アウトレイジのレビュー・感想・評価
全141件中、101~120件目を表示
殺しの万博
たけしのコメディ映画。
北野武の映画といえば“キタノブルー”“久石譲のミニマルミュージック”“少ない台詞”等々、
これらの要素が爆発していた「ソナチネ」「キッズリターン」は
名作だと思います、大好きです。
しかし
いまいち何処を目指していたのか分からなかった3作を経て
本作では“ビートたけし”が好きなことを
好きにやりきった感があります。
「座頭市」の時と違う力の抜き具合が分かる。
だってオープニングタイトルから
香港マフィア映画が好きな人にはたまらない
“赤字の漢字+ローマ字”表記って・・・
遊んでいるとしか思えない・・・。
なんだかTVタッ〇ルの司会やってて
政治のゴタゴタ見てたら思いついたかのような・・・
そんな印象です。
たしかに痛いシーンが目白押しですが
監督が言っていたように、
なぜか次から次へと転がっていく組同士の応酬合戦に
笑えてきちゃうんですよね。
映画評論にもありますが、
「仁義なき戦い 代理戦争」を笑ってみていた人は
たぶん笑えます。
なぜか、みんな“バカヤロー”の応酬で凄んでいても
イマイチ怖くないし、
たけしも“なんでオレが責任取らなきゃならないんだよぉ”という愚痴にも似た虚しい叫びに
ある意味サラリーマンの悲哀を感じてしまったような・・・。
ところで「アウトレイジ2」って
どんな映画にあるんだろう・・・。
バカやろぉ〜頭痛いじゃねぇ〜か
豪華 俳優人の中で私は “三浦友和さん”が大好きでどんな893を演じるのかと思い観たんだけど————
北野武 映画 今まで観たことなくて、今回初めて観ました。夜観たもんだから・・・眠れなくなるの確定(>o<")!!
痛々しいシーンばかりで 頭痛くなっちゃった😅
中盤から、殺すシーンや血のシーンも段々と見慣れてきました。歯医者のシーンとサイバシを耳に突っ込みながら『聞こえねぇ〜のかよぉ〜』 『何枚舌があるんだよ〜』の所はとても印象的で楽しかったです。
北野武 の発想は凄い。色んなパターンの殺し方、スリル感リアルさを感じました。
小日向文世と武さん2人のやり取りやパンチ(-_-)〜○━☆)゚O゚)何だかウケました。加藤亮さんの演技良かったな〜。
大好きな 三浦友和さん 893もお似合いだったけど・・・・最後 会長になったシーン、白いジャージはヤメて欲しかったなぁ〜ずっとスーツがいい!これも少しウケ狙いかな?笑
2時間じゃ短い。役者さんが素晴らしい。
どの役者さんも演技面で文句がなく良かったのが素晴らしい。全員が悪というのは間違いないけど、想像を絶する悪という存在が欲しかった。色んな意味でリアルで、暴力シーンが苦手な人は絶対に観ないことを勧めます。期待値以上に椎名桔平さんが良くて味が出てました。粗暴で安いところが任侠観てますって感じがして◎。ラスト10分の三浦さんの危なさも良かった。後はただただ「巧いなー」と役者さんばっかり褒めてしまいました。
作品としては煮詰まり具合というか、熱量が上がってきて終わるので2時間じゃ物足りない。でも2時間があっという間だったので、魅せられていたのかなと。痛いのに4時間は観てられると思ったのは、期待を裏切らない役者さん達の演技あってこそかな。皆さん「バカヤロー」とかが多くてという意見が多かったですが、単調で単純で短気で粗暴で、罵倒が半分は口癖のようになっている人種らしさが出てて、私はアレが良かったですね。次は三浦さんの慄くシーンが観たいです(笑)
評価は難しいね。
裏切りの連鎖・・・
暴力の連鎖
これは、ひどい映画だ。
暴力が多い。殴る蹴るの暴力だけでなく口の暴力もなかなかひどいものだ。
娯楽な要素がこの映画には一切感じられなかった。人を楽しませる目的で撮った映画ではないと私は感じるのである。まるでこの世界を表しているように出てくる建物の中のほとんどが汚く、見ていて不快感を与えるような映像だ。
しかし、ガメラの動きや編集に至っては従来のたけし映画と一緒でカットが少なくそれがリアリティーを生み、特定の人物にだけ焦点をあてない構成が非常によかった。サム・ペキンパーを意識したような銃撃もあり所々には見所がある(ラーメン屋の場面など)
見ていて暗くなるので気分が憂鬱な時には絶対におすすめできない映画である。
毒にも薬にもならない死。
貧乏くじばかりだよ!!
