「報道の自由とメディアの品格は両立できない⁈」悪人 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
報道の自由とメディアの品格は両立できない⁈
どうしようもなく寂しい時、気軽に連絡できる知人や友人がいなければ、〝出会い系〟に救いを求める人が今でもたくさんいるのではないでしょうか。
というか、自分の寂しさを紛らすためだけで、知人や友人に連絡するのは、相手の人にウザいとか面倒くさいとか思われそうでなかなかできないと思います。それでもSNSや仕事や学校でそれなりに忘れることが(たとえ一時的であっても)できる人が多いから、世間的には出会い系に頼る人は少数派なのだと思います。
出会い系サイトがきっかけとされる事件が発生すると、どちらかというと〝自分は常識のある側の人間〟と思ってる人たちは、被害者に対しても、そんなものに頼ってるからだ、自業自得なんじゃないか、というネガティブな反応をする人がけっこう多いように思います。また、各種報道での取り上げ方も〝孤独で可哀想な人〟〝哀れな人〟みたいな前提で人物像を解釈して〝決めつけ〟のコメントで説明されることがよくあります。報道に触れる我々の中にも、情報の一部分を知っただけで、やっぱりね、とか、どうせそういうことなんでしょ、みたいに理解したつもりになってしまうことがないとは言えません。
当事者が自分の子どもだったら?
親からすれば、子どものことを何も知らなかったことへの罪悪感と悔しさを一生抱えて生きていくしかないのに、何も知らないメディアの人たちに、勝手に定型にはめて無責任に語って欲しくはない。
樹木希林さんと柄本明さんの演技が凄すぎて、主役二人の心情よりも、親目線の印象の方が鮮明に残りました。
ラストの灯台で妻夫木さんが見せた優しさ(深津さんが逃亡幇助でなく、ただの巻き込まれ被害者となるような状況を作った)が深津さんの救いになっているのが、あの笑顔で分かりました。
美紅さん、こんばんは❗️
今はマッチングアプリで、かなりお互いの希望に沿った方との出逢いが実現できるみたいですね。
怪しいエッチ系ではなくて、ちゃんと個人情報に配慮した形のものがあるらしいです。
コスパ、効率の良さからいうと、これもひとつのあり方としては、悪くないのですね。
年代が上の者には、生理的に、受け入れるのが難しい部分もありますが😓
ハイ、これが初レビューでした。
この頃は短文レビューだったのに、今はダラダラ長文レビューに…(^^;
人の善悪や孤独、そしてその根本にある愛…。
考えさせられる力作でしたね。