ソルトのレビュー・感想・評価
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華麗なる女スパイ
ソルトは女。しかもとびきり美人の。
という点が従来のスパイ映画と違うような展開になっているようだ。
愛し愛されたひとを殺されたことで、ソルトは生まれ育った組織を裏切る。
ここで疑問なのは、組織に幼少より刷り込み教育をされていた。なのに、なぜ裏切ることが出来たのだろうか、という点だ。
愛とは強い物なのだろうか。
それともまた別の何かがあったのだろうか。
夫からの愛情描写が少なかったため、夫はまた別の組織の人間ではないか、と邪推してしまう。
おそらく、次作を視野に入れて作成されているため、すべて解決!というわけにはならなかった。
しかし、十分に楽しめるアクション作品。
いいんじゃないでしょうか(^^♪
M:IシリーズとMr.&Mrs.スミスを足したような映画でした。アクション映画を見ていると、やるんだったら豪快にアクションしてほしいと思うし、中途半端ならやらなきゃいいのにと思うこともあります。ソルトは娯楽映画としてはとてもいい出来だとおもいます。アンジーのかっこよさに1点あげたい。私は、アンジーのアクションじゃない時の演技も大好きで、「チェンジリング」は強烈に訴えかけるものがありました。そういうアンジーの一面も知った上で、何でもできる女優という点にもう1点。あとは、リーヴ・シュレイバーに1点。彼は主役ははらないけれども、キーパーソンとしてスクリーンに登場すれば、あの何かをたくらんでそうな顔が、作品に隠し味を残してくれる気がする。私は、彼のもっと繊細な演技を見てみたい。
ソルトを見終わって思ったこと。それは、ソルトって孤独だなってこと。私も死にたいほど孤独を感じる時があるけれども、同じ孤独なら、ソルトのように才能があり少しでも目的のある孤独の方がいいなと思った。
アンジーはやっぱりカッコイイ!
スタントシーンの連続で息もつけないほど。女優が主演なのに、男性以上に激しいスパイアクション映画だ。最初に脚本を書いた段階では、トム・クルーズを想定していたというから当然か。アンジーの主演が決まり、ラストシーンなどの変更はあったらしいが、激しいアクションはそのままだったようだ。ストーリーの展開も早く、あっという間に終わってしまった。
女性アクションスターの第一人者アンジェリーナ・ジョリにふさわしい映画だ。高い橋の上から下を通る車に飛び降りたり、車がクラッシュしたり、男性が演じるのも大変なスタントシーンが多い。スタントマンの数は30人以上はいたようだ。アクションが目につくが、ストーリーもしっかりしている。驚くような展開もあり、面白い。なぜ?という疑問はいくつか残るが・・・。含みを残したラストシーンは、続編への暗喩かもしれない。アンジー、やっぱりカッコイイ!
薄っぺらい
いつものアンジー的
アクション満腹
今さら
まぁ一言、言えばボーンに似てんじゃね?って感じ
ウォンテッドでも痩せすぎじゃね?と思ったけど それよりまた痩せて
こんなキャシャな身体で殴られ蹴られる男たちって弱すぎだろと腑に落ちません
シリアルに作ってるんですけど 暴力シーンは説得力なく無理がありすぎ
内容はトントンと彼女が追い込まれて行くんですが それも他の方のレビューと同じで なんで?って感じ
女版ボーン・アイデンティティーってネタ的に古いしアンジェリーナだから観るって感じなのかなぁ 音楽も記憶に残らないほどの駄作だし
あと難癖つけるなら 今回 難癖ばっかりになっちゃうなぁw
彼女がCIAって理解して危険と分かりながらも夫婦でいたい 君を愛してるって旦那が言ってるんだが本当に自分(アンジー)が危険な人物と分かって彼を愛してるなら 夫婦で絶対いられなかったはずじゃないのかなと思った(彼が危険となる日が絶対くる) 別れることが本当に愛してる相手への思いなはず 命をかけてアンジーを救ってくれたのに。 脚本家バタフライエフェクト観てないだろwと思った
時間つぶしエンタメムービー
アンジェリーナ・ジョリーの顔の存在感
イブリン・ソルトの真意はなかなか明かされないし、アンジェリーナ・ジョリーの善にも悪にも見える稀有な顔も手伝って、中盤で焦点がぼやける感があるかもしれない。しかしこの映画で本当にぶれない点は、学者である夫のマイクはイブリンのすべてを受け入れて愛し、イブリンもまたそんな純真なマイクを心から愛しているということなのだ。ほとんど登場しないマイクこそが、イブリンを心ある人間の世界に引き戻したのだ。そこを理解しないと、なぜイブリンが夫をあれほど必死に探そうとするのかが分からなくなる。ほとんど荒唐無稽ともいえる無敵ぶりではなく、マイクと一緒の場面のイブリンの笑顔を見れば、スパイとしての強さの裏にある本当の心が見える。それを演じるのに、アンジェリーナ・ジョリーほどふさわしい面構えの役者が他にいるだろうか。
確かにこれはアンジェリーナ・ジョリーの魅力に負う部分が多い映画ではあるが、それで良いのだ。「チェンジリング」の母親に並ぶ、圧倒的な存在感があるのだから。
姐さん、やりよる。
普通の人なら確実に10回は死んでる。
普通のCIAでも5回は死んでておかしくない。
アンジー姐さんだからこそ不死身で許されるが、
”確信なく無茶して偶然助かる”のくり返し。
いや、ソルトが強いというより、
NYPDだかSWATだかESUだかUSSSだか知らないが、そいつらが弱すぎ。
大の男があんなにバッタバッタ倒されたらもう笑うしかない。
お話は、登場人物がことごとく意味不明の行動を取るので
疑問を持ち出してしまうと途端に面白くなくなります。
ただただひたすら、かっこいいアンジーを拝みましょう!
