ソルトのレビュー・感想・評価
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アンジェリーナ・ジョリーの顔の存在感
イブリン・ソルトの真意はなかなか明かされないし、アンジェリーナ・ジョリーの善にも悪にも見える稀有な顔も手伝って、中盤で焦点がぼやける感があるかもしれない。しかしこの映画で本当にぶれない点は、学者である夫のマイクはイブリンのすべてを受け入れて愛し、イブリンもまたそんな純真なマイクを心から愛しているということなのだ。ほとんど登場しないマイクこそが、イブリンを心ある人間の世界に引き戻したのだ。そこを理解しないと、なぜイブリンが夫をあれほど必死に探そうとするのかが分からなくなる。ほとんど荒唐無稽ともいえる無敵ぶりではなく、マイクと一緒の場面のイブリンの笑顔を見れば、スパイとしての強さの裏にある本当の心が見える。それを演じるのに、アンジェリーナ・ジョリーほどふさわしい面構えの役者が他にいるだろうか。
確かにこれはアンジェリーナ・ジョリーの魅力に負う部分が多い映画ではあるが、それで良いのだ。「チェンジリング」の母親に並ぶ、圧倒的な存在感があるのだから。
姐さん、やりよる。
普通の人なら確実に10回は死んでる。
普通のCIAでも5回は死んでておかしくない。
アンジー姐さんだからこそ不死身で許されるが、
”確信なく無茶して偶然助かる”のくり返し。
いや、ソルトが強いというより、
NYPDだかSWATだかESUだかUSSSだか知らないが、そいつらが弱すぎ。
大の男があんなにバッタバッタ倒されたらもう笑うしかない。
お話は、登場人物がことごとく意味不明の行動を取るので
疑問を持ち出してしまうと途端に面白くなくなります。
ただただひたすら、かっこいいアンジーを拝みましょう!
そんなアンジーに先を越されてしまったが、
旦那に「実は、、、私はCIAなの」と告げるのが私の夢なので、
あっけなく命を落とした軟弱男たちに変わって是非私を入れてほしい。
でんじろう先生に教わった風船時限爆弾くらいは作れます。
ソルトの味付け。
主人公の名前とはいえ、なんか微妙なこのタイトル^^;
隣のスクリーンでは「ナルト」が公開されていて戸惑うぞ。
…まぁ間違える人はいないでしょうけども(爆)
ソルトなだけにしょっぱい展開というか、スピード感が
溢れだした展開なので、ついていくのにけっこう疲れる。
アンジーの顔と身体を使ったアクション?演技?に魅了
されるも、ってことは…?と考える余裕もないほど早い。
二重スパイの容疑をかけられたソルトが、もの凄い勢いで
逃亡を図るのだが、その理由が夫を助けたい、というもの。
エ?なんで夫?夫はスパイではないはずなのに…という
疑問が湧くだろうことを考え、すでに冒頭で二人の出逢い
~北朝鮮に拉致されたソルトを救い出した夫との会話が
流される。CIAの職員は家族にすら本職のことは語れない。
(当たり前といえば当たり前でしょうが^^;)そのルールが
アッサリと破られた冒頭からすれば、このストーリーには
二重の罠が仕掛けられているんだろうな、と想像できる。
なので…個人的に物語にそれほどの意外性はなかった^^;
となればやはりアクション!アンジーの男顔負けの活劇!
