劇場公開日 2010年10月9日

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「キャンディキャンディ」冬の小鳥 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0キャンディキャンディ

2019年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 序盤で田舎の田んぼでキム・セロンがおしっこするシーンがあった。いいのか?こんなシーンを撮って・・・

 最初はだんまり屋さんで、ご飯もテーブルから払い落としたり、逃げ出そうとしたりで周りは皆手を焼いていたが、2歳上のスッキと仲良くなり、人間らしさを取り戻したジニ。怪我をした小鳥をこっそり飼っていたが、やがて死んでしまう。

 やがてスッキを気に入るアメリカ人夫婦。懸命に自分を売り込む姿がいじらしく思えるほど。ジニに一緒に行こうとまで言ってくれたのに、ジニはあくまでも父親が迎えにくると信じているのだった。

 孤児院モノ映画。日本じゃよくある内容だからストーリー的には新鮮味はない。最後はジニにも貰い手があったし、というか、パリまで一人で行かねばならないというのは珍しい。一波乱あるかと思っちゃいました。なぜか終盤になってから若干ドキュメンタリータッチになったような気もする。

 キリスト教系の孤児院。初潮があったら貰い手がなくなるといったエピソード。死んだ小鳥と同化するかのように自分で穴を掘って埋まる仕草(直後にマリア像のカットイン)。脚の悪い長姉イェシンの失恋エピソード。終盤の写真撮影で初めて笑顔を見せるジニ。映像表現・編集がとにかくうまい。

kossy