「一人の武士が貫こうとしたもの。」必死剣鳥刺し りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
一人の武士が貫こうとしたもの。
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特に好きな俳優さんが出演しているわけでもなく、そんなに期待もせず見てきました。
武士であっても、今でいうサラリーマンだ。
上司の命令には逆らえない。
死ぬことさえ許されない。
そんな男が感じる、運命の不条理、裏切り、策略。
口下手で、不器用な男の行動。
気高さを感じた。
ラストまでの「静」の部分は、長くも感じたが、退屈はしなかった。
最後の15分間の「動」には、目が釘付けになった。
この時代劇は、殺陣が生きている。
失血して、顔色が悪くなっていく様や、血しぶきが飛ぶ様子がリアル。
武士とは・・・ こうありたいと思う自分の姿を実行するのだ。
それにしても、連子を刺すのではなく、殿を刺せばよかったのに?!
いくらなんでも、できないか。
「鳥刺し」というネーミングに、少々不満ありだったけれど、見ているうちに納得。
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