ソルトのレビュー・感想・評価
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いいんじゃないでしょうか(^^♪
M:IシリーズとMr.&Mrs.スミスを足したような映画でした。アクション映画を見ていると、やるんだったら豪快にアクションしてほしいと思うし、中途半端ならやらなきゃいいのにと思うこともあります。ソルトは娯楽映画としてはとてもいい出来だとおもいます。アンジーのかっこよさに1点あげたい。私は、アンジーのアクションじゃない時の演技も大好きで、「チェンジリング」は強烈に訴えかけるものがありました。そういうアンジーの一面も知った上で、何でもできる女優という点にもう1点。あとは、リーヴ・シュレイバーに1点。彼は主役ははらないけれども、キーパーソンとしてスクリーンに登場すれば、あの何かをたくらんでそうな顔が、作品に隠し味を残してくれる気がする。私は、彼のもっと繊細な演技を見てみたい。
ソルトを見終わって思ったこと。それは、ソルトって孤独だなってこと。私も死にたいほど孤独を感じる時があるけれども、同じ孤独なら、ソルトのように才能があり少しでも目的のある孤独の方がいいなと思った。
アンジーはやっぱりカッコイイ!
スタントシーンの連続で息もつけないほど。女優が主演なのに、男性以上に激しいスパイアクション映画だ。最初に脚本を書いた段階では、トム・クルーズを想定していたというから当然か。アンジーの主演が決まり、ラストシーンなどの変更はあったらしいが、激しいアクションはそのままだったようだ。ストーリーの展開も早く、あっという間に終わってしまった。
女性アクションスターの第一人者アンジェリーナ・ジョリにふさわしい映画だ。高い橋の上から下を通る車に飛び降りたり、車がクラッシュしたり、男性が演じるのも大変なスタントシーンが多い。スタントマンの数は30人以上はいたようだ。アクションが目につくが、ストーリーもしっかりしている。驚くような展開もあり、面白い。なぜ?という疑問はいくつか残るが・・・。含みを残したラストシーンは、続編への暗喩かもしれない。アンジー、やっぱりカッコイイ!
薄っぺらい
謎のロシアスパイ
つい最近 米国各地に10人のロシア人スパイが 市民を装って住んでいて情報を収集していた。なかには夫婦として 子供を地元の学校に通わせていたスパイもいたし、若い美人の妻がスパイだったと聞かされて寝耳に水の夫まで出てきたが、一斉に逮捕された。彼ら10人のロシア側スパイは ロシアに逮捕 拘束されているアメリカ側のスパイで原子物理学者と交換に 超法規処置によってロシアに送り返された。10人のスパイの代わりに 米国に戻ってきた物理学者は 自由の身になったにも関わらず 自分はもともとロシア人なので、ロシアに帰国すれば また逮捕されるが それでも帰国したいという意志を表明した。
米ソ冷戦終結から時が経っても 依然として米ソ核兵器縮小交渉に毎回難渋しているように 互いのミサイル攻撃と防衛の対立は持続しており、スパイ合戦も続いているようだ。
何十年も互いの敵国に市民として潜入して 情報を定期的に母国に送り なんらかの指令を待っているスパイが あちこちにいるのは事実だろう。
15年前に成人移民英語講座で ロシアから来たスラーという青年と親しくなった。2メートル近くの身長があり、青い目で金髪の美青年。結婚したばかり。私も再婚したばかりだった。
当時、永住権を取得した移民には その人のレベルに合わせて沢山の英語講座が用意されており 510時間まで無料で講義を受けることが出来た。民間の英語学校に1年間通うより はるかにレベルも高く良質な教育プログラムだった。同じクラスには 若い人が多く、イラン、トルコ、レバノン、ポーランド、ボスニア、ルーマニア、ハンガリア、チェコスロバキア、チリ、ホンジュラス、などなど、様々な国の人がいて、友達になった。
でも ロシア人のスラーだけは、特別だった。会ってすぐ仲良くなった。いつも彼と二人で文学の話をした。彼は 驚くほど博識で、芥川龍之介の本など みな翻訳で読んでいた。私も彼も、英語のボキャブラリーが豊富でないので、適当な言葉が見つからず 時には互いに悔しい思いで歯噛みしながら、日本文化について語り、禅や山岳仏教などの話に熱心に討論した。またフランツ カフカの文学をどう捉えるか などという話にも及んだ。
彼の両親は共に軍人だったので、北極に一番近いニューアイランドというロシアの北の極限に暮らしたことがあると言っていた。1年のうち3分の2は、太陽が出ない島。この島はロシアの軍事基地で、数家族が交代で派遣されているが、1年のうち数ヶ月しか 昼と夜がない厳しい生活でうつ病に陥りやすいので 派遣期間は2年が限度だそうだ。家の外を5メートルもの高さのある大きなシロクマがノシノシ歩き回り、毎晩激しいブリザードが吹き荒れるという。そんな彼の話に夢中になった。
510時間の講座が終了したあとも、2回ほど彼と会った。1度はレストランで 互いにパートナーを紹介しあって、2度目は、オフィス街を歩いていた時 AKIKO-と大声で 呼び止められた。来週日本に行くんだ、と嬉しそうに言っていた。それが最後で、その後 何度か携帯電話を かけてみたが 誰も出なくて二度と彼を見ることが無かった。彼は健康そうな肉体を持ち 裕福そうだった。
