バッド・ルーテナントのレビュー・感想・評価
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ブラックで奇妙なポリス・ストーリー
Bad Lieutenantは悪警部補、映画はまさにその通り、テレンス・マクドナー警部補は恋人の高級娼婦フランキーと共にドラッグに手を染め、薬中の人物から薬を脅し取る、挙げ句の果てには警察が押収したドラッグを盗み出すし、スポーツ賭博で借金まみれ、選手を脅し八百長を仕組んだり、捜査情報をギャングに売る悪徳三昧。おそらくまともな刑事ものではネタギレなので捻ってみたのだろうが、観ているだけで不快至極。それと気になったのは、犬や金魚ならまだしも蛇やイグアナ、ワニなど奇妙な生物が登場、最後は水族館、どんな意味があったのでしょうかね。ブラックで奇妙なポリス・ストーリーでした。
ニコケイのための映画!
悪徳クズ警官やけど、どこか憎めないし、ちゃんと頑張るとこは頑張る。
人間の欲望のまま生きてるけど、良心もちゃんとある!
でも、やっぱクズ笑
こんな人間臭いやつの演技できるのニコケイだけ!
やっぱすごいぜニコケイ!!
最高だ
久しぶりに見返したら改めて素晴らしかった。
ヤクをカツアゲしたり、ラリったりしながらもお父さんの面倒を見たり犬を預かったり、犯罪捜査をしたりと世の務めをきちんと果たそうとしているところがいい。借金も踏み倒さない。
クズなのに、そんなもろもろを放棄せずに懸命にやりくりしている。
ストーリーもとても面白い。警察署の机に座っていると次々関係者が現れて問題解決を語っていくところが面白かった。
(追記20250919)
9年ぶりでおそらく4回目見返す。やっぱり素晴らしい。フランキーがふざけてテレンスに銃を向けて「私を愛しなさい」と言うのがかわいい。道を踏み外している人しか出てこない。
ジャンキーには常に「ラリッてるだろ」と指摘されるのが面白い。同僚の刑事もみんな分かっていそうで、おそらく大なり小なりみんな後ろめたいことをしているから黙認しているのだろう。仲良くなったギャングのボスを簡単に裏切るし、どこまで計画的なのか不明で、その場の思い付きで行き当たりばったりではないだろうか。
一切弱音を吐いたり、落ち込んだりせず、懸命にドラッグの入手を心がけている。そして最後のところでとても優しい。
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