を期待することになるんだけど、こちらはまずまずで、
いわゆる「ボーン」シリーズの女版を観ているような感じ。
飛び降りたり壁を這ったり、と思えば爆弾までチャチャッと
作りあげてドッカン!!という、まぁしたたかな実行犯ぶり。
この人一体、何をやらかすつもりなんだろう…?と観客の
目を釘づけにしたところで、なんとま~!男装までするんだ。
これが…お父さんと似ているかどうかは分からないけど^^;
素顔がもともとキツイ顔立ちなので、男顔のが柔和だった。
彼女の上司役でまたこの人、L・シュレイバーが出ている。
彼もこういう役が多いなぁ~^^;と思いつつ、その真相と
C・イジョフォーのたじろぎぶりを観比べてみるのも面白い。
ただ後半になればなるほど、技を仕掛ける彼女の顔が益々
怖くなっていくのが(もはやアンジーでもない)結構ホラーで、
今回の彼女は顔面アクション全開だったと^^;私は思うのだ。
スパイなんて映画の中の…などと思っていた時分に、
10年以上アメリカに潜伏していた元KGBのスパイ10人が
一斉に逮捕されたニュースがあった。うわ!いるんだー。
そう思うと妙にワクワクするが、どうやら続編がありそうだ。
(妹分はシュガーか?全部スパイスでまとめてくれ!なんて)
↓金返せなんて酷いコメントに惑わされずに、ご覧あれ!アンジーのアクションの凄さと、ホロリと流す涙に感動するかも知れませんよ~。
多くのレビューが、トム・クルーズ主演から書き換えられたことを問題視するものが見受けられますが、数多くのアクションをスタントなしで体当たりしたアンジーの気迫が感じられて小地蔵的には、見応えありました。
冒頭からCIAから二重スパイに見せかけられて、派手な逃走劇へと発展させるなど、アクションのテンションが落ちない所がいいです。確かに、二重スパイのように見せかけるトリッキーなストーリーのため、ソルトの立ち位置が二転三転したかのように見えるストーリーは、わかりにくくて、彼女の気持ちは掴みづらいということは感じました。
また、ストーリー上で突っ込みどころも満載です。例えば、ソルトにするとどんな屈強なエージェントやシークレット・サービスもイチコロになってしまうのは弱すぎだとも言えます。アンジェリーナ・ジョリーだから、主役は強いのだというしかありません。でも観客はそれを求めているのだから、いいじゃありませんかね。『暴れん坊将軍』のようにお決まりで、スカッっとさせられたほうが。むしろ今日テレビで見た『トームレイダー』のほうが、CGてんこ盛りで、つまらなかったです。なんだかお子様向けの怪獣映画の要だったりして、興ざめでした。他にも、いろいろあります。なかでも、ロシアのスバイたちは、なんで自国の大統領を暗殺してまで、アメリカを壊滅に追い込みたいのか疑問に残ります。余りに回りくどい方法ではないでしょうか。スパイなら、もっと手っ取り早い方法を思いついて当然でしょう。
ただ本国と連絡すら取らずに一般人として敵国で暮らす「スリーパー」スパイの存在については、面白い設定だと思えました。まるで拝一刀を悩ませた柳生の「草」のような存在です。戦国時代でもない現代に普通ならあり得ないと思うところですが、最近ロシアのスパイが摘発されたニュースが流れたので、果然このようなストーリーにも説得力を感じてしまいました。そういう意味では、ワンパターンで中東のテログループを登場させるのでなく、ロシアのスパイにスポットを当てたところがタイムリーであった思います。
ソルトの立場が二転三転するように見える複雑なストーリーも、愛することを殺されたことに対する一途な復讐劇と見れば、凄くストーリーが見えてきます。行き着くところは、ソルトが見せる悲しみの涙でした。愛する人を面前で殺されて流すあの涙は、ごまかしようがなかったのです。そしていつも愛する人のことを語ったり、回想するときのソルトの表情は、ほんのちょっと緊張した表情が緩んでいました。見過ごせないところです。
裏切りと殺伐とした殺しのシーンが続いても、何かしら後味がいいのは、ずっとソルトの愛を感じていたからではなかったかと思えます。
スパイとして育てられて、ずっと刹那に人生の無常と向き合ってきたソルトが掴んだ、普通の幸福も、ハードボイルドにかかると、何のためらいもなく、あっという間に奪われていきます。ハードボイルドとは、そんな空しさをウリにしているものなのでしょうか。身も蓋もなく、主人公に降りかかる不幸を楽しんでしまうものなのでしょうか。思わずソルトに同情してしまいそうになりました。
