劇場公開日 2010年3月6日

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「魅力ある喜劇」モリエール 恋こそ喜劇 あま・おとさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5魅力ある喜劇

2024年10月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これは…なかなか◎。人にもオススメしやすい。
一見敬遠しがちな印象だけれど、ゆるくラク〜に楽しく観られ、それでいて見終わる頃には気持ちをアップさせてくれるというスグレモノ。
中味は貴族の不倫もの、にも関わらず、この映画のスタンスはなかなかレベルが高い。だらしない人間たちを上から目線で笑ってコケにしつつも、その眼差しは暖かく、しかも少し高い次元に誘導をもしてくれる。

主人公の劇作家、こんなに上手く話を書けるのなら、やはり喜劇にして正解だったね。なぜなら中途半端な悲劇より崇高だろう、と思うから。

3人のメインキャラをはじめとする俳優さんたちは見ているうちにどんどん好きになった。上手いのだと思う。
時代の様子が色々わかるのも楽しい。

あま・おと