「Light the fuse. 高い所好き?」ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Light the fuse. 高い所好き?
トム・クルーズは絶対高い所が好き!と思わせてくれるミッション・インポッシブル・シリーズの第4弾です。世界一高いビルに登ってみたりとか、いっや~相変わらずやることがスリリングですわ。でも1から連続してみてると、トム・クルーズが歳を取った事が良くわかります。それでも若々しい!
今作の監督には「Mr. インクレディブル」や「レミーのおいしいレストラン」等のアニメ作品で知られるブラッド・バード。確かに作りがアニメ的なんですよね、今作って。例えば動いてる列車に網膜スキャンしなきゃ乗れなくってバタバタしてたりとか。アニメって子供を飽きさせないようにチョコチョコ「動き」を挟んでくるんですが、その演出の仕方がミッション・インポッシブルと相性良かったみたいで、テンポ良く楽しめました。
MIFのメンバーについにフィールド・デビューしたベンジーことサイモン・ペッグ!そして、当時「ハート・ロッカー」や「タウン」で注目されてたジェレミー・レナーを流行り物好きの感覚で起用し、更にお得意の先物買いに後のボンド・ガールとなるレア・セドゥを持ってきてます。スゴい嗅覚!でも、LOSTのソーヤーことジョシュ・ホロウェイが冒頭だけだったのは悲しかったです。
今回の悪役コバルトは肉体派ではなかったのですが、核兵器による人類の浄化とか自分なりの信念で行動してるんですよね。金目的じゃないだけに、よくよく考えると今までの中で一番怖いタイプかもしれません。だって自分が死ぬ事より目的優先だもんね。狂信的なキャラってヤバいです。
相変わらずの見所満載で楽しませてくれるミッション・インポッシブル・シリーズ。毎度毎度レベルの高い作品を作ってくるってホント凄いシリーズだなっと思います。でも、クレムリン爆破は大丈夫だった?あんなことやって怒られなかった??