劇場公開日 2010年3月6日

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イヴの時間 劇場版のレビュー・感想・評価

全26件中、1~20件目を表示

2.0稚拙な絵画センスが映画的アングルや技法をかなり制限・・・。

2024年2月12日
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鑑賞方法:VOD

CG技術は実験的に使っているのだろうが効果的とは思えずアニメの専門学校卒業制作レベル。途中エピソードで結構ぐっとする内容が散りばめられているが、如何せん物語にトータリティが無い・・・と言う所詮エピソードの寄せ集め的なマイナス面が目立つのが残念。

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mark108hello

4.0〈他者〉の理解と共生

2023年6月6日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

Web配信された短編アニメを再編集した作品。古典SFの設定に則りながらも、今日的な視座を取り込んでいるのが興味深い。

機械に〈心〉は宿るのか、単に人の〈心〉を模倣しているだけでは、勝手に人が〈心〉を見出しているに過ぎないのでは、ならば人の〈心〉とは何なのか。
あるいは、相容れない〈他者〉と理解し共生することは可能か。

コーヒーを飲みながら考えてみるのも悪くない。

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Yasaburo

4.0爽やかで見やすい

2023年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。劇場版になる前、それぞれのエピソードをWEB配信していた頃から鑑賞していました。今回は劇場版として久しぶりにイヴの時間を見ました。

 アンドロイドが浸透して間もない時期の、多分日本が描かれています。それぞれのキャラクターの背景が各エピソード毎に描かれています。そんな中で主人公であるリクオは人間とアンドロイドの違いや、家のアンドロイドであるサミーが命令していない行動をしり、驚き、葛藤していきます。
 自分としては、最終話の真崎とテックスの話がとても好きです。ロボットやアンドロイドに対して斜に構えていた理由が判明した中で、テックスと真崎が和解、最後はちょっとした笑いで落とす。話の中身も好きですし、構成も完璧だと思います。

 基本的に話の中に悪者が出てこず、葛藤の中にも爽やかな空気感があり、とても見やすい話だと思います。以前、吉浦監督は「いつになるか分からないが、続編を作りたい」と言っていたので、続編が作られることを首を長ーくして待っていたいと思います。

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kame-pukupuku

3.5心が暖かくなる作品

2021年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アンドロイドとの共存の社会を描いたアニメーション作品。
作画やカットにズームインアウトにカメラワークと、CGによる独特な作風でこれが面白い。
ロボット三原則を始め、割と深いテーマをコミカルに描いている作品。
帰り際の「どうやって入ったんだ?」は和んで良かった。
エンドロールの物語も素敵で、何だか心が暖かくなる作品でした。

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白波

3.5「アイの歌を聴かせて」以降の未来社会のロボットとは

2021年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実は期待していた分、前半は冗長で少し退屈なんですが、例の反ロボットの「倫理委員会」と言うものが出て来て、口がきけなくなった原始的な(?)家庭用ロボットが主人公の少年の友達の身を守ろうとしたところに何故か感動を覚えました。いつの時代でも、ネット嫌いな人、パソコン離れ、パソコンが使い方が知らない若者の急増、スマホを使い過ぎるとバカになるというスローガンや偏見があり、未来社会でもロボットが嫌い、警察組織を作ってでもロボットを排斥しようとする人も出てくるだろうと予測を描いています。

ロボットがあれば便利というバラ色の未来ではなく、倫理を盾にする大人たちとの戦いだと感じました。

あとはモノがあふれかえっている社会だから、野良ロボットとかアンドロイドを粗末に扱う人がいるようなので、ロボットが普及しても決してバラ色な未来ではないと感じました。

で、主人公の友達の心理描写が上手に描かれていたところが良かったです。

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プリッド

2.5カットが独特

2021年8月4日
PCから投稿

世界観が魅力的でした。が、一話の完結したアニメをただ繋げているようにも感じました。

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aaaaaaaa

5.0完成度の高い作品

2021年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

難しい

最初に言ってしまうと、考えながら見るには素晴らしい作品です。娯楽映画のような予告編ですが、かなり考えさせられる内容になっています。逆に言ってしまえばアニメ映画を見ていたい。という感情で見るとあまり良い作品ではないと思います。アニメーションで評価するとカメラワークというのでしょうか。それが一風変わっていて新鮮でした。それだけでも一度見てみると良いかもしれません。物語としては最後の選択はそれで良かったのかい、と思ってしまいましたがそれが言える作品というのも少ないように感じますしこれはこれで良かったのかもしれません。言葉で説明するより見たほうが早い作品ですね

