マイレージ、マイライフのレビュー・感想・評価
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ビターです…非常にビターです。
ふぅ。なんだか…考えさせられたなあ。
ズバリ「人生」についてですよ。
この、ボンクラの僕がw
この映画って一見、人生の素晴らしさを説いてる向きを感じるけど、別にそうではないんですよね。
素晴らしさなんて語ってない。「さあ、あなたはどう生きますか」って、こっちが問われてるんですよね。
だってあのラスト…ハッピーとも、アンハッピーとも受け取れるし。
いやね、劇中のジョージ・クルーニー扮するライアンに用意された「脅威(??)の真実」による喪失感。何かを掴んだかの様な「あの結末」にしても…あれを幸せと捉えるには、余りにビターで、手痛い仕打ちなんですよ。
彼を取り囲む登場人物達だって、みんな本当に幸せになったのか…
でも、う~ん…そうだな。微かに希望を見出したと受け取るべきなんでしょうね。ライアンは。じゃなきゃ、余りに空虚だ。
何とも、口に残る、苦い余韻。
パスされたものを、こちらがどうレシーブするか、の見本みたいな終わり方。
だからこその、あの落とし処ですかそうですか。
あー、頭が痛くなってきたw
なかなか、よいです。
アメリカ映画の良心を観た感じ。
バックパックの本当の中身は・・・?
人との繋がりを求めない男が、柄にもなく、つい部下のヒヨッコの言葉にほだされて、一夜限りのはずだった熟年女性のもとで翼を休めようとする。同じ境遇の女性のところにフラフラと飛んでいくのは至極当たり前のこと。
よくある話だが、背景に不況時代を反映させ、主役3名をバランスよく配置したメリハリある話運びで、まとまりのいい佳作。とくにヴェラ・ファーミガの美しさが目を引く。やはり映画の善し悪しは女優がキメる。
さて効率的にパッキングされたバックパックだが、人生のしがらみを排除した分、クビを切った人々の悲しみが積み荷となったか・・・機内持ち込みの制限を超えて、はたして新たな旅立ちが叶ったかどうか・・・ラストは観てのお楽しみ。
ジェイソン・ライトマン監督は、一生懸命さと、そっけなさを同居させた演出がうまい。
遊んだつもりで遊ばれて…
3月28日新宿武蔵野館にて観賞。
イギー・ポップの"I am a passenger"の流れる予告編を見て「こりゃ観るしかねぇ」と思い観賞しました。
この映画、アメリカのみならず世界中、景気悪いんで観てて他人事じゃないですね。
まぁマイルだけでなく他人にはなんの価値もないようなものを集めたり、大事に考えてる人はいますが、
それがある瞬間、突然意味の無いものに成り下がってしまうことはよくあることですね。僕なんかそんなのばっかです。
主人公は終盤、結構残念な思いをしますが僕はそのシーン、すっごく気持ち分かりました。あの後の機内のポカーン顔は激しく同調できます。
ただこの人、おいらと違ってまた素敵な女性、見つけるんだろうなぁ 多分…
地に足のついてない僕だから
マイルをためるのが趣味で、リストラ請負人の仕事にも
誇りを持ってる独身男が一皮むけるお話(笑)
実は私もちょうど一年前リストラにあった。
(ジョージ・クルーニー)のような甘い笑顔で
「人生を再スタートするチャンスだよ♪」
なんて言ってくれる人は私にはいなかったわけで
何かといろいろ世知辛い思い出も蘇りつつ。
プロの宣告人として説得力のあるアドバイスの
ひとつでもあるかと思いきやそこは期待ハズレ(笑)
ま、こればっかりは個人の問題なわけで
自分自身で頭を切り替えるしかないからね。
面白かったのは、この「結婚できない男」に
絡んでくる女性二人の会話。
20代と30代では変わる恋愛&結婚観しかり。
主人公が満足していたはずの自由な身軽な人生を
後輩の小娘から「地に足がついていない生き方だ!」と
説教されたり、自分と似た感覚で意気投合したはず
の恋人に実は全然裏の顔があったりと、
何だかんだ女の方がちゃっかりしっかりしてるあたり。
簡素な自宅を振り返り、家族って何?
とようやく考えはじめた頃、夢にまで見た100万マイル達成!
