劇場公開日 2010年12月25日

  • 予告編を見る

「エリック、家族のスーパースターになる!!」エリックを探して マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0エリック、家族のスーパースターになる!!

2010年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

エリックにとってカントナは、成功者として人生の鏡であり“神”だ。カントナの言葉はまさに“神の声”である。天からとも言うべき助言によって、エリックは失った自信を取り戻していく。
エリックは身の回りに実在しそうな普通の男だ。老いて冴えなかった顔が少しずつ若返っていくエリックは、観ていて応援したくなる。

当然のごとく丸く収まりかけるのだが、ここで事件が起きる。そう簡単にはいかない社会の恒が、単純な話に捻りを加える。しかも一般ピープルには荷が重すぎる事件だ。これに片をつけない限り前に進まないのだから、観ている方はどうやって収拾をつけるのだろうと脳細胞総出で考えることになる。

赤信号、みんなで渡れば恐くない的な結末は、人間ひとりでいたらロクなことがない、仲間が必要だと教えてくれる。
そして華々しい選手生活を送ったカントナもまた、自身の好プレーより大事なのは、仲間の大切さ、仲間を信じる心の大切さであると説く。
エリックも仲間たちのおかげで、家族のスーパースターになる。主がスーパースターになるには家族のアシストが必要だ。

マスター@だんだん