っていないでしょ。
時折猫背になってたよね。
そこは監督がチェックすべき。
ラストも主人公に成長というか経験値が無い感じだし。
発想は面白いと思うけど
テレビで充分
あ、テレビでは放送できないのね。
年齢制限あるのかな?
好みの男性キャストのみ でなら
映画館で観たいね。
ちなみに男性が減ったとしたら
仕事の内容とか、制度とかは変えればイイじゃん。
そう言ったらおしまいか(笑)
まぁそれは原作の問題だしね。
そうそう、城好きのうちのダンナがよくお城をみて
「この城には大奥は無い!」って言ってた気持ちがよくわかった!
その時は「彦根城じゃなくてお城だから」って応えてたけど
映画を観てて「この風景は二条城じゃん、あ、ここは二尊院だし」
って思ったもん。
余計なことって思ってたけど意外に気になっちゃった
どんな話なのか…
主演は演技派の二宮だし、男女逆転の大奥とはいえ時代劇だし…と少し期待したのが間違いでした(´ω`)笑
柴咲コウはそれなりにハマってたし中村くんは可愛かったし、つまらなかった訳ではないのですが、とにかく内容が薄い!
友人から「どんなだった?」と聞かれても説明のしようがなく
…とにかく薄っぺらかった;
あたしの中では良い仕事をしたのは阿部サダヲさんくらいでした。
ただ、二宮(または他の出演者の)ファンはすごく楽しめるのではないかなーと。
柴咲コウがハマリ役
世の中をまるまる男女逆転させた発想が面白い。
基本的には、紀州から迎えられた八代将軍・吉宗が自ら倹約を掲げ、八百八町の民のために気を配った政道を行った史実を基にしているが、男女が入れ替わるだけでこうも面白くなるとは、なぜ今まで誰もやらなかったのだろうと思わずにいられない。
太秦のセットとVFXを組み合わせて、当時の江戸の町を再現した映像は、ここのところ作品ごとに奥行きが出て良くなってくる。時代劇の江戸城といえば姫路城の映像を流用するのが常だが、本作はめずらしく姫路城ではなかった。というか、姫路城は大改修で使えなかった? いずれにせよ、そろそろ江戸城を多角的にCG化して、映画製作の際にレンタルで相互利用するシステムができてもよさそうな気がする。
柴咲コウの地味だが威厳のある衣装がいい。堂々とした振る舞いは、ほかに誰がこの役をやると言わんばかりのハマリ役だ。吉宗は女になってもやっぱり白馬で疾走するんだねー。TVドラマの音楽が聞こえてきそうで笑える。
音楽といえば、高らかに張りのあるオリジナル・スコアが耳に残る。きらびやかな旋律の影に憂いがある。
憂いという点では主演の二宮は合っているが、どうみても剣豪には見えない。姿勢が悪く、子供が上下(かみしも)を着ているようだ。刀を鞘ごと抜く仕草は使う手が逆だったり、どうも見ていてハラハラする。べらんめえ口調も背伸びした感じだ。
和久井映見がふっくらとして可愛らしい。顔は笑っていても、芯の強さを垣間見せる側近・加納久通にぴったりだ。佐々木蔵之介と玉木宏の脚が絡むシーンはちと硬さがあるが、ここはご愛敬だ。
「オス化女子」と「メス化男子」と囁かれる現代に通じる逆転現象。ここでも、女将軍吉宗は大奥にバッサリと事業仕分けのメスを入れる。
面白かったけど・・・・
二ノを初め豪華キャストがずらり。
期待大で見に行きました♪
でも・・・・期待が大きすぎたせいか、がっかりでした。
想像通りと言うか単純すぎて「そうやろうなぁ~」と思いました。
ただ単純におもしろかったですが。
ミスキャストかな~。
男女逆転、主演が柴崎コウと二宮和也。
それだけの予備知識で、期待もせず、見に行きました。
ニノが主役ね~。。。
原作は読んでいないので、どうかわからないけれど、映画を見る限りでは、貧乏旗本の嫡男という設定には、似合っていると思うけど、強さや色気が足りなかったように思う。
違う配役だと、もっと盛り上がったのではないかと思う。
なら、誰なのよ??と考えるに・・・
すぐに思いつくのは、佐藤健さん、ジャニーズなら亀梨和也さん・・ かな~。
イケメン揃いのはずが、主だったセリフがない役者さんでは、個人的にイケメンはいなかった。くすん。。。
玉木宏さんと大蔵忠義さんのお二人が、異常に(褒め言葉です)色気があり、存在感があり、良かった。
中村蒼君はとても可愛かった。
阿部サダヲさんも、いつもの出すぎ感がなく良かった。
しかしながら、特に、ストーリーの先読みができたのが、残念。
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