そんに薄幸な主人公を、アンジーは好演していると思います。バッタバッタと敵を倒していくの無表情さが、ハードボイルドの女主人公として相応しいと思うのです。下手にヒーローぶっていては興ざめです。
そして目力が強いことが魅力をアップさせています。本作を見ていると、そこらのカワイコちゃん女優とは違う、凄みを感じるのですね。アクション女優としての面目躍如です。目をカット見開き、頬をごっそりそぎ落とした無表情には、凄みと共にある意思の力を感じずにはいられませんでした。それでいて、どことなく希望を見失っている主人公の絶望感というか、底なしの虚無も感じさせる演技なのです。ゴルゴ13も実写版で誰かが演じれば、かくのごとき表情なってくることでしょう。
続編もあり得る終わり方なので、ソルトの復讐の完結編をぜひ見たいと思います。
寒い国から来たスパイより愛をこめて
P・ノイス監督の代表作といえばやはりポリティカルアクション『パトリオットゲーム』『今そこにある危機』だと思うが、今回も『冷戦時代から連綿と続くロシアンスパイの国家転覆計画』という実にポリティカルな要素が物語の肝となっている。
予告編を観た時にはその辺に気付かなかったので、物語序盤は「こいつは意外とスケールのでかい映画だッ!」とワクワク。
主人公ソルトがCIA局内を脱出し、高速道路帯を逃走するまでの長いアクションシークエンスもなかなかの迫力で、期待は高まる。
その後もアクションは盛り沢山だし、何より主役のA・ジョリーがまァとにかくカッコイイ。肉体的・精神的にどれだけ打ちのめされようが、己の感情を押し殺してひたすら冷徹に戦い続けるアンジーはドライアイスのような高熱を放っている。
……だが、いっこうに話が盛り上がらないんである。展開がせわしないというか、殺伐としているというか、とにかくこちらに感情移入させる暇を与えてくれない。
なんというか、余裕が無いように感じてしまうんですわ。
『ロシアより愛をこめて』以来、ロシアンスパイ御用達となっている(?)必殺ウェポン・仕込み靴が登場した時にはニヤリとしたが、それ以外にユーモアを感じさせるシーンは一切、全く、これっぽっちも見当たらない(笑)。
いや勿論、登場人物に感情移入させたり、ユーモアを感じさせたりすることだけが『良い映画』の条件だとは思っていない。
だがこの映画からA・ジョリーという稀有な魅力を放つ女優を取っ払った時、果たしてこの映画に何が残るのか?
『ボーン』シリーズに冷戦時代の置き土産を付け加えただけというのは言い過ぎかも知れないが、正直真新しさは感じられない。
ロシアンスパイの陰謀を描いた映画は幾らでもあるし、北朝鮮の拷問シーンが登場する『ダイ・アナザー・デイ』は既に7年前の映画だ。
逆に言えば、これくらいアンジーの魅力を引き出してみせた映画もなかなか無いと言える。この映画最大の見所はズバリ彼女の一挙手一投足。彼女のファンなら必見の映画だろう。
ところで本作のCMではま〜た『騙される』だの『騙されない』だのというツマラナイ宣伝をやっているようだが、そんなドンデン返しは期待しない方が良いです(客引きの事ばかり考えず、映画の魅力を正しく伝えていただきたいものだ)。
ノンストップのヒロインアクションとして、サクッと楽しむべし。
<2010/08/01鑑賞>
アンジーという女優さんがいるからこそ。
カッコイイ! 強い! 美しい!
そんな形容詞が似合う、それも、≪超≫×10くらい付く女優アンジー。
彼女がいるからこその作品なんだなと思った。
冒頭から引き込まれる映像。
10年も20年も別の顔を装い生活しているのに、イザ!!となれば、その責務を果たすスパイ!
何て強いスパイなんでしょ。
いえ、そうでなくては、スパイになんてなれない。
何で、わざわざオルロフが捕まったのだろう??
そんな疑問を考える暇も与えないストーリー運び。
うまいなあ。
トラックやタンクローリーに飛び移ったり、
大きな男相手に、互角の格闘をしたり、
古いアパートの外壁沿いに脱出したり、
バイクを見事に乗りこなしたり、
アクションシーンは、どれも見応えあり。
単純に、カッコイイアクションを楽しんだ!
笑うシーンもなく、ホッと一息つくシーンもなく、ただただ、ドキドキのアクションの連続。
でも、そんな中でも、どんなに辛くても、涙を流さず、悲しい表情をせず、ひたすら気持ちを閉じ込めて決意し、立ち向かうアンジー、彼女のそんな表情が良かった。
スパイの道具として、古典的な物って、実は基本なのね。
何だか、嬉しかった。
アンジー大好きなので、少し高めのスコアです。
面白ーい!凄ーい!
アンジーのアクションは最高!