今でも私は 彼はスパイだったのではないかと思う。何らかの目的で ここに送り込まれて、前触れもなくどこかに去っていった。彼と話に夢中になって二人で共有した時間をときどき思い出す。
映画「ソルト」を観た。ハリウッド映画で アンジェリーナ ジョリー主演の新作。トム クルーズが主役をやるはずだったのが、かねてよりジェームス ボンドのような役をやりたいと言っていたアンジェリーナが主役に抜擢されて話題になった。3人の赤ちゃんを産んで 養子を入れると6人の子供のおかあさんとして、子育てをしながら 国連親善大使を務めている。芯が強く しっかり者で 自分のスジを通すというイメージから決して外れない。173センチの長身で 目鼻立ちがはっきりした美人だ。
ジョン ヴォイドの娘。彼が米国のヌーベルバーグの切っ掛けになった「真夜中のカウボーイ」で登場したときの衝撃は忘れられない。「チャンプ」も良かった。
アンジェリーナ ジョリーの映画で一番好きなのは「MR&MRSスミス」2005年だ。
新作「ソルト」のストーリーは
CIAエージェントのソルトは 子供の頃ロシアで KGBの中でも過激派のグループに捉えられて、スパイとして特殊教育を受けて育った。しかし、KGBの中で二重スパイをしていた両親を殺されたことを切っ掛けに ソルトはアメリカに戻り CIAとして働く。北朝鮮で拘束されて拷問を受けるが、CIAの仲間に助け出された経験を持つ。
その後、博物館に勤めるドイツ人の昆虫学者と 恋に落ちて結婚、仕事を続けながらも 幸せな結婚生活を送っていた。
ワシントンCIA本部で ソルトは逮捕されたロシア人スパイを尋問することになる。CIAの仲間が注目する尋問室で ロシア人は尋問に答えた後 ソルトがロシアのスパイであると言う。いっせいに仲間から疑いの目で見られてソルトはあわてる。今度は同じ尋問室でソルトが尋問される番だ。彼女は 家にいるはずの夫に危害は及ばずにすむようにしなければならない。逃亡することにする。監視カメラを消火器やパンテイーで覆い、消火器と掃除に使う薬品で迫撃砲を作って 追手から逃げる。辛うじて家に戻ってみたら すでに夫は何物かに連れ去られていた。
ソルトの次のターゲットは ニューヨークで、米国副大統領の葬儀に渡米しているロシアの大統領を暗殺することだ。黒髪に変装して 首尾よく大統領を処分、そして、ソルトが向かう先はKGBの米国内本拠地だった。着くや否や、ソルトを待っていたのは 愛する夫が処刑される場面だった。 顔に出さず、慟哭するソルト。しかし休むことなく さらに、ソルトは 男装してホワイトハウスに潜入して米国大統領の命を狙う。ソルトはCIAエージェントなのか、それともKGBの2重スパイだったのか、、、。というお話。
ハリウッドで活躍するオージー映画監督 フィリップ ノイスによると、アンジェリーナは ほとんどスタントマンを使わずに 危険なアクションを自分で演じたそうだ。
彼女は橋の上から高速道路に落ちて 走ってきたトラックの幌につかまる、、手錠姿でパトカーを乗っ取り カーチェイスの末 逃げ切る、、大統領の乗ったエレベーターを追って 何十階段分もシャフトを滑り降りる、、走っている地下鉄から飛び降りる、、驀進中のヘリコプターから海に飛び降りる、、、そして教会でロシア大統領を暗殺し、ホワイトハウスで米国大統領を襲う。細身の彼女が スーパーマンと バットマンと スパイダーマンと、アイアンマン全部あわせたくらいの 活躍をする。
まったく現実感がないが、おもしろい。
観ていて 時としてソルトと一体となって、逃げ惑い 時として味方だと思った こっち側の相手を無慈悲に殺し、ええっ? それじゃあ 前に殺したあっちは、何も殺すことなかったんじゃないか?と期待を裏切られ そうか、やっぱりCIAの中でも こういう一匹狼が必要なのか と なるほどと納得したり、またそれも疑ってみたり、、、。とても忙しい。
これを娯楽映画という。
とてもお金のかかった 贅沢な娯楽映画だ。こういう映画の評価は ひとこと 「おもしろかった」と答えるのが正しい。
じつにおもしろかった。
古色蒼然とした物語ではあるが、アンジーの存在感が出色
物語の展開や、「おいおい、そこに行きますか。ハリウッドも仮想敵がいなくなって苦しんでるのね」といった感じの真相は、はっきり言って、これまでも散々使われたひな形であって、ストーリー面での驚きはなかったが、ところがどっこい、アンジェリーナ・ジョリーの存在感、肉体的な説得力だけで映画が成立しているのが見事。
ハリウッドのトップに君臨する女優が、体を張ってよくやっているし、彼女のアクションを見るだけでもお金を払う価値ありの一本。
アンジーらしいアクション映画
序盤は普通のスパイ映画です(女性版MI)
中盤手前ぐらいから展開が変わっていき、
なに?アンジーって悪役なの?と思わせる展開ですが、
ここからアクションもストーリーも面白くなってきます!・・・ですが!
