僕と妻の1778の物語のレビュー・感想・評価
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変態すぎて感情移入できん
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売れないSF作家草なぎの妻の竹内がガンになり、余命1年を宣告される。
でも笑う事で思わぬ改善の可能性もあるという話を聞いて、
草なぎは妻のために毎日物語を書く事を決意する。
そのまま5年くらい、竹内は生き延びた。
そしてガンの進行が止まったと医師に言われ、2人で北海道旅行に行く。
帰った後竹内はまた悪化、実はガンの進行は止まったわけではなく、
これ以上良くはならない事を聞いた竹内が医師に懇願し、
死ぬ前に草なぎと旅行に行くために強い薬で一時的に止めていただけだった。
こうして竹内は死亡。
変態の草なぎは葬式を手伝ってくれる親族らにもろくに挨拶もせず、
アホみたいに最後の物語を書き続けた。
竹内が幽霊やからペンで書かんでも見えんよねとか言いながら。アホか?
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うーん、正直草なぎが変態過ぎて感情移入できないってのが感想。
ろくに人と接する事もできない人間が、妻のために物語を書く。
単なる自己満足にしか見えんくなってまうわのう。
生きてるうちならともかく、死んでからも書いてるし。
葬式関係の作業とか、他にやる事たくさんあるやろうっての。
なのに行動が全て自己満足のためのもので、単なる変態にしか見えん。
まあ草なぎ自身が変態っぽいんで、そう見えるんかも知れんけど(場)
けどなあ、どうせ竹内が死ぬのがわかっとるにも関わらず、
死にそうでなかなか死なんかったり、死んでからも話が続いたり、
無理矢理感動させようとしてるような感じがするんよな。
あと、竹内の入院してる病院でも気味悪がられてた草なぎが、
妻のために物語を毎日書いてるってわかっただけで周囲から支持される、
そんなクダリもいらんやろ。単なる変態なんやから。
周囲から理解されようとは草なぎも思ってないはずやし。
妙に美化するというか、そういう部分が見え見えなんよなあ。
それにしても衰弱して行く竹内は、何か色っぽいというか、
男を引き付ける艶のようなものがあったな。
妻のために捧げた1778話
ガンの進行で余命宣告された妻の為に1日1話のストーリーを捧げた主人公でしたが、1700話突破したときガンの進行が再び始まり死を待つしかありませんでした。そして妻が死んだとき最終回の1778話はどんな思いで書いたのか泣きそうでした…😢
こちら3万円、今月のお小遣いです、お確かめください
映画「僕と妻の1778の物語」(星護監督)から。
原作は、SF作家・眉村卓さん。
がんで死去した夫人の実話をもとに描かれたようだ。
主演は、草彅剛さんと竹内結子さんの夫婦役だが、
そうなると、気になるのは、奥さんが銀行員だったかどうか。
メモした台詞の中で、ストーリーとは関係ないが、
面白かった会話があったからだ。
銀行員で窓口担当をしている彼女が、呟くシーンがある。
夫役の草彅さんが3万円を出金しようとした時、
「こちら3万円、今月のお小遣いです、お確かめください」
まだ物語冒頭で、ふたりの関係が夫婦と知らないまま観たので、
違和感があったのだろう。
この銀行の窓口担当は、シャレなのか、冗談なのか、
それとも、出金するお金の使い道とか、記入する欄でもあるのか、
そんなことを考えながら、なかなか面白いな、とメモをした。
その後、2人が夫婦がだとわかり、ナゾは解けたが・・・。
日常の会話ではないフレーズがメモの対象となってしまった。
他にメモしたフレーズより、インパクトがあったということ。
せっかくの感動作なのに、誠に申し訳ない。
P.S
普段あまり口にしない会話を、もう1つご紹介。
「先生、女運はいいんですね」「そうなんだ」
「男運」の話はするけど「女運」ってなかなか口にしないもの。
理想の夫婦に。
ゲゲゲ~を観た時にも感じたことだったが、
どうすればこんな風に、夫のやりたいことをしっかり
理解できる妻になれるんだろう、妻に対して真摯に
向き合える夫でいられるんだろう、と羨ましくなる。
互いが互いのことを想い、切ないまでに尽すのだが、
そこに無理や強制を感じない(疲労はもちろんあるが)
こんな仲睦まじい夫婦になれたら、と誰もが思うだろう。
病気で急逝するなんてとても哀しいことだが、終生、
大好きな相手と幸せに暮らすことができたのである。
結婚して良かった。この人とまた一緒に暮らしたい。
なんて、人生の終わりに思えることはまさに理想だ。
学生時代から付き合っていた二人、とあって
お互いをよく分かっている(特に妻は)から、新婚旅行
がボツになろうと^^;そこに後悔すらない。夫の仕事を
最優先に妻が支えていた生活というのがよく出ている。
草なぎくんは何というかこういう…オトコを感じさせない
役作りがうまい(実際にまったくオトコを感じないが)
年下だろうに、どう見てもお姉さんに見える竹内結子が
寝たきりになる最後の最期まで献身的に家事をこなし、
彼の原稿に幸せを貰い、笑顔で過ごすのも微笑ましい。
いちいち泣かせよう、という演出がないのが却って良い。
実際にはこんなに簡単な毎日ではなかったと思う。
辛い日々もあったろうが、そこをSF作家のファンタジー
として成立させ、不思議な世界観を持たせている。
確かに笑うことには免疫力を上げる効果がありそうだ。
実際には友人・谷原(今回いい感じ)がいうように、投薬
効果があっての奇跡だったかもしれないが、私はそこに