そんなアンジーに先を越されてしまったが、
旦那に「実は、、、私はCIAなの」と告げるのが私の夢なので、
あっけなく命を落とした軟弱男たちに変わって是非私を入れてほしい。
でんじろう先生に教わった風船時限爆弾くらいは作れます。
↓金返せなんて酷いコメントに惑わされずに、ご覧あれ!アンジーのアクションの凄さと、ホロリと流す涙に感動するかも知れませんよ~。
多くのレビューが、トム・クルーズ主演から書き換えられたことを問題視するものが見受けられますが、数多くのアクションをスタントなしで体当たりしたアンジーの気迫が感じられて小地蔵的には、見応えありました。
冒頭からCIAから二重スパイに見せかけられて、派手な逃走劇へと発展させるなど、アクションのテンションが落ちない所がいいです。確かに、二重スパイのように見せかけるトリッキーなストーリーのため、ソルトの立ち位置が二転三転したかのように見えるストーリーは、わかりにくくて、彼女の気持ちは掴みづらいということは感じました。
また、ストーリー上で突っ込みどころも満載です。例えば、ソルトにするとどんな屈強なエージェントやシークレット・サービスもイチコロになってしまうのは弱すぎだとも言えます。アンジェリーナ・ジョリーだから、主役は強いのだというしかありません。でも観客はそれを求めているのだから、いいじゃありませんかね。『暴れん坊将軍』のようにお決まりで、スカッっとさせられたほうが。むしろ今日テレビで見た『トームレイダー』のほうが、CGてんこ盛りで、つまらなかったです。なんだかお子様向けの怪獣映画の要だったりして、興ざめでした。他にも、いろいろあります。なかでも、ロシアのスバイたちは、なんで自国の大統領を暗殺してまで、アメリカを壊滅に追い込みたいのか疑問に残ります。余りに回りくどい方法ではないでしょうか。スパイなら、もっと手っ取り早い方法を思いついて当然でしょう。
ただ本国と連絡すら取らずに一般人として敵国で暮らす「スリーパー」スパイの存在については、面白い設定だと思えました。まるで拝一刀を悩ませた柳生の「草」のような存在です。戦国時代でもない現代に普通ならあり得ないと思うところですが、最近ロシアのスパイが摘発されたニュースが流れたので、果然このようなストーリーにも説得力を感じてしまいました。そういう意味では、ワンパターンで中東のテログループを登場させるのでなく、ロシアのスパイにスポットを当てたところがタイムリーであった思います。
ソルトの立場が二転三転するように見える複雑なストーリーも、愛することを殺されたことに対する一途な復讐劇と見れば、凄くストーリーが見えてきます。行き着くところは、ソルトが見せる悲しみの涙でした。愛する人を面前で殺されて流すあの涙は、ごまかしようがなかったのです。そしていつも愛する人のことを語ったり、回想するときのソルトの表情は、ほんのちょっと緊張した表情が緩んでいました。見過ごせないところです。
裏切りと殺伐とした殺しのシーンが続いても、何かしら後味がいいのは、ずっとソルトの愛を感じていたからではなかったかと思えます。
スパイとして育てられて、ずっと刹那に人生の無常と向き合ってきたソルトが掴んだ、普通の幸福も、ハードボイルドにかかると、何のためらいもなく、あっという間に奪われていきます。ハードボイルドとは、そんな空しさをウリにしているものなのでしょうか。身も蓋もなく、主人公に降りかかる不幸を楽しんでしまうものなのでしょうか。思わずソルトに同情してしまいそうになりました。
そんに薄幸な主人公を、アンジーは好演していると思います。バッタバッタと敵を倒していくの無表情さが、ハードボイルドの女主人公として相応しいと思うのです。下手にヒーローぶっていては興ざめです。
そして目力が強いことが魅力をアップさせています。本作を見ていると、そこらのカワイコちゃん女優とは違う、凄みを感じるのですね。アクション女優としての面目躍如です。目をカット見開き、頬をごっそりそぎ落とした無表情には、凄みと共にある意思の力を感じずにはいられませんでした。それでいて、どことなく希望を見失っている主人公の絶望感というか、底なしの虚無も感じさせる演技なのです。ゴルゴ13も実写版で誰かが演じれば、かくのごとき表情なってくることでしょう。
続編もあり得る終わり方なので、ソルトの復讐の完結編をぜひ見たいと思います。
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