「結婚したくなった」映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 77さんの映画レビュー(感想・評価)
結婚したくなった
永遠の5歳のしんちゃんの未来見るの気が進まないなーと思ってたんですが結局観てしまいましたw
「いいこと!大人の生活っていうのはリアルおままごとより悲惨よ!」by大人ネネちゃん
笑えて深い。
大人になるということは
正義が勝つとは限らないってことを知ることだったり、
楽しいだけだったお伽話の真意や教訓を理解したり、
子供の頃に思ってた大人像より厳しくて辛いものだったりします。
昔は二十歳を超えたら誰でも無条件に「大人」なんだと思ってたなあ。
社会的にはそうなんだけど、19歳の23:59とハタチの0:00は何が違うんだろうと思うし。
今作ではそんな現実の厳しさをなんと5歳児たちに突き付けます。観客の私ですら見たくなかったのに本人たちに見せるなんてあんまりだわ(´・ω・`)
なんか花嫁(希望)軍団も寒いし…と途中までは低評価だったのですが、
未来のひろしとみさえがしんのすけを撫でるシーンにやられました。
髪がなくなったって太ったって変わらず30年そこにあり続けた愛のある夫婦に
なんだかんだいってもこれだから人生ってやっぱり美しい、と思わされました。
結婚願望はそんなに強くない私が、人生で一番結婚したくなった瞬間ですw
その後のひろしとみさえの行動もほんとに「夫婦」で二人で一つ、一緒に老いていける素晴らしさを感じました。
最後にはかすかべ防衛隊もいいところ見せてくれてよかったです。
あと大人ひまわりかわいかったー。
あの笑い方健在で安心しましたw
嫌になることも多いけど大人も悪くない。
「大人」だって子供心や夢は永遠に持ち続けていたいしそうあるべきだとも思っています。
何をするもしないも自由、ただし責任は全部自分。
人生の財産は出会いなので周りの人への感謝だけは忘れずにいたいなと改めて感じた作品でした。