「巨匠のコメディは重量級」エリックを探して ikuradonさんの映画レビュー(感想・評価)
巨匠のコメディは重量級
ケン・ローチといえば、徹底したリアリズムや容赦ない社会批判など、鑑賞後に無傷ではいられない作品が多い。
そんなローチがコメディで新境地を開いたかと思え…やはりそこにも重量級のカウンターパンチが潜んでいた。
基本的にダメ男が主人公なのは変わらず。
だけど今回はその主人公ががんばるがんばる。
さすが巨匠、コメディといえど社会背景にも人物造形にもぬかりがないし、生ぬるさがない。
やはりここにもローチ節は健在。
見ていて気持ちがほっこりするのは異例だけど。
エリック・カントナが本人役で出演しているけど、彼がまたなかなかいい味出してます。
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