ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女のレビュー・感想・評価
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ルーニー・マーラのドラゴンタトゥーを観たかったが
無料は吹き替え版のみだったので思案していると本家があったのでこちらをチョイス。
前編後編を2日に分けて観たのも良くなかったのか、★4には手が届かずって感じ 他の方も書いてたけど犯人に意外性がないっていうか。あ、そうなのこの人なのって。
リスベットのギリギリで生きてる感じは好き。
リメイクを先に見た
ミレニアム2、3を観るためにオリジナルの1を観ようかと。
というのもリメイク版ドラゴンタトゥー〜を見ているので何となくオリジナルを見るのが面倒なのと、パッケージのリスベットが可愛くなくて、、
そう思いつつも見てみたら内容を全然憶えていなくて楽しめた。
正直個人的にはリメイク版の方がダニエルクレイグなのとリスベットが可愛かったのでリメイクの方がよかった気もする。
どこが面白かったかわからないんだけど、面白かったかな。
ミステリーとしてはさほど良いとは思わないんだけどやっぱりリスベットのキャラで持ってる感じ。ミカエルは主役の割にはパッとしないよね。
前半のハリエットを殺した犯人探しから、後半連続殺人の話が出てくるのは良いんだけど、
結構唐突感はあるよね。前半で伏線というかフリがあったほうが自然だったのではないだろうか?しかもナチのユダヤ狩り、父親と兄からのレイプ、父親が息子に殺人の教えとか、、ちょっと漫画っぽいかな。そう考えると映画よりアニメとかの方が向いてる題材かもしれない。そして唐突の犯人登場。もう少しこいつがまさか!?的な演出が欲しいかな。
あれじゃ誰が犯人でも驚かないよね、あの状況では。なんでこの人が!?ってみている人を驚かせるのなら絶対に犯人ではない状況にいる人か、もしくは主人公に近しい人など、何でよ!?と思わせる材料が必要だと思うの。でもこの話はアリバイもさして問題じゃないし、思入れのあるキャラクターでもなかったからかな、全然驚きはないかな。
まあ、長編のパート1ということなのでこれからもっと盛り上がることを期待。
変態カタログ
サスペンスでネタバレは最悪なので未見の人は絶対読まないで。
残された暗号のような数字が重要な手がかりだが解読が気になった。
Magda 30112
Sara 32016
BJ 32027
LJ 31208
Mari 32018
警察も名前と電話番号として調べたが手がかりなし、伏線として聖書がでてくるが数字が旧約聖書の書・章・節と見破れることが凄いのか信心深ければそうでもないのかがよくわからない。一つ目を例にとれば3は旧約聖書3巻目のレビ記、01は1章、12は節、記述は祭壇への供え物の扱い方を述べており「之を切りわかちその首とその脂をきりとるべし而して祭司これを皆壇の上なる火の上にある薪柴の上にならぶべし」とある。レビ記は大体が儀式の定めだから供物から猟奇殺人の遺体を連想するリスベット、部屋にはバイブルがあり猟奇殺人と直感するすごさは風体からは想像もつかない。リメイク版では聖書と閃くのは信心深いミカエルの娘の設定に変えている。ただ、犯行がナチスかぶれだとするとミカエルを縛り首にしたようなゲルマン民族のオーディン信仰の魔術にならう筈、あえてレビ記にならったのは聖書への冒涜の二重の意図かもしれない。それにしてもフリーセックスの国と言われたスエーデンの倒錯ぶりは変態カタログ状態、リスベットもレズかと思いきやバイセクシャル、一肌脱いだ濡れ場も少年のような姿態では痛々しい、重苦しい天候と相まって翻弄されっぱなし。最後にトーンが一変、リスベットがハッカーの本領発揮で億万長者。ミレニアム版はあくまでも主役はリスベットに徹しているのである。
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自宅にて鑑賞。スウェーデン・ノルウェー・デンマーク・独の合作で、原題"Män som hatar kvinnor(女を嫌う男)"。云わずと知れたS.ラーソンのベストセラーを映画化した三部作の第一作。登場人物が多く、長めの尺だが気にならず、厭きさせる事無く、巧く纏まっている。ロケーションも佳い。歯に衣着せぬ語り口は性描写にも及び、R15指定にも頷ける。ただ謎解きは直ぐに気付かされる程、シンプルでミステリーとしては弱い。ラストもややお座成りな印象。60/100点。
・本作のみN.A.オプレヴがメガホンをとる(後の二作はD.アルフレッドソンが監督)。“リスベット・サランデル”の母“アグネータ・サランデル”は役柄と同じくN.ラパスの実母N.ノーレンが演じている。登場人物が多い為かエンド・ロールでは“リスベット・サランデル”のハッカー仲間で、T.ケーラー演じる"Plague(疫病神)"が"Plauge"との誤植に気付く。
