「アメリカの掟」トゥルー・グリット redirさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカの掟
命とお金、対価として妥当なものか。契約も裁判もシビアに計算。ネーティブアメリカンの命は安く絞首刑される時も辞世のスピーチは許されず。誰のものともしれない遺体もお金と交換できる、これはネーティブアメリカンの僅かばかりの収入となる。
14歳のマティが賢く勇敢でこのような素晴らしい教育を施した父親の仇をうちに行く。利己的計算で動いているような保安官やテキサスレンジャーも、彼らなりの掟、ルールとハートで動く。無法も同然なカオスの時代に一人一人なら生き延びる掟をもち、また生き延びられるかどうかの線引きも予めされていたような。
後日談も良かったな。他のコーエン作品とは違うテイストで、自分としてはグッと来る映画ではなかったけど、川を渡るところ、3人が馬で進むところ、などかっこいい。
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