「何てツライ生い立ち。」プレシャス りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
何てツライ生い立ち。
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R+15の作品である。
性的虐待を扱っているからか。
でも、ひどい描写は少なく、このテーマに真剣に取り組んだ作品だ。
中学生も見て、自分のこと、親のこと、先生のこと、友人のことなど、考える良いきっかけにしてもらえれば・・・と思った。
プレシャスの生い立ち、現状はひどい!の一言。
でも、アフリカ系アメリカンに、普通に起こっていることとのこと。
日本でも、最近、乳幼児虐待の記事を、よく目にする。
親が子に与える無償の愛。
それを、知らない子もいるんだ。
父親にはレイプされ、母親からは虐待される。
こんな生活、もうイヤ!!
死にたくなるかもしれない。
でも、プレシャスは、前向きに力強く生きていく。
親に虐待されると、子にも同じようにツラク当たる人もいるようだけど、プレシャスには、反対に、温かく大切にしたいという気持ちがわいてくる。
プレシャスの、子どもと一緒に暮らすため、教養を身につけようと頑張る姿。
彼女が頑張るからこそ、先生や仲間の存在が勇気と力を与えてくれる。
ヒドイことの連続からの現実逃避の妄想が、暗く重いテーマを明るくさせる。
ソーシャルワーカーと母との3人の面談。
母親の「女」としての本音の吐露に、理解を示すが、2人の子供と一生懸命生きていくことを決心する。
プレシャスに、何でもいいからラッキーが起きて欲しい。
幸あれと祈らずにはいられなかった。
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