そこで上映終了・・・まさかの続編!?っていう終わり方です、
しっかり終わってくれればさらに面白かったと思いますが、
でもアンジー好きな僕としては続編も期待が持てる作品です!
だけどそこは人それぞれっていうことで4という評価に致しました。
いつものアンジー的
アクション満腹
今さら
まぁ一言、言えばボーンに似てんじゃね?って感じ
ウォンテッドでも痩せすぎじゃね?と思ったけど それよりまた痩せて
こんなキャシャな身体で殴られ蹴られる男たちって弱すぎだろと腑に落ちません
シリアルに作ってるんですけど 暴力シーンは説得力なく無理がありすぎ
内容はトントンと彼女が追い込まれて行くんですが それも他の方のレビューと同じで なんで?って感じ
女版ボーン・アイデンティティーってネタ的に古いしアンジェリーナだから観るって感じなのかなぁ 音楽も記憶に残らないほどの駄作だし
あと難癖つけるなら 今回 難癖ばっかりになっちゃうなぁw
彼女がCIAって理解して危険と分かりながらも夫婦でいたい 君を愛してるって旦那が言ってるんだが本当に自分(アンジー)が危険な人物と分かって彼を愛してるなら 夫婦で絶対いられなかったはずじゃないのかなと思った(彼が危険となる日が絶対くる) 別れることが本当に愛してる相手への思いなはず 命をかけてアンジーを救ってくれたのに。 脚本家バタフライエフェクト観てないだろwと思った
ひと昔前のセンス
フィリップ・ノイスとは懐かしい名だが、作品のセンスも1990年代のもので、粗雑で強引な物語構成もなんだか懐かしい。クライマックス、地方のCIA幹部が「あそこ」まで同行できるのはどう考えても変だし、ソルトを何回も逃がす(確実にクビだろう)FBI捜査官も権限があり得ない。どうにも無茶であり、娯楽バカなら許せるんだけど、ノイスのタッチは至って真面目。えらいアンバランスさだ。ここは、という場面の感情表現も下手だし、黒幕は見え見え過ぎる(『クライシス・オブ・アメリカ』だし。)全体が見えないカート・ウィマーと波のあるヘルゲランドならこんなもんかな。
アンジェリーナ・ジョリーは良い。彼女の七変化を見るだけでもお金を払う価値はある(男装はナイ。あれは絶対バレる。すこぶる怪しい。)。逃走アクションもダイナミックで面白い。
時間つぶしエンタメムービー
アンジェリーナ・ジョリーの顔の存在感
イブリン・ソルトの真意はなかなか明かされないし、アンジェリーナ・ジョリーの善にも悪にも見える稀有な顔も手伝って、中盤で焦点がぼやける感があるかもしれない。しかしこの映画で本当にぶれない点は、学者である夫のマイクはイブリンのすべてを受け入れて愛し、イブリンもまたそんな純真なマイクを心から愛しているということなのだ。ほとんど登場しないマイクこそが、イブリンを心ある人間の世界に引き戻したのだ。そこを理解しないと、なぜイブリンが夫をあれほど必死に探そうとするのかが分からなくなる。ほとんど荒唐無稽ともいえる無敵ぶりではなく、マイクと一緒の場面のイブリンの笑顔を見れば、スパイとしての強さの裏にある本当の心が見える。それを演じるのに、アンジェリーナ・ジョリーほどふさわしい面構えの役者が他にいるだろうか。
確かにこれはアンジェリーナ・ジョリーの魅力に負う部分が多い映画ではあるが、それで良いのだ。「チェンジリング」の母親に並ぶ、圧倒的な存在感があるのだから。
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