劇場公開日 2010年8月21日

「絵に描いたようなベタなラブストーリー!こういう映画がウケる日本映画界って…」ハナミズキ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5絵に描いたようなベタなラブストーリー!こういう映画がウケる日本映画界って…

2012年5月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

感想はタイトルに書いた通り。
美男美女が出会って恋に落ちるも、幾度となくスレ違いが生じ…なんて、何度語られてきた事か。
何か新味があったらイイのだが、王道まっしぐらで話は進んでいく。

ガッキーは何を演じてもガッキー。
ガッキー以外の他の女の子はちゃんと方言喋ってるのだが(特に蓮佛美沙子)、ガッキーは方言風標準語。
可愛いガッキーには方言は喋らせられないってか?

その点、生田斗真はちゃんと方言喋ってたのはエライ。

でも2人が演じた役には少々“?”が生じる。

まずガッキー扮する紗枝。
英語を活用出来る仕事の為に海外まで行ったのに、最後戻ってきて、アナタ、夢はどうしたの?

生田斗真扮する康平については、特に女性の意見を聞きたい。
紗枝と(一旦)別れ、その傷心を埋めるかのように蓮佛美沙子扮する同僚と結婚するも、紗枝と再会して再燃、離婚…未練タラタラな男。
これじゃあ蓮佛美沙子の役が可哀相過ぎる。

結局はヒーローとヒロインが紆余曲折あって結ばれる話。
お互い新しい伴侶が出来て、それぞれ別の道を歩んでいく…という話だったら、爽やかさとちょっぴりの切なさを感じた所だったが、そんな展開とは無縁。

だってこれはベタベタなラブストーリー。
そういう点では、和製純愛映画のお手本…なのかもしれない。

近大