オーケストラ!のレビュー・感想・評価
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ボリショイがどこの国かわからないと、無理
ボリショイって、ロシア。最後までぴんとこず。
フランス映画だよねこれ、共産主義云々???。
と脳内で疑問符が往来。
なりすまし騒動のドタバタ珍道中。
なんだかなーと思わせといて、クライマックスの演奏。
バイオリニストの過去。
ぎゅっと最後にまとめてきたのがよかったので。
この点数。
ストーリー的にはリハなしとか無理あり微妙なところが多々あるけれども...
ストーリー的にはリハなしとか無理あり微妙なところが多々あるけれども、ラストのチャイコフスキーは感動的で素晴らしかった。
それまで微妙さが、あのラストに全てを持っていかれるような感じだった。あれ、もしかしてこの映画すっごくいいかもって感じで(笑)
バラバラだった楽団員がある人のためにひとつになって演奏するというのもぐっとくる場面だったと思う。
音楽で感動という単純ものではなく時にはコミカルに描かれているシーンもおもしろかったです。
ソ連時代のソ連国内で結成されたオーケストラが繰り広げるコメディ?メ...
ソ連時代のソ連国内で結成されたオーケストラが繰り広げるコメディ?メンバー集めやリハーサル含めてコメディ感覚満載の内容ながら最後のオーケストラの演奏部分は泣けました。
ヨーロッパでのオーケストラはサッカー同様な身近さを感じさせてくれますね。
【”オーケストラが奏でる楽曲は民族、思想信条を越えた一つの世界だ!”オーケストラ映画に外れなしの法則と共に、現況下ロシアを統べる男に正座して観させるべき映画でもある。】
ー ロシアの楽団で清掃作業員として働くアンドレイ(アレクセイ・グシュコブ)は、ロシア・ボリショイ交響楽団の指揮者であったが、楽団員のユダヤ人がブレジネフの指示により連行された蛮行に反対した事で解雇され、今は劇場清掃人として働く日々。
だが、ある日、パリのシャトレ劇場からの出演依頼FAXを見つけた彼は、昔の仲間とニセオーケストラを結成して出演し、かつての栄光を取り戻そうと企む。ー
◆感想
・著名なヴァイオリニスト、アンヌ=マリー・ジャケを演じたメラニー・ロランを観たくて鑑賞したのだが、現在のロシアを統べる男の余りに愚かしき行為が当時のブレジネフ以上であることに、哀しみとともに、ウクライナの人々の哀しみと怒りに結びついてしまった作品である。
(今作を鑑賞したのは、昨晩の深夜である。)
・オーケストラをテーマにした映画は、「レディ・マエストロ」「ストリート・オーケストラ」「オーケストラ・クラス」「オケ老人!」「マエストロ!」など、多数劇場で見て来たが、どれも面白い。
それは、オーケストラとは55人の心が団結しないと、観衆を魅了する演奏が出来ない事に尽きると思う。
・今作も同様であり、ソ連を束ねていたブレジネフの指示によりユダヤ系のロシア・ボリショイ交響楽団の楽団員を排斥することに反発した指揮者アンドレイやチェロ奏者であったサーシャの30年に亘る憤りや気概を上手く物語に取り込んでいる。
・トップバイオリニストであるアンヌ=マリー・ジャケ(メラニー・ロラン)の真の両親の哀しき過去が描かれるシーンには胸を打たれる。
<”オーケストラが奏でる楽曲は民族、思想信条を越えた一つの世界だ!”という芸術家の思想を貫き通した元ロシア・ボリショイ交響楽団の指揮者アンドレイやサーシャの30年に亘る憤りがラスト20分のオーケストラシーンで昇華されるシーンには感慨深いモノがある。>
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愚かしき現在ロシアを統べる男には、今作を正座して鑑賞させたい。
ウクライナの首都、キーウ(キエフはロシア語での呼称である。)に住む罪なき無辜なる民衆の居住区に、兵器を打ち込む輩が統べる国には、未来は無い。
彼の男には、何時か、必ず天誅が下る筈である。
独裁国家は、駄目だ。
激しき怒りと共に、敢えて記載する。
古き良き時代を伺わせ
Amazon配信(ネット配信の為短文)
ブレジネフ書記長(ソビエト連邦)時代の国政に流され、職を失った楽団員が、あるキッカケで、元の職に戻る為、バラバラになった楽団員を集め、有名バイオリニストを招待して、フランスで公演するという作品。そのための行動や作品テンポなど、ご都合主義的に進んでいくのが残念。最後のボリショイ(?)オーケストラ、パリ公演は鳥肌モノ。
★音響○ サラウンド○ パリ公演は🔘
(ネット配信の為簡素です)
笑いと感動あり、最後はスカッと!
