「今にも通じる話」武士の家計簿 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
今にも通じる話
正直音楽は暗いし、算盤(そろばん)の音がどうもドキドキするし。
自分の婚礼の日の夜も、親の葬式の夜でも、日々経費の計算を欠かさない。
「こんな細かい奴、いやだー」と、思いましたが。
経費を日々計算をし、管理するって。今の家計簿にも通じる話かもって。
父・直之が幼い息子に問う場面。
直之:「このままでは経費が不足する。さあどうする?」
息子:「来月の分から、持ってくればいいと思います」
直之:「それでは、来月が苦しいぞ。」
なんだか自分のことを言われているようで、胸が痛いです。
また「お救い米」の経費が合わないのは、横流しがあった云々も。
いわゆるかつての「裏金」事件にも通じる
。
なので、時代劇ながら今風な側面も結構ありました。
算盤侍が"お家芸”の猪山家。
後半はちょっと人情的な場面もあり。
「兵隊はたくさんいるが、算術ができるのはお前しかいない」。
そんな幹部のセリフが印象的でした。
仲間由紀恵さんの妻(のちに母)が。
実にしっとり&しっかりの役がドンピシャで拍手。
私も日々レシートを家計簿につけ、週ごとに計算する日々。
猪山家のように、売れるものも結構売ったし。
いつかこの努力が、報われるといいなあ(脱線しました、失礼)
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