「空想と現実に惑わされて泣く瞬間を逸した」僕と妻の1778の物語 ひろきさんの映画レビュー(感想・評価)
空想と現実に惑わされて泣く瞬間を逸した
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大腸癌で亡くなってしまう節子に対し何もできない主人公の朔の気持ちがよく伝わった。ただ、SF空想が入ったと思えば、節子の大腸癌との闘病のつらさが入るというさまざまなシーンがころころ出てきては、繰り返すことでどこがクライマックスになっているのかわからないうちに映画が終わった感じがした。
大腸癌の患者を知っているが、まさに節子のような症状に悩まされていたのを思い出す。大杉さん(医師役)の提示した画像もリアルで素人にもわかりやすく、不気味な感じをかもし出していた。大腸癌患者を持つ家族にはすごくリアルなところもあった。(朔の原稿が痛くて持てないとか、節子の手が抗癌剤で黒っぽいとか)がん専門の監修が入ったか。
なくなる場面は看護師とかの動きのこだわりを見たけど、心臓マッサージは節子にしてほしくなかったかな。。
いずれにしても、大腸癌の患者へは希望を持てる作品とはなっていない。どうせなら、笑って治る話がよかったかな。。。
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