劇場公開日 2010年10月1日

  • 予告編を見る

「背丈と肩幅が欲しいの。」大奥 mammieさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0背丈と肩幅が欲しいの。

2011年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

今日のおはシアは~

“大奥”をご紹介しました。

疫病のせいで、男性の数が女性の4分の1になってしまったという設定。

男女が逆転した徳川の世のお話です。

私としては、男性の数が減ってしまったとしても

女性が将軍にまでなっちゃうってさ~・・。と思いましたが

(将軍家が男子のお世継ぎを絶えさせてしまうってアリかしら)

それを言ってしまうと、お話が始まらないので、置いといて~

主人公の水野祐之進(嵐の二宮和也)は貧乏旗本の長男。

どんなに困窮しても、お金の為に息子に身体を売らせるようなことは

させなかった父・母の為に大奥にあがることを決意します。

女性版と同じく、大奥は足の引っ張り合いが横行するドロドロワールド。

そこで水野は持ち前の才覚を発揮して大出世を果たし

将軍吉宗(柴崎コウ)の初めて御伽の相手となりますが

その役目には過酷が条件があり・・というストーリー。

展開はスムーズで気持ち良く剣術勝負の場面があったり

胸がキュンとなる、恋する男女の場面もあったりと

飽きることなく、最後まで楽しく観ることが出来ました。

ニノは本当に演技が上手。瞳の奥でも演技してるって感じ。

べらんめぇ調もとっても小気味良くて。

さすがなんだけど。

けど。

背がさぁ。小さいの。肩幅もなくてね。残念だぁ~。

頼まれれば誰でも断らず、無償で子種を提供しちゃう

って役なんだけどねぇ。男・水野って気がしないっていうか。

もしかして原作もそうなのかしら?

だとしたら私の勝手なイメージですが。アハハ~。

役にハマッていたのは、松島役の玉木宏&藤波役の佐々木蔵之介。

それと加納久通役の和久井映見、御伽坊主の浅野一之もGOODです。

飛ばしていたのは阿部サダヲ。今回はシリアス一直線!

ニノとの2人の場面では泣かせますよ。

お針子の垣添(中村蒼)の「思い出をください。」のシーン。

普通に可愛いです。mammieおばさんは、大好きです。

そうそう小道具さんに頑張って欲しかったシーンがあってね。

大奥の入り口、将軍が御渡になる時に開けられる鍵なんだけど・・。

金ピカなのはイイとして、重みがまるで感じられないの。

オモチャぽいっていうか、軽々しいっていうか。

「mammieってば、細かいトコ見過ぎぃぃ~~」

って言われちゃうかもしれないけどさ。

そこんとこ力を入れて欲しかったデス

あまり期待せずに観にいったからかもしれませんが

いやいや、なかなか楽しい映画でした。

“大奥”星は4つです。(私にしては高評価~)

mammie