・鑑賞日:2012年6月6日(水)
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『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 完全版』
自宅にて鑑賞。スウェーデン・ノルウェー・デンマーク・独の合作、原題"Män som hatar kvinnor(女を嫌う男)"。前篇と後篇に分かれており、前篇はM.ニクヴィストの“ミカエル・ブルムクヴィスト”がN.ラパスの“リスベット・サランデル”宅を訪ね協力を仰ぐ所迄。人物像や背景等、後の伏線等が丁寧に描かれており、『通常版』がドコを切ったか判り易い(特に“ミレニアム誌”社内の人間関係や描写)。未鑑賞の方には『通常版』より、シリーズの理解が深まる本作の方をお薦めしたい。65/100点。
・鑑賞日:2012年7月2日(月)
資料を丁寧に追いながら謎解きをする楽しみ
北欧ミステリー。
ハリウッドリメイク版の後でオリジナル版を見た。ハリウッドリメイク版は強烈な印象をもったというぼんやりとした記憶だけ残っていてあらすじを思い出せないが、おもしろかったという印象はある。そちらももう一度見てみたい。
ハリウッド映画にはまず出てくることはない「本土」と「島」、天才ハッカーと冤罪被害を被る雑誌記者、過去に失踪した美貌の大富豪令嬢の捜索。
失踪した美少女ハリエッタと調査員をしているリスベットが対照的で、けれど魅力的なふたりの少女がいきいきとしている。弱そうで強い、強そうで弱い。とても賢くて勇気がある。
鍵になる人物も犯人も予想していた人物だった。結末も…。
タイトルが雑誌社?か雑誌の名前だけどタイトルにするほどなのかな?と...
タイトルが雑誌社?か雑誌の名前だけどタイトルにするほどなのかな?と思ってしまう映画。サブタイトルもあまり重要じゃないし、タトゥーをいれた理由も語られなかった。そこらへんは三部作なので、後に語られるか、小説を元にしてるからなのかもしれないが。ハメられて飛ばし記事を書いて捕まった主人公と、虐待されてきたつらい過去を持つ孤児?の女リスベットが、40年前の少女失踪の謎を解いてくうちに協力していくストーリー。リスベットの暴行の描写がやたら多い映画で、そんなにいるか?とか思ったが、社会とリスベットの縮図として表現したものだったようだ。自分がレイプされるのを盗撮して、それをマルマルすべてされた相手に見せるというのも、彼女ならではのやり方だったのか。内容は地道に調べて解明していく感じ。最初のgoogle検索しまくるのはなんかしょうもなくて噴いた。最終的に、失踪した少女は見つかって、薔薇ちんのように感動の再会を果たす。40年間あのじいさんと警察は何してたんだと思うけどそこは映画だから言ってはいけないところか。なんだかんだで話の筋はしっかりしてるし良作だった。
殺人サスペンス
基本、サイコパス(キチガイ殺人鬼もの)は嫌いでそのような題材の映画は見ないが、内容知らずに見た。
リメイク版もあるようだが、この作品のようなグロい猟奇殺人を映像化はアウトだと思われる。
主人公のドラゴンタトゥーの女性が少しづつ明かしていくスリリングなサスペンス。
暴力シーンもあって心臓に悪いが、ストーリーに没頭できる展開スピードと謎解きが有り、良作である。
最強のモンスター被害者。もし本当にこういう人と関わったら、たいへんなことになりそうです。
原作は読んでいないので、元はどうなっているのかよくわかりません。
でも、題名のドラゴンタトゥーの女、リスベットはとんでもなく恐ろしい特殊な女性のようですが、あくまで個人的イメージとしては一般的な女性は本質的にこんな感じで、デフォルメしているだけのような気がします。
見た目は、小さいし細いし、弱そうだけれど、頭はいいし、動きも速いし、ゾンビ並みの生命力、それにちょっといってしまっているところが怖い。
女性特有の被害者意識から繰り出すトリッキーな攻撃(真正面からこない攻撃)を受けたら、たいへんなことになりそうです。
こういう人が本当にいたら、絶対近寄りたくない感じです。
作り話だけれど、この映画でリスベットをレイプする後見人の弁護士の人、すごく悪い奴なのはわかるけど、信じられないです。
かなりマニアックな変態趣味の人なのかもしれないけど、いろんな意味で危険すぎます。
基本リスベットの罠なのだけれど、どこまで命知らずだよ、と言いたくなりました。
2作目で命をおとし、3作目でレイプの映像を公開と、成仏もできない感じの、とんでもないことに・・・・。
この調子でリスベットは、本作以降、次々と出てくる、変態や悪人をすべて倒してしまった。
北斗の拳のケンシロウ並みの強さ。
関わっただけで、すでに死んでいる感じ。
結局、そういうストーリーを作りたかったのだろうと思った。
この映画のミレニアムの記者の人、いまのところ友好関係だけれど、棺桶に片足突っ込んでいるように見えるのは、私だけなのかな・・・・?
