劇場公開日 2010年6月5日

「子を持つ一人の母親として。」告白(2010) りりーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0子を持つ一人の母親として。

2010年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

予告編を見た時、≪これは、暗くて人間の悪い部分を強調した作品なんだろうな~≫と思った。

でも、意外にも「良い」という感想も多く見た。
見ても、気が滅入ってしまうだけではなさそうだと思い、見てきた。

告白するのは、松たか子だけではなく、それぞれ人物の告白がある。

それぞれの立場からの告白を見ているうちに、共感する部分もある。
だけど、それを実行するかどうかは、その人物次第。

それぞれの生い立ちや立場によって、こんなにも変わってしまう人間性。

親ならではの、子への愛、想い。
溺愛すれば、子は自立できない。
自立させようとしても、子はどこかで親を求めている。
そのあたりの、匙加減。
難しいです。

子を持つ一人の母親として、見て良かったと思える作品でした。

りりー