「原始人一家明日への旅」クルードさんちのはじめての冒険 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
原始人一家明日への旅
原始人のクルード一家。獲物を捕まえる以外洞穴から出ずに暮らしていたが、突如の天変地異により洞穴を失い、外の世界へ繰り出す事に…!?
ドリームワークス製CGアニメだけあって、面白さも映像のクオリティも保証付き。
キャラクターたちは躍動感たっぷり生き生きと動き、笑わせハラハラドキドキ、映像は実写さながらにダイナミック。
原始時代が舞台だが、よくある家族の話として見ても面白い。
これまで大黒柱の父のルール通り生きてきたけど、そこに柔軟な考えの娘の恋人が。皆、彼に刺激を受ける。お父さん、やきもち。
父親目線で見ると哀しいかもしれないが(笑)、何もこの娘の恋人、悪い奴じゃない。それ所か、メチャメチャいい奴。だからお父さん、さらにやきもち。
父は父なりに家族を愛し守ろうとしていたけど、それは同時に縛り付けていただけ。
洞穴から出る時が来た。
恐ろしい事やものばかりかもしれないが、恐れを忘れ、明日へ向かって。襲いかかる困難も“考え”で乗り越え、人類の進歩ともリンク。
最後は父も受け入れ、家族愛もいっぱい。
オリジナル声優は、ニコラス・ケイジ、エマ・ストーン、ライアン・レイノルズと豪華。
吹替では、一家のおばあちゃんの声を野沢雅子。「ウワーッ」と唸ったりすると、某サイヤ人がチラついたり(笑)
全米では大ヒット。
またしても日本劇場未公開が惜しい良質のアニメーション。
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