アイガー北壁

山好きの友人に勧められて鑑賞。
私は登山はしたことはないし、したいとも思わないが、友人いわく、山に登ると人生が変わるらしい。それでも私はそこに山があっても登りたいとは思わないが。
しかし、山に興味がなくとも、とても楽しめました。楽しんだと言っていいのか微妙だが。
残念なのは、私だけかも知れないが…終盤、誰が誰だかわからなくなってしまいました。
そして、元々二人組で始めたので、あの場面でまた二組に別れて、それぞれの道を行くことは出来なかったのでしょうか。山のオキテに従うとこういう結果になってしまったのでしょうか。
山に魅せられて、山の魔力に取り憑かれた男たちの物語がそこにありました。

クライミングの恐ろしさ、難しさ。

それでも人間は登る。

北壁がリゾートと向かい合ってることがすごい。

アイガー・サンクションの元ネタだった。
リアルに描くのは良いが、助かるか助からないかだけの話だし、後々語られる話だから、助かる事になるろう。
演出が悪すぎる。夜や吹雪の場面で視界が聞かない上に、似たような顔だから、誰が生き残ったかも分からない。
必要のない場面が多すぎて、
結果はハリウッド。ではないのか！？
驚き。じゃぁ、この登山は何だったのか！？生存者がいないのに、登山の経過がここまでリアルに表現できる訳が無い。つまり、過度の演出で、見にくい映像を見せられていた事になる。
言いたい事は分かる。ナチス批判だからね。しかし、彼らをナチスドイツの被害者とは思えない。

壮絶な映画。
実話ベースで丁寧に製作されていて、リアリティがすごい。
手に汗握ると言うが、本当に手に汗をかいた。
それにしても命をかけて山に登るなんて自分のような凡人の理解を超える。

テレ東「午後のロードショー」