「ファンタジーです」しあわせの隠れ場所 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーです
2009年アメリカ映画。126分。2011年2本目の作品。本作でサンドラ・ブロックがオスカーの主演女優賞をとったとか、本作のストーリーは実話がベースになってるとかが話題に。
内容は;
1,図体がやたらとでかい黒人の若者はホームレスになる。
2,裕福な家庭の肝っ玉お母さんが彼を養子にする。
3、そんな彼は持ち前の身体能力を活かしてアメフトの有望選手になっていくが。
一言でいうと、「古き良きアメリカ」の精神で満ちた作品。何人にも神から送られた才能があり、それを活かすために生まれてきた。こんな精神が全編にわたって流れている。そして、これが実話だから、そりゃ感動しないわけがない。
所がまったく感動しなかった。むしろ本作はきな臭いというか胡散臭い。本作の製作にあたって、いったいどんな人々が影で出資したのだろうか、という疑問がわきあがってくるくらいに背中がむずかゆい。
なによりも126分という長さが間延びしてるように感じられ、けっこうグダグダになってたと思います。あまりにストーリーがうまく流れすぎてるのだ。事実の解釈は千差万別、よって本作が実話だからって、こんな世界観を信じる必要はない。
こういった性善説的な作品はどうしても疑ってしまう。
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