久しぶりに映画館で観たいと感じた、作品でした。
北野武監督のバイオレンスは刺激が強いです。
邦画特有の恋愛ベタベタなんか観たくありません。
平和すぎです。ゆるすぎです。
こんな世の中だからこそ“下克上”です。
コテコテのヤクザ映画だけど
内容は初めから最後まで王道のヤクザ物ですが、出演者と演じてる役が全く噛み合ってない気がしますがびっくりするほどハマってます、かなり流血表現がありますがそれでもちょっと笑えてしまう映画です。
CMで言っていた「全員悪役」という言葉が最後に納得できます、それまでは敵同士のヤクザが騙し騙され殺されてを繰り返し、一体最後どうなるんだよ!?って感じましたが納得ですw
役者さんの演技・所々にある黒いけど笑えるポイント、全て含めて面白い映画でした。
最初に書きましたが流血表現が多いです!血がダメな人は要注意です!
でも一見の価値は絶対あります、迷ってたらこれ見ましょうw
「バカヤロォ〜ゥ」、「コノヤロぉ〜ゥ」の恫喝応酬合戦…
いつ、殿(ご存知?たけし軍団での監督の呼び名)が、首をひねり出しゃしねーか?
と不安になって(期待して?)しまうのは、「ひょうきん族」世代だろうし、
「山口(もちろん現?三浦)百恵」さん世代には、
「北村総一朗(コッチは、こっちで、スリー・アミーゴズの残り?お二人が、どこかに出てきそう?)」さん扮する"会長"に、"ペシペシ(?)"叩かれて耐えている(実際、あの歳になって、そう、叩かれる事も無いだろうから、それなりにムカついていたかもしれない?)「三浦友和」氏に瑠飲の下がる思い(?)がしたのは、私だけぇ〜?
やっぱり(?)、監督も「一見、優しそうな人達ほど、実は、一番怖いんじゃないか?」持論の持ち主かもしれない、と出演者ラインナップを見ていたら、思えてきた。
が、往年の任侠映画なら、速攻で、最初に亡き者にされても、おかしくなさそうな(いわゆる?)チンピラ風捨てキャラ「加瀬亮」君の役が、最後の最後まで残ってるのが、なんとも、現代的だった…
本作で、最終的に、成り上がるのは「三浦友和」さんの役なんだけど、
その"会長格"の象徴(?)とも取れる白ぽっいジャージ(?ジャケット?)を次に着るのは、何げに隣りに腰掛けてるけど、下剋上を虎視眈々と狙っているのに違いない、
その「加瀬亮」君の役なんだろうなぁ、と誰しもが確信に近い予感をしたところで、
終わり無き報復の連鎖の滑稽さ、虚しさに気付かされる…
ぐらいで、
いくら、キタノずきと言っても、前評判ほど、素晴らしいとは、思えなかった。
絶賛です。
悪い評価の方もいらっしゃったので、微妙なのかな~と思って昨日観て来ましたが、
最高じゃないですか!!
映画には好き嫌いがありますので、評価の悪い方が居ても仕方がないのかもしれませんが、
私にはこの映画が面白くないというのはちょっと???って感じです。
俳優の方の演技力の素晴らしさ、個々のヤクザの個性(特に石橋蓮司さんは最高のキャラです。)、
加瀬亮さんも、普段とは全く違うインテリヤクザの役を何とも素敵にこなしているし、
いかにもヤクザって感じじゃないけどカッコ良く演じる(もとがカッコいいから?)椎名桔平さん、
あとやはり武さんの演技も私は好きですね。北村総一朗さんも、踊る大捜査線とは真逆の役だけどこれがシックリくるんです。
さすが、役者さんは違うと感心させられました。
あと、音楽がカッコイイ!!エンドロールも。是非観に行って下さい。
私は後日、また行く予定です。
淡々としすぎ・・・やる気なし?