夫の原稿をいつまでも読んでやる!という妻の心意気を
感じずにはいられなかった。あれだけ夫を応援したのだ。
夫が自分に向けて仕事をしているのに、おめおめと死ぬ
ワケにはいかない!本当に気丈でパワーのある女性だ。
よく、
僕には(私には)これしか出来ないから。という人がいるが
それしか出来ないアナタを誰よりも愛している相手がいて
それだけを真摯にやってくれたらゼンゼン大丈夫、という
事がある。だって何よりそれが出来るアナタを好きになり、
それをしているアナタを見ている自分が幸せなのだから。
本当に相手を好きになるのは、そんなたまらない想いを
自分に抱かせてくれる人だからなのである。いつだって…
(積まれた原稿に一番感動した。奇跡を生んだ原稿だから)
空想と現実に惑わされて泣く瞬間を逸した
大腸癌で亡くなってしまう節子に対し何もできない主人公の朔の気持ちがよく伝わった。ただ、SF空想が入ったと思えば、節子の大腸癌との闘病のつらさが入るというさまざまなシーンがころころ出てきては、繰り返すことでどこがクライマックスになっているのかわからないうちに映画が終わった感じがした。
大腸癌の患者を知っているが、まさに節子のような症状に悩まされていたのを思い出す。大杉さん(医師役)の提示した画像もリアルで素人にもわかりやすく、不気味な感じをかもし出していた。大腸癌患者を持つ家族にはすごくリアルなところもあった。(朔の原稿が痛くて持てないとか、節子の手が抗癌剤で黒っぽいとか)がん専門の監修が入ったか。
なくなる場面は看護師とかの動きのこだわりを見たけど、心臓マッサージは節子にしてほしくなかったかな。。
いずれにしても、大腸癌の患者へは希望を持てる作品とはなっていない。どうせなら、笑って治る話がよかったかな。。。
僕シリーズ三部作のFANです
星監督特有の寓話的な世界観を受け入れられるかどうかで評が分かれると思います。「世にも奇妙な物語」系の話が好きな人はハマるのではないでしょうか。自分は学生の頃SF小説を読みまくっていたのでレトロタイプのロボットが出てくるたびなんとも懐かしい気持ちになりました。
竹内さんの段々弱っていく妻の演技が圧巻でした。
触れただけで痛さに苦しむシーンは癌で亡くなった身内を思い出して涙が止まりませんでした。かなりダイエットもされてたんじゃないでしょうか…役者さんはすごいですね。
草なぎさんは浮世離れした夫役を彼にしかできない演技で好演していてこちらも素晴らしかったです。最近ドラマで立て続けに彼の泣く演技を見てるのでもうそろそろ見飽きたと思ってたのにまたまんまと泣かされてしまいました。
ウワーンと号泣するというより気が付いたら泣いていました。北海道旅行の場面は幸せそうな二人が切なくて悲しい場面じゃないのに涙が出ました。もしかしたら作中で一番泣いたかもしれません。シリーズのFANとしては映画のラストシーンが僕生きのラストシーンを思い出させてそこでまた泣けました。
今年ワーストが早くも登場か?
とりあえず無駄に長く、苦痛の2時間半でした。
私はドラマ「僕」シリーズは結構すきでした。
この映画は別物と考えて良いでしょう。
ドラマの良いところが全て台無しになっていました。
まず、オープニングから酷い違和感を覚えてしまう。
唐突に始まったかと思いきや、ビルが動いたり、UFOが現れる。
なんだこれは?本編前のなにかとコラボでもしたCMであることを願ったけど、
紛れもなく本編が始まっていたのです。「こんな感じでずっと進んだらやだな…」
という予感は見事に的中。
クサナギくん演じる「僕」は、かなり気持ち悪く不気味である。
これをただ不器用な男ですましていいのか?と思う。犯罪を起こしかねない人物像。
妻のガンが発覚した後、自分にはやっぱり小説しかないと思うのだが、
その肝心な小説もユーモアセンスが全くなく、面白くない。というかやはり気持ちが悪い。
その小説(エッセイ)をみて毎回ゲラゲラ笑う妻(竹内結子)にも疑問だが、
この男と高校生の時から付き合っているのだからイタイ女性なのだろうと思う。
不謹慎かもしれないが、妻がなかなか死なない。
そりゃそうだ、まだ1000話以上残ってるもんなと思う。
ネタバレ&このくだらないエッセイを何回も読まされる妻もかわいそう。
編集社の階段で谷原?さんと僕が座って語り合うシーン。
邪魔になっているのになぜどかない?イライラ。なんだこのシーンは。
その前に路駐された車も、パーキング枠内に入れてるから文句言わないでね的な画で撮影してる。くだらなすぎる。
病院内の看護士、患者、掃除人が二人を見守るシーン。
なんだこれ、中学生のふろ場のぞきシーンみたいだった。
僕に差し入れをするシーンもかなり不気味。死者にお供えものをしてるのかと思った。
何回も流れる音楽。いいかげんしつこい。笑わせようとしてんのか?
そもそも、これはいつの時代の話なのだろう。
かなりの中途半端さ。
極めつけは葬儀の準備をみんながやってくれているシーン。
なんだこのカメラワーク…
そして僕が「うるさい!」の一言。イラッ!おまえ何もやってねーのに!
途中何度も映画館を去ろうとするが、終盤へのかすかな期待と、
全部ちゃんと見てから文句を言いたい。その2点で何とか最後まで見れた。
結果、やはり早くかえるべきだったと。
エンドロールにはお決まりの「亀山千広」のクレジット。やはり。
そして最後にドーンと監督の名前。
お前の映画は二度とみないと唾をはいて出てきたかった。
まだまだムカツクシーンはあったのですがキリがないのでこの辺で。
ということでオススメです。
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