推理という点はあまり期待せず、単純に゙アンジェリーナ・ジョリーのアクション゙を観に行きました。
爽快なアクションが好きな自分は大満足でした!
個人的には凄く興奮したし、余韻に浸れる映画だと思います!
続編…とかになりますかね?
アクションは予想外にてんこ盛り
突っ込みどころはあるものの、アクション映画として楽しめた。
「ソルトは何者か?」と宣伝ではあおっていますが、結局、ロシアスパイだったというのがすぐに分かって、最後までそのまま。ただロシアスパイだからといって、ロシア側にもつかない孤高のヒロインです…というだけ。どんでん返しがあるわけでもない。
それにしても「24」とかを見ていても思うんですが、アメリカの情報局に内通者多すぎませんか?(w
設定や話は荒唐無稽でも、アクションは予想外にてんこ盛り。ここまでアクション三昧だとは思いませんでしたので、そこはいい意味での予想を裏切られた感じ。
トム・クルーズのための脚本をほとんど変えずにやっているということで、まさに男顔負け。それを女性がやっている…という点は新鮮でした。ここまでできるアンジーはやっぱりスゴイなとは思うけど、彼女ならできちゃうだろうなぁ…とは思ってしまい、アンジー主演としての意外性はぼちぼちかな?
求めるものがすべて詰まっている
女子高生なんか、鼻息1つで吹っ飛ぶ、女ターミネーター。
アクション女優アンジーの面目躍如
二重スパイというのは、古くから緊迫したスリルをもつ素材として扱われてきた。情報収集や破壊工作などを行うスパイ映画でも面白いのに、二重スパイの場合は、さらに敵と味方の区別がつかなくなるサスペンスの要素が加わる。
アンジー扮するソルトは、冷戦時代に育成されたロシアのスパイが、米CIAに潜り込んで、じっと“時”がくるのを待つ。この設定が現実にありそうで、今の時代を反映している。
冒頭での、オルロフの告白はソルトをハメたのか、それとも化けの皮を剥いだのか、その一点を曖昧にしつつラストまでノンストップのアクションでたたみかける。
二重スパイを扱った作品は、心理の探り合いがメインになり、その消耗戦にハラハラドキドキするのが恒だが、このソルトは趣がまったく違う。頬が削げてシャープな顔立ちになったアンジーが、「ダイ・ハード4.0」のマクレーンも真っ青の超ハード・アクションを見せつける。普通の人間なら3回は死んでいる。息もつかせぬとはこのことで、100分ちょうど、気の休まる暇がない。あり得ない展開でものめり込んでしまうのは、世界でもトップのアクション女優、アンジーならではの面目躍如で、もはや貫禄といっていい。色気があって、大型銃器が似合い、頭も切れる。もちろん肉弾戦OKで、ひとりで一個師団あろうかという戦闘能力は、男臭さむんむんのランボーとはまた違った魅力全開だ。
時折みせる哀愁漂う横顔が、ほかのアクション女優と一線を画す。
この作品、駆け引きを楽しむよりも、アクションのまっただ中に入り込むことだ。できるだけ大きなスクリーンで観ることをお勧めする。字幕見るのがちょっとしんどいくらい前寄りの席がいい。アンジーのタイトスカートの深いスリットも間近で見れる。(^^ゞ
原題は大文字で「SALT」。
SALTは、第二次大戦以降、東西冷戦のもと1969年に開始された、ソビエト連邦とアメリカ合衆国が、軍備拡張競争を抑制し核兵器の数を制限する戦略兵器制限交渉(Strategic Arms Limitation Talks)の略と同じだ。1972年に暫定協定、1979年に条約調印と2ラウンド交渉されたが、1985年に発効しないまま失効になっている。
また文字通り塩加減がよく効いたアクション映画でもあった。
21世紀のアメリカの世界観を感じます。
アンジーの出産後初のアクション作品。キレは衰えていません。
あらすじは色んな所に描いてあるので、それはそちらにお任せ。この作品で興味深いのは、物語の冒頭の舞台が、北朝鮮ということ。これが冷戦華やかなりき 20世紀の頃であれば、間違いなく旧ソ連や東欧が舞台で有ったと思います。これが北朝鮮である言うことは、今のアメリカの世界観が表れているような気がして、表情興味深く感じました。