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Sana

3.5ロボット然とした描きは見事

2020年12月12日
PCから投稿

アマゾンプライムで観賞。
ここまで人間らしい感情を備えたロボットに対してここまで世間が厳しいのはなぜだろう?主人公もアンドロイドのサミィが感情を表に出していることに驚いていたからロボットが自律して行動することができるのを知られていないのかな?これってすごいけど、よく考えると超怖いことだな…。

正直サミィのような人間型アンドロイドが人間すぎるような気はするけど、まあそういうのが当たり前な世界なのだろう。後半に登場するテックスのSWに出てくるSF映画のドロイド的な見た目や挙動が好みだ。

ファーストシーズンと銘打っているということはセカンドシーズンの構想があるのだろうか。既に10年経過しているからどうなんだ?公開10周年上映会も予定していることから、何かしらの動きがあることを期待している。

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たろう

4.0ロボット愛せますか。

2020年9月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

人間とロボット(アンドロイド)が共存する社会を描いている近未来SF。
家に1台いる人型ロボットアンドロイド。マスターの命令は絶体服従でロボットは心を持っているのか。(疑問)
゛イブの時間〝でアンドロイドと人間を区別しない。ここでの交流でロボットにも感情があることがわかった。

これからの時代ひとりで生きる人。一人っ子等需要があると思う。これだけの進化したアンドロイドがいたらいいな。と思う。AIが発達して感情を持つことができたら人間と変わらなく生活ができる。でも、良いことばかりじゃなく問題もでてくる。人間とロボットの関係性を描いている。もし。アンドロイドに支配される時代はくる…

制作してから10年経ちますが古さを感じさせない作品。
感動系のアニメです。

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しろくろぱんだ

3.5実際にスマホのように民間レベルでアンドロイドが普及しだしたらこんな...

2019年10月8日
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実際にスマホのように民間レベルでアンドロイドが普及しだしたらこんな風になるのかな?って思う。
ドリ系が叩かれてたけど、実際にあんなに発達したAIで接せられたら、情も湧いてくるような気がするけど…。

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👘

3.0伏線ばらまいて続編の気配さえないとはって感じだけど、AI社会の一つ...

2019年5月6日
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鑑賞方法:VOD

伏線ばらまいて続編の気配さえないとはって感じだけど、AI社会の一つのカタチとして普通に面白かった。

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supersilent

1.0考えさせられる映画は嫌いじゃないが、考えさせようとする映画は、それ...

2019年3月24日
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考えさせられる映画は嫌いじゃないが、考えさせようとする映画は、それほどーでも。人間型アンドロイドが持ち主の知らないところで、喫茶店に出入りするところから始まる「イヴの時間」は、考えさせる気満々のアニメで、一般受けする要素もつもりもない。お姉さん系の女子andネクラ真面目男子という偏ったキャラ構成が、オタク度をMAXにしてる。描きたいのはわかるけど、おじいさんやお父さんも、もう少し人間らしくしてくれないと。。AIロボットと人間の共生テーマは、世界のトレンドだけど、🇯🇵からグッとくる作品はまだ出て来ない。グーグルジャパンが「OKグーグル」って予算だしてくれればいいのにね。

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かんりにん

3.0AIについて考えさせられる

2019年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

設定を強調するために人間描写が極端になっているのかなあと感じた。実際このような世界が存在したとき、あんなにアンドロイドに対して冷たく接したり、名前をつけている人を馬鹿にしたりするのだろうか?動きや効果音がやや大げさなのも少し気になった。アニメの作品というより、教育テレビのように感じた。ただ内容は興味深かったし、この先AIが発展することによって自分たち人間の感情がどうなっていくんだろうと想像を刺激された。「親だから」「人間だから」という事実だけで信用されるなんて甘えかもしれない。

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かやは

4.0至福のロボット映画

2017年6月13日
PCから投稿

過去、映画の中で魅力的なロボットというものは数多く描かれてきたが、こんなにも魅力的なロボットたちはそうそういないでしょう。
特にTEX、可愛いんですよ、こいつが。

