「最後の最後に…」借りぐらしのアリエッティ ЯКさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の最後に…
事前にいろんなレビューを観て、批評を知っていたから…あまり大きな期待はしない様にした。
にしても皆厳しい評価だなぁ…
そんなに宮崎監督以外を受け入れたくないのか?
まぁ…確かにゲド戦記なんか酷いもんだったけど…(爆)
ストーリーがちょっとあやふやな部分がありますが、
映像美はトトロとかもののけとかに近い緑の美しさがありました。
そういった情景の美しさである意味カバーされてるのかなぁ??
にしても一体、翔はいつ小人たちの住処がわかったのか?
なぜ出入り口や床下にあるという事がわかったのか?
早々に、アリエッティを見つけてしまう翔だが…その辺りの設定?のはしょり方が度々気になってしまう場面がある。
これはゲド戦記とも同じ感覚を得る。
『原作を読めばそのあたりはわかるのかな?』
↑これって今の世の中の悪いクセだと思う…
何かしら、CMや広告などに多様する
『詳しくは検索』システム。
言わば 原作のある映画はみな…
『詳しく知りたきゃ本や資料を辿れ』
とゆうのが見え見えなやり方が気にくわない。
そのあたりはまだハウルや魔女宅、その他の宮崎作品の方が…やんわりとしていて…ただ疑問なく観れていた様な気がした。
でも 何でも求めてしまったり、やってもらって当たり前精神な私達も…ある意味ぬるい現代っ子なのかも(-゙-;))))
でも こんなに夢のある題材なんだから…もっと適度な軽さで進めばよかったのに。
最後の最後にお別れの翔とアリエッティ2人の会話にも…急な悟りをみせる翔。
翔って もうすこし ポニョで言う宗介みたいに幼い子だったらよかったんじゃないの?
ただ単に 小人を守る為に必死になる少年くらいで丁度よかったと思うのに
『滅び行く種族』だとか淡々と語り出す場面があったもんだから;;
途端に対象が大人目線になっちゃって…
え? ただのか弱い少年ぢゃなかったの!?って 私達も最後あんぐり。。
だからか 最後になって観客がざわついてしまっていたし、子供ももぞもぞしていた。
…うむ。
伝えたいメッセージは最後に全て言葉にして吐き出すのではなく…もっと絵や流れとして、全体的に出すべきではなかっただろうか?
あ、あとゲド戦記と同じように、
過去作品のオマージュが沢山あったけど…若手作品には入れなきゃいけない定義でもあるのかな??(笑)
でも これを見つけるのは楽しかったりしますが(笑)