ミレニアムは月刊誌。
名画座にて。
観たかったんだーコレ!というわけで待ってました。
まぁしかし、、往年の映画ファンにはゾクゾクする
ようなこのサブタイトルの良さ(古!)○○の女。って
昔はこういうの多かったんだよなーなんて思いつつ^^;
スウェーデン産のミステリーってどうなのよ!?と
まるで想像がつかないところから入るから余計面白い。
なが~い作品なのだけれども^^;小説を一冊まるっと
読み終えたような充実感が。いや~満腹になれますv
まぁ…謎解きミステリー(&サド映画?)ということで、
ちょっと正視できない(したくない^^;)シーンもあれど、
このヒロインがメチャクチャ共感を呼べるカッコ良さで、
ろくでもない出で立ち(これが果たして必要かどうか?)
という気はすれど^^;その仕事ぶり度はたいしたもの。
冒頭で「あーそうだったの」(原作読んでないもんだから)
と思ったのが「ミレニアム」って月刊誌のことだったのね。
そこの発行者であるジャーナリストが悪徳実業家を告発、
名誉棄損で有罪のところへ別の大物からの依頼がきて、
40年前の未解決事件を調べてほしいというのだ。
それが今作の軸になるのだが、彼・ミカエルの調査員で
天才ハッカーのリスベットがその捜査に入り込み協力、
かくして捜査コンビが確立されるのだがそこまでが長い^^;
そもそもこのリスベットっていう子は子供の頃の事件で
保護観察の身。超変態サド後見人に酷い目に遭わされ、
その風貌通り、普通でない環境に身を置いているのだが
しっかし!まぁ強いこと!その仕返しぶりに身を見張る^^;
この根気強さ(ある意味?)が捜査でもますます発揮され、
ミカエルを大きく助けることになる。彼にすれば小娘?
といったところなのだろうが^^;繊細な彼女にだんだんと
愛情を覚えていくようになる。で、まぁ恋愛関係に…?
とはいえベッドでのやり取りなどけっこう笑えたりする。
彼らの蜜月と並行して、事件の解明が進んでいくのだが、
ミステリーとしては…それほどの新味はなかったかな^^;
ただその過程を丁寧に細かく描写し、終いにお決まりの
どんでん返しで底をすくうところなども期待通りで面白い。
果たして犯人は誰…?そして失踪した姪は…?
『歓びを歌にのせて』のM・ニクヴィストの安定した演技、
奇抜なヒロイン^^;を包容力で包み、さらなる新事件へと
向かわせる(意図せず)ところが心憎い。第二弾にも期待v
(劇場で観るならトイレは必至!途中で席は立てませんよ^^;)
ポスターや邦題をもっと素敵なものにして。
邦題に付いている「ドラゴンタトゥーの女」と、赤いポスターを見ている限りは、進んで見ようとは思わなかった作品。
でも、見て良かった!
導入部は、結構ダラダラとしていて、「早く肝心な話へ進んでよ~」と思った。朝が早かったので、少し眠くなったぞ。
でも、謎解きへと話が進んでいくと、俄然面白くなってきた。
ただの殺人事件の捜査かと思いきや、主役リスベットの抱える過去の重さと事件が重なり、悲しみが伝わってくる。
頭の良いリスベットの行動に、溜飲が下がる。
悪徳弁護士め、ざま~みろ!
でも、イヤな思いをしなければ、解決できないこと。
小柄な彼女が一人で頑張っている。
人間不信に陥ったリスベットは、言葉で伝えるのがとてもヘタ。
その分、髪の毛や服装が、充分にセリフを言っていたように思う。
相棒となる彼の名前はミカエル。大天使の名前ですよね。
弱い子供や女性に対する、暴力やレイプ。
社会派の作品だった。
耳慣れないスウェーデン語も、暫くすると慣れてくるし、景色はものすごく綺麗。
2作目の紹介が、最後にありました。
こちらも面白そう。
ドラゴンタトゥの女
海外ものってどうして婦女暴行系が多いのかなぁ。事件の裏側に潜むことは多いと思うけど、親戚や親子で性的なのってどうなんでしょ。もっと知的だったら良かったのにな。
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