劇場公開日 2010年9月11日

「日本得意の分野かも。」悪人 pekouranさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5日本得意の分野かも。

2010年9月12日
PCから投稿

泣ける

悲しい

難しい

過去からこのような話はいろいろあったように思う。ただ、本当は誰が悪人なのか?という問いかけにはなかなか考えさせられる物が有りました。
日本でしか出せないような息のつまり方というか、見終わった後の、胸に何かしこりの残る、すっきりしない映画の中では、なかなかの良い作品だと思います。
深津絵里も良かったけど、やっぱ樹木希林の存在感となにげない演技に感動しました。樹木希林と柄本明がいなかったら、この映画の魅力は半減していたかも、と思うくらいの二人は素晴らしかったです。
妻夫木くんは、自ら志願したとはいえ、やっぱ顔のかわいさが見えてしまうので、もう一つ悲壮感に欠けたような気がします。

pekouran