私もドリ系になろうかな・・・。

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ハワイアン映画道の弟子

5.0映画館に足を運びたいと思わせるほどの作品

2017年5月9日
PCから投稿

確かネット上で公開されたものを見て、ちょうど劇場版も上映されていたので、わざわざ映画館に観に行った記憶があります。

ネット上で公開された話にほんのちょっと話が+αされている感じなので、劇場版だけの視聴で良いかと思います。(調べていませんが、実際には劇場版の方が時間が短いかもしれません。個人的にはカットされているようには全く感じませんでした)

ストーリーも良く、映画館に足を運びたいと思わせるほどの作品です。

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ちあき

5.0設定を活かした良質な会話劇

2017年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

最初に観た時は不法投棄のかとらんで泣いた。

何度も何度も観ると誰かの為にと意思をもって行動していること自体に考えさせられ感動する。人間とロボットを区別しない「ルール」としたのが効果的だった。

人を助ける役目のアンドロイドが人の心に寄り添い、マスターがどう感じているか、相手の気持ちを考えるようになる。自分のことばっかり考えてる人間よりも、イヴの時間で過ごすアンドロイドのほうがよっぽど人間らしい。

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collectible

0.5大風呂敷を広げておいて内容は薄い

2016年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

「ロボットだけど実は感情が・・・」「将来に向けて現代人も機械の使い方について考えなくては・・・」的なよくある話なのですが、アニメだからハードルが下げられている+絵が美しいということで過大評価されているのではないでしょうか。

綺麗な絵なんですが、それを活かせる演出も特に無く・・・。

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ジンクス

4.5偏見と心

2015年9月19日
iPhoneアプリから投稿

正しいと思うこと自体がエゴで、
大切を守るためのルール、
大切を守るための行動、
そこには色んな視点があって、
みんな守りたいものはそれぞれだから、
簡単じゃない。

自分が学んで手にしたフィルターより、
頭で考えて判断するのではなく、もっと誰しもが感じる人の気持ちや心、ものを大切にすることを思い出させてくれた
素敵な映画でした。

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しょうご

4.5思いのほか良かった

2014年8月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

作画もよく音楽がとてもいい
独特のカメラワークで見ていて楽しかった
唯一の難点はテンポが少し遅いから気がした

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はるるん

4.5来たるロボット社会に問いかける

2014年5月17日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

先日見た「サカサマのパテマ」の吉浦康裕監督の名を知らしめた作品。
元はインターネット配信の6話のアニメシリーズで、それを編集した劇場版。
知人が本作を大絶賛しており、気になってなってはいたけどなかなか見る機会がなかったが、「サカサマのパテマ」と一緒にレンタルし、ようやく鑑賞。

アンドロイドが実用化された近未来。高校生のリクオは、家に仕える女性型アンドロイド“サミィ”に不可解な行動データがある事に気付き、調べると、“イヴの時間”という喫茶店に辿り着く。そこには、人間とロボットを区別しないルールがあった…。

率直な感想は…
良かった!見て良かった!

“アンドロイドが実用化された近未来”“人間とロボットが共存する世界”と言うと、「攻殻機動隊」などが思い浮かび、ちょっと小難しそうかな?とも思う。
が、あくまで個人個人に焦点を当てた作りなので、取っ付き易い。
コメディ要素も多く(結構笑える)、ハートフルな作風で後味も良い。
画の素晴らしさは言うまでもなく、独特のカメラワークも印象的。
吉浦監督の才能をまじまじと感じる。

“ロボット三原則”をベースにしつつ、アンドロイドの普及に反対する委員会、作中では“ドリ系”と呼ばれるアンドロイドに依存する人間など、リアリティある社会描写も見事。

映画の核心はズバリ、人間とロボットの関係。
22世紀のネコ型ロボットならまだしも、ロボットに感情なんてある訳ない。でも密かに悲喜こもごもを抱いていたら…? その思いを、“イヴの時間”で吐露する。
サミィは何より主人のリクオを思う。その思いを知って、リクオもロボットに対する考えが変わる。(サミィは外見が美人なので健気な思いに萌えてしまう(笑))
ある事がきっかけでロボットに対して冷めた見方のリクオの同級生マサキと、その原因であるハウスロイド“テックス”のエピソードは一番の泣かせ所。
突然の珍客の完全なロボット“カトラン”や、その他“イヴの時間”に集うロボットたち…ウェイトレスのナギが、明るく温かく見守る。(彼女にも、ロボットとのある過去が…)

このままロボットが普及し続けたら、必ずぶち当たる課題。
ロボットはただの人間の為の道具?
友達? パートナー?
映画の中で描かれている事は、そう遠い未来の事でもないかもしれない。

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近大