「誰の側か分からないまま、走り続ける」ソルト shinさんの映画レビュー(感想・評価)
誰の側か分からないまま、走り続ける
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あらすじ
CIA職員のイヴリン・ソルトが、ロシアのスパイだと告発される。
そこから逃走が始まり、立場は次々と反転していく。
アメリカなのか、ロシアなのか。
味方なのか、裏切りなのか。
理由よりも先に行動だけが積み重なっていく。
感想
とにかくアクションがすごかった。
止まる場面が少なくて、その勢いのまま最後まで見ていられる。
考える前に次の展開へ進んでいく感じが、この映画のリズムなんだと思う。
物語も、
二重スパイなのか、
アメリカ寄りなのかロシア寄りなのか、
それとも彼女自身の守るべきものや復讐のためなのか、
軸が代わる代わる現れる。
どれが本当なのか分からないまま進むけれど、その揺れが退屈さを感じさせない。
「お前もだったのか」という伏線もいくつかあって、
見直したら、あの一言やあの態度が意味を持っていたんだと気づけそうな作りではある。
初見では流していた場面が、後から効いてくるタイプの映画だと思う。
ただ、やっぱり引っかかるのは、
ロシア側の狙いが最後まで見えきらなかったこと。
計画の規模は大きそうなのに、目的ははっきりしない。
結局、ロシアは何がしたかったんだろう。
そこは最後まで曖昧なままだった。
でも、不思議と退屈ではなかったし、途中で止めたいとも思わなかった。
分からないまま走り切られる感じが、この映画らしい気もする。
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