「歴史の映像化」桜田門外ノ変 ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史の映像化
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劇場で観たときは全くつまらなかった。登場人物が名前でスーパー出る度に覚えなきゃいけないと思ってついていくのがやっと。画面の雰囲気とかは良かっただけに残念だった。で、今回はしっかり『幕末の水戸藩』を読み込み再鑑賞。覚えておかなければいけない人物は、関、金子、高橋、野村、斉昭、直弼程度。時代背景も万全。そうして観るとなんとも味わい深い。当時の水戸藩士の対立抗争、斉昭と直弼の対立、朝廷の立ち位置、井伊家の当日の様子、薩摩藩の卒兵上京の中止など、ははぁなるほどと思わせる。これは時代背景と桜田門外ノ変そのものを知ってないと面白くない。知ってれば味わえる。そんな映画。
関の囲ってた女が拷問されるシーンの見せ方は、この監督変態なんじゃないかと感じた。
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