「背丈と肩幅が欲しいの。」大奥 mammieさんの映画レビュー(感想・評価)
背丈と肩幅が欲しいの。
今日のおはシアは~
“大奥”をご紹介しました。
疫病のせいで、男性の数が女性の4分の1になってしまったという設定。
男女が逆転した徳川の世のお話です。
私としては、男性の数が減ってしまったとしても
女性が将軍にまでなっちゃうってさ~・・。と思いましたが
(将軍家が男子のお世継ぎを絶えさせてしまうってアリかしら)
それを言ってしまうと、お話が始まらないので、置いといて~
主人公の水野祐之進(嵐の二宮和也)は貧乏旗本の長男。
どんなに困窮しても、お金の為に息子に身体を売らせるようなことは
させなかった父・母の為に大奥にあがることを決意します。
女性版と同じく、大奥は足の引っ張り合いが横行するドロドロワールド。
そこで水野は持ち前の才覚を発揮して大出世を果たし
将軍吉宗(柴崎コウ)の初めて御伽の相手となりますが
その役目には過酷が条件があり・・というストーリー。
展開はスムーズで気持ち良く剣術勝負の場面があったり
胸がキュンとなる、恋する男女の場面もあったりと
飽きることなく、最後まで楽しく観ることが出来ました。
ニノは本当に演技が上手。瞳の奥でも演技してるって感じ。
べらんめぇ調もとっても小気味良くて。
さすがなんだけど。
けど。
背がさぁ。小さいの。肩幅もなくてね。残念だぁ~。
頼まれれば誰でも断らず、無償で子種を提供しちゃう
って役なんだけどねぇ。男・水野って気がしないっていうか。
もしかして原作もそうなのかしら?
だとしたら私の勝手なイメージですが。アハハ~。
役にハマッていたのは、松島役の玉木宏&藤波役の佐々木蔵之介。
それと加納久通役の和久井映見、御伽坊主の浅野一之もGOODです。
飛ばしていたのは阿部サダヲ。今回はシリアス一直線!
ニノとの2人の場面では泣かせますよ。
お針子の垣添(中村蒼)の「思い出をください。」のシーン。
普通に可愛いです。mammieおばさんは、大好きです。
そうそう小道具さんに頑張って欲しかったシーンがあってね。
大奥の入り口、将軍が御渡になる時に開けられる鍵なんだけど・・。
金ピカなのはイイとして、重みがまるで感じられないの。
オモチャぽいっていうか、軽々しいっていうか。
「mammieってば、細かいトコ見過ぎぃぃ~~」
って言われちゃうかもしれないけどさ。
そこんとこ力を入れて欲しかったデス
あまり期待せずに観にいったからかもしれませんが
いやいや、なかなか楽しい映画でした。
“大奥”星は4つです。(私にしては高評価~)