「おうち-257」告白(2010) かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
おうち-257
ざわ・・・ざわ・・・。
絶望の味を知りた、、、くはなかったんですが、知ってしまいました。
この映画で心が許されるのは、「あ、やしろ優時代の芦田愛菜ちゃんだぁ」だけです。
そこらのホラーより怖いし、叩きのめされるから。
なぜか夜中に見始めたら、止まらず鑑賞。
鑑賞後は、もれなくカイジに。
内容に触れようとすると全部ネタバレしたくなっちゃうタイプの映画なので、もはや書きませんが(え)、
こんな邦画があったんだ!と驚き。
松たか子さんと木村佳乃さんの演技、特に声の演技が素晴らしく、そして怖い。
私は本が苦手人間ですが、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』なら時間を忘れて読んでしまうように、この原作も続きが気になり読みふけってしまいそう。
その「ページをめくる手が止まらない」を映画でちゃんと表現されていることも素晴らしいな、と思います。
この映画ではチャプターごとに視点が代わり、そのキャラクターがナレーションをつとめる構成ですが、その際キャラクターの名前がテロップで出る演出です。
これ、本なら、チャプターの最初のページにはきっと名前だけが書いてあるんだけど、そのページをすぐめくって、次のページを読みふけっちゃうやつでしょ(ぶってみる)。
告白します…などと深刻ぶるものは何もないのですが(余計なご心配をおかけしてすみません、全然大丈夫なのでご安心ください。かえって申し訳ないです)、なかなか601本目以降が無かったので、密かに心配していたのですが、私なんぞよりもよほど大変だったのですね。
決して無理はなさらずに🙂
実は『千と千尋』が今回の始まりだったのですが、ハクがセンにおにぎりを渡す場面で機材トラブル発生→ナウシカへ振替という経緯もあり、それなりの梅雨を味わってます。
kossyさん> 橋本愛も頑張ってたんだ
委員長だったのか… これも気づけよ、俺! まだ、それほど映画観てなかった頃の映画の話って、楽しいです。あの人もあの人もって感じ。
かいりさんのコメント欄で勝手に楽しんじゃって、失礼しました
かいりさん、お久しぶりです!
見てしまったのですね。禁断の湊かなえを・・・
公開時に観たのですが、当年度ナンバーワン決定~って感じで他の邦画が吹き飛んでしまいました。
おうち鑑賞で2度目を見たら、橋本愛も頑張ってたんだなぁと、最初に見えなかった人たちも見えてきました。やっぱりインパクトありすぎの松たかこでした。
たぶん、それなに言ってるかよく分からない、と言われても仕方ないのですが、このレビューを読んで、ひとりで膝を打って喜んでます。
それは、同じ監督と松たか子さんの『来る』の時に感じたことと構成というか、骨というか肝というか、ある部分で繋がっているのかも、と思ったからです。
やっぱりよく分からないですよね。
すみません、変なコメントで。
『来る』と二本立てでおうち名画座したくなりました。