やっぱりラスト約10分間が最高です。アンヌマリーの出自が明かされるだけでは無く、アンドレの過去の挫折や未来の栄光がギュッと詰め込まれていてそこにチャイコフスキーのバイオリン協奏曲のドラマチックな旋律で感動が更に盛り上がります。
パリに行ってもいい?アンドレが奥さんに問うた時の奥さんの答えが好きです。夢をあきらめないアンドレも素敵ですが、それを支える奥さんの強さやたくましさも印象的です。
結婚式で突然マフィアの銃撃戦が始まったのに、日常茶飯事的にかわしていた場面もさすが?ロシアだなとクスッとしました。
感動あり笑いありの素敵な人間ドラマです。
仕事を干されたロシアの指揮者が憧れのパリの舞台に立つために周りの元...
仕事を干されたロシアの指揮者が憧れのパリの舞台に立つために周りの元楽団員を集めながら奮闘するストーリー。オーケストラという名前だから演奏シーンが多いかと思ったがあまり無かったのが残念。しかし、さすがにパリの舞台での演奏シーンはとてもよかった。また、周りの人達もダメなところもありながらも茶目っ気もあって憎めなかった。演奏シーンの少なさを除けば素敵な作品だった。そのパリのシーンで終わらずにその後も描かれていてよかった。
上がる角度が急すぎて最高
前半というか、ラスト30分前くらいまでは、グダグタでウダウダで、俺は何を見させられているんだと真剣に思う映画でした。笑
ただ、ラストのオーケストラのシーン!
これがあるからこそ、もう最高!!!一気に上がっていきます!笑
クラシックに造詣が全くなくとも楽しめます!(というより、むしろなくて良かった!とも思いました。)
笑えて泣けて、最高の作品
様々な背景を抱えた人たち、
ひとつのものを作り上げること。
奥行きが絶妙で、大大大好きな作品です。
※ジプシーのバイオリニストの所属する音楽集団; Taraf de Haidouksも要チェックです!
何て映画だ
序盤のコメディ色から中盤のそれぞれの生い立ちを描き、
そして圧巻のラスト30分!
ラストまで感動要素何一つ無かったのに、「ヴァイオリン協奏曲」でここまで涙流させられるとは微塵にも思いませんでした。やられた!
ラスト30分はおかわり3杯しました。またおかわりしたくなります。
1980年、ロシア・ボリショイ交響楽団から多くのユダヤ人が連行され...
1980年、ロシア・ボリショイ交響楽団から多くのユダヤ人が連行され、それに反対した天才指揮者のアンドレイも楽団を解雇されてしまう。アンドレイはいつか復職する日を夢見て、30年にもわたり劇場清掃員として働いていたが、ある日パリのシャトレ座から送られてきた出演依頼を見つけ、偽のオーケストラを結成することを思いつく。
いつもネタばれ、きりんのレビュー
主演のメラニー・ロラン自身がユダヤ人なのだと。その歴史を背負っての迫真の演技に打たれる。
チェロのケースに隠されて迫害を逃れた赤ちゃんが生き残ってコンサートのステージに立つ。ほかに何を語れば良いと言うのだ。
チャイコフスキーのヴァイオリン協は僕が最も愛する音楽の一つですね。
相まって落涙。
拍手喝采の音楽映画
叩き潰された誇りを取り戻すのだ。救急車に乗って仲間を集めて、銃撃戦の下でスポンサーを見つけて。空港まで7キロ歩いて、楽器は現地調達。最初から最後まで、登場人物はみんな自分勝手。通奏低音はとてもシリアスな内容なのにどこかユーモラスで、特にこの映画を語る上でなくてはならないラストの12分間の演奏は始終高揚が止まらなくて、ラストは映画内の観客と一緒にスタンディングオベーションしそうになった。
メラニー ロランが美しい
ラストシーンだけで10回目観てる。メラニーロランが美しくて、何もいらない。ところがストーリーも秀逸で、前半の退屈とも思えるドタバタ劇も全てはラスト13分の感動のためのお膳立てと思える。
ラストシーン。バラバラの演奏がソリストのヴァイオリンでひとつになる。回想シーンが絶妙な間合いで差し込まれ、モノクロームとカラーが交互に交わったとき、全ての秘密が明かされる。
思いのたけを、全ての秘密を言葉ではなく音楽で伝える指揮者。ソリストがうんうんと頷いたとき、全てが伝わったと感じ、とめどなく涙が溢れる。
傑作です。観ないで死ねない類いの映画です。
ストーリーの流れはわかったんだけれど・・・
落ちこぼれオーケストラがあることをきっかけに再集結する・・・
のだけれども、メインキャラ以外の関係性がいまいちつかめなくて、
細かい要素が頭に入ってこなかったので、上手く感動できなかった。
素晴らしかったです
映画として、よくまとまっています。
元々音楽が題材ですから当然ですが、音楽を巧妙に生かし、特にラストの終わり方が素晴らしい。
現実的でない、なんて批判はとりあえずやめましょう。
何たって、これは映画なのですから。
現実的にはありえないストーリーかもしれません。
でも音楽で手を抜いてないし、役者も手を抜いてない。
だから面白い。映画! です。
21世紀の100本に残る映画では。
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