加えてもう一つ。物語終盤の舞台はホワイトハウスなんですが、9.11以前だったら、絶対こんな事が起きる舞台としては描かなかったはず。やっぱり 9.11で、世界に安全な所など無いということを思い知らされたアメリカが、その中枢の中枢まで、実は安全な場所ではないと言う描き方をするには、衝撃的でしたね。
さてさて、話的なところはこのくらいにして。やっぱりアンジーですねぇ。先にも記しましたが、子供を生んだとしても、体のキレは衰え知らず。当然、要所要所はスタントだと思いますが、それでも中々なアクションのキレを見せてもらいました。
それにしても、こう言う潜入工作員(モグラ)は、どのくらい居るんでしょうね? 疑いだしたらきりがないですが、「数え切れない位」と言う事を物語でアンジーが演じているソルトが言っていましたが、本当にそうなのかもしれませんね。
最後の最後は、「なるほど、そう来ましたか」と言う終わり方。ここは突っ込む所なんですかね? ホワイトハウスでソルトが拘束され、FBIの取調べのために移動しているはずなんですが、なぜかポトマック川にさしかかります。ホワイトハウスからFBI本部なんて、すぐそこなんですけど? クァンティコにでも行こうとしていたんですかね? もっと言うと、大統領の安全に関わる事項の第一管轄はシークレットサービスなんですが、なぜかFBIに連行されているんですよねぇ。国家安全保障に関する事項だからでしょうかね? まぁ、そう言う細かいところはさておき、結末的には、次作を作ろうと思えば作れる終わり方になっています。でもなぁ、この作品で十分ソルトは活躍していますからねぇ。もし仮に二作目を作ったとしても、二作目の話はかなり辛くなると思います。
非常に面白いアクション映画です。でもアクションにしては珍しく、スッキリ爽快と言う感じではないですね。
切り口の面白さ
ちょっと面白い設定ですよね。
最近のハリウッドでは大作モノでこの切り口って見当たらない感じです。
アンジェリーナ・ジョリーが選んだのも、この設定の面白さなんでしょうね。
ああ、そうなんだ?こっちに持って行くのね、という純粋な驚かされ方で、感心しました。
どういう気分でこのアクションを楽しめばいいんだろう?というどっちつかずの気持ちにもなったんですが…w
誰目線?誰に感情移入すれば?という二転三転の展開。
キャッチフレーズ的に「あなたも彼女に騙される!!」なんて宣伝してるから「俺は絶対、騙されんぞ!」と息巻いて観に行ったんですが…いやあ、見事に騙されましたよw
ただアクションに関してはちょっと好みによるかも。少し物語の整合性に沿い過ぎな向きを感じましたけど…うん、でも、これはこれで。
快作です。
アンジーの一つの側面
みなさん、こんにちは(いま8月1日11:45頃です)
名作「チェンジリング」以来のアンジェリーナ・ジョリー。
個人的に昨年の主演女優賞だった彼女がどんな演技を見せるのか?
作品的にも、ストーリー的にも、チェンジリングとは大きく違うことはわかっていたが、
演技者として、どのように成長しているのか、なんてことが一番の見所だった。
う~ん。
この映画、トム・クルーズのための脚本だったという。
事情があって主演が彼女に代わった。
トム・クルーズなら全く違和感がない作品になっていただろう。
あまりにも彼らしいので面白みには欠けたかもしれないと思うほど。
それがアンジョリーナ・ジョリーになり、
つまり、女になり、違う個性のなったことで、微妙な印象になった。
たとえば、超高速アクションにしても、ひとひねり、ふたひねりの
ある対人関係にしても、どう解釈すればいいのかって、迷ってしまう。
いずれにしても、大変な超人ぶりなんだけど、女性ということで
ますます、ありえなね~と感じるべきなのか、
そこまで飛ばしているから面白いと感じるべきなのか。
映像と音楽のスピード感は「グリーンゾーン」に似ている。評価9
ストーリーは荒唐無稽(だからってダメってわけじゃないが)評価5。
そして、アンジョリーナ・ジョリーの役者ぶりは?
個性は生きていたか。新たな魅力を生み出していたか。評価7。
ってことで、
総合評価は7点ということで・・・。
まだ迷ってるといるというのが、正解なのかもしれない。
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