「目から鱗の衝撃映画」バッド・ルーテナント トントンさんの映画レビュー(感想・評価)
目から鱗の衝撃映画
92年に公開した『バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト』のリメイクだそうです。私はオリジナルは見てないのですが、
刑事なのにめちゃくちゃ、やりたい放題。どんどん壊れていくニコラス・ケイジが面白くてしょうがなかったです。
悪いやつなのに、完全な悪じゃない。しかも、それがニコラス・ケイジが演じるからこその憎めないキャラクターというのが最高にはまり役でした。
しかも、悪い奴なのにぽんぽん順調にことが進んでいくさまが、
巨匠ヴェルナー・ヘルツォークならではの皮肉がたっぷり含んであるようでよかったです。この映画は北野武さんとかに観ていただきたいですね。
この単純じゃない人、とか人生とか最近日本の単純なドラマばかり見てた私にとっては、衝撃度がすごくて新鮮でした。
映画ってやっぱりすごい超オススメです。
あと、ニューオリンズっていうのはジャズの発祥の地らしく、
ニューオリンズが舞台なだけあって、
音楽がかっこよかったです。
太りすぎたヴァル・キルマーはご愛嬌。
エヴァ・メンデスもはまり役でよかったですよ。
お時間あれば是非。でも、映画館でどっぷり浸かってみたほうがいいと思います。
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