R-15まで付いて、バイオレンスたっぷりなアップテンポな内容を期待したのですが・・・
ヤクザさんの日常を淡々と描きました、と受け止めました。痛いシーンがあるからR-15なのでしょうが、内容的には山も谷も無く、最後も含め驚くほどの展開は全く無い平坦な映画でした。
北野監督、製作ノルマでもこなしたかったのでしょうか?やる気が全く感じられませんでした。演技力ある多くの俳優を起用しながら、一人として印象に残っていないので、演出で手を抜いたのかとまで感じられました。
個人的に一つだけ評価できるのは、ヤクザさん達を格好良くは描かなかった点。「バカばっかり」な表現だったのはOKでした。
この手の映画は、変に美化したりありがたがったりすることが多く大嫌いでしたが、本作はこの点評価して最低点よりワンランク上にいたします。
魅せる映画とはこの映画の事
冒頭のリアリティー溢れるシーンからこの映画はイケるかもと直感しましたが見事的中しました。観客を常にリードし全く飽きさせないスピーディーなストーリー展開、役者さんの個々の意外性を最大限魅力的に引き出すその手腕、細かな演出の才能が無いとこれは有り得ないと思います。たけしさんの感性溢れる才能に拍手です。そして「笑い」を全く意識させないにもかかわらず各所に散りばめられたとてつもなく自然な「笑い」にブラックユーモアの真髄を感じました。役者さんの魅力に酔い、(特に加瀬亮、椎名桔平)たけしさんの世界観に酔い、この映画に出会った事に酔いしれました。ここまでのバイオレンス映画を何のてらいも無く作れるのはもはやたけしさんしか居ないでしょう。映画祭がどうあろうとこの作品は傑作です。たけしさん、天才。
久々の納得出来る素晴らしい映画
シャキッとした痛切な観後感
外道、嬉々として共食いする。
正論を背に気取ったフランス人記者の質問を打ち負かした北野武監督、渾身のバイオレンス作。北野監督がただの暴力信奉者ではないのは、これまでの作品群を見れば分かる通りながら、やはり、得意分野であることは隠しようのない事実。今回、凄みを見せつけた。
無法者でありながら、やくざ世界のしがらみにがんじからめになってしまう、凶悪な登場人物たち。誰にも自分を投影できないながら、あまりに現実的なストーリー展開に引き込まれてしまった。
自分の生活とは別次元の宇宙の話ではあるが、頽廃した社会の一面として繰り広げられていてもおかしくない話。
出演者も世界レベルで戦える、野球WBC日本代表のような豪華な顔ぶれ。ジャンルとして好みはあると思うが、北野監督作品の中でも最上位と言ってもいい完成度。内容を考慮して最高スコアは自粛した。
キャラと演技のぶつかり合い!!!!
一応、R15+扱いだったんで、結構バイオレンス指数高いのかな、と内心ビクビクモノでした。
「まあ、バイオレンス自体そこまで苦手ではないんだけどな」「見せ方や演出で苦手な映画はあるけど、これはどうかな」…てなことゴチャゴチャ考えながら、まあ覚悟を決めて劇場へ。
いやあ、杞憂でしたw
観てて若干痛いシーンはあったけど、自分的には許容範囲でしたw
てか、痛いシーンで笑っちゃいましたよw
全般的に笑ってたw
だってこれ、演技が過剰過ぎて、リアルは目指してないし、フィクション通り越して個人芸のぶつけ合いしてるし、ストーリーあんま重要視してないでしょw
ブチコロスゾ!バカヤロウ!コノヤロウ!これで指詰めてみろよ!てめーの舌は何枚だ!
セリフもイキ過ぎてて、半分笑かしに掛かってるしw
キャラのクオリティが全体的に高くて、一体誰がどんな過剰演技を魅せてくれるのか?どんな化学反応起こすのか?自分的に、そっちに重きを置いて観ていました。ストーリーは若干置いてきぼりの印象もあったけど、まあ、充分楽しめましたよ。
やっぱりビートたけしのキャラが一番トンがってて小気味良かった。
椎名桔平も最高でしたwでも、小日向文世のムリしてる感が一番好きかもw
とにかく、迷ってるなら、絶対観た方がイイです!!!!
優しそうな顔した人ほど怖いのね。
どこの社会でも付き合いは大変だと思うけど…
803の世界って命伴ってるから、まさに命がけだよね。
気が利かないと使えないし…気が利きすぎだと
自分の命を狙ってると思われかねない。
やっぱお金儲けが上手いと重宝されるんだろうけど…
その美味しいとこを他の組に狙われる。
嫌な仕事をさせられ、組の頭にしてもらえると思ってたら
やっぱり殺される。
本当に大変だ。
この世界で上に上るのって凄く難しいんだね。
敵と戦うのには、やっぱり根絶やしにしとかないと
いつ、どこで報復されるか分からない。
刑務所に入ってても安全とは限らない。
指を詰めるシーンから眼を覆いたくなって、こりゃこの先思いやられるって感じでしたが…
カッターでのシーンはともかくとして(痛そうだったし)
その後は、そんなにっていうか大丈夫でした。
椎名さんの殺されるシーンも、頭に袋がかぶせてあったので
実際の悲惨映像を見なくて済んで助かったというか…
エグくは無かったです。
あと、自分的には椎名さんのエロシーン要らなかった。
そういうシーンは一つは入れないといけないのかな?
全141件中、101~120件目を表示