、、、の瞬間もほろ苦くなっちゃって
ちょっとおじさん可哀想でした(笑)
結局、話として何か教訓があったかというとウ〜ン。
原題の“UP IN THE AIR”だし、エンディングの歌でも
「地に足のついてない僕だから〜」って唄ってたし、
まだまだ悩むお年頃?じゃないけど、一皮むけたところで
宙ぶらりんなエンディングに妙にのほほ〜んであり
ちょっぴり侘しさありでした(笑)
いつもながら、この家庭の匂いがあまりしないあたり
(ジョージ・クルーニー)にはぴったりなハマり役ですね。
ヒロインたちがいい(≧ε≦)
ヒロインのヴェラ・ファーミガとアナ・ケンドリックが素敵でした!ヴェラ・ファーミガ演じるアレックスは男性だけでなく女性も一目惚れしてしまいそうな…!アナ・ケンドリック演じるナタリーは、とにかくもがいて必死に生きてる(笑)って感じです。
表面上は、可もなく不可もない作品に見えますが、案外深い
大人にとって
ここまで毒のない作品も
珍しいんじゃないのかなぁ
良質な作品の典型例じゃないっすか!
~~
客電点灯後、
隣の男性は、
「まさに可もなく不可もない作品だね」と
感想を口にされていました。私は、その
回答に対して、拍手を贈りたくなりました(苦笑)
〈 家族 〉
〈 リストラ 〉
〈 生まれ変わる 〉
今作のキーワードは、この3つ。
リストラ担当と解雇される側の対比。
家族を回避する者と家族を求める者の対比。
最初から最後まで
この対比で作品は進められていきます。
クライマックスにかけては
ハッピーな部分も、シニカルな部分も、
両方用意されており、そんなのところも「可もなく不可もない」所以。
ただ、あの終わり方は、
私みたいな、独身男性にはつらいなぁ。
寂しい男と一方的に烙印を押されたみたい。
今日、真っ暗な部屋に帰るの寂しくなったじゃん(苦笑)
☆彡 ☆彡
目標とした
マイルを貯めたときの
あのうつろな表情、焼きついているなぁ。
夢や目標って
大事だと思うんですけど、
達成後の続きやはしごを
はずされたときのことも想定しておかないと
何のやる気もおきなくなって路頭に迷っちゃうんですよね。
「可もなく不可もない」と
書いていますが、そう見えて、
なかなか深みのある良質な作品でした。
意外や意外、結構悲しい物語です。
マイレージを貯めることに生きがいを感じているリストラ通告人のライアン・ビンガム。彼は一年の殆どを出張に出かけて過ごしているが、出張先でやはり出張族の女性アレックスと出会い、その場限りでの気軽な付き合いを続けている。彼の目標は1000万マイル貯めること。そんな彼に、大学を卒業したての新人ナタリーが、インターネットを介してのリストラ通告を行う改革案を策定し、ライアンの出張ライフにピリオドが・・・。
敏腕リストラ通告人ライアン・ビンガムを演じるのはジョージ・クルーニー。アメリカには、リストラ通告人という職業が有るんですね。そんな彼の前に現れた、新人がアナ・ケンドリックが演じるナタリー・キーナー。エリートがいきなり現れるというのは、アメリカには有りがちな話ですが、彼女もそんなエリートの一人です。ライアンとイイ感じの関係になるのがヴェラ・ファーミガ演じるアレックス・ゴーラン。アレックスもライアンと同じく出張族と言う設定です。
ナタリー発案のインターネットによるリストラ通告によって、ライアンの出張ライフが廃止に至ります。そのシーンを見ながら「リストラ通告人も会社員だし、リストラされ得るよなぁ。それが、このインターネット通告だったりして・・・。」などとシニカルな事を考えてしまいました。経済合理性を追求するのであれば、インターネット通告が非常に有効ですが、でもやっぱり、こう言う時は人の温かみというのが重要なんではないんですかね?
最後は何か、悲しい雰囲気になってしまいます。本当のアレックスを知り、1000万マイルと言う目標を達成し、愛と目標を失ってしまったライアンが、“人のつながり”の大切さを初めて気づくと言うことなんでしょうね。意外に、結構深い映画です。
ところで、マイルジャンキーですが、居るんですよね。どこかに行く事が目的ではなく、ただ飛行機に乗ってマイルを貯める事を目的としている人が。そう言う人は修行僧ともいわれます(苦笑)。もっともライアンは、仕事として飛行機に乗っているので、修行とは違いますが。私も近いとことはあるので、気持ちはわからなくはありません(爆)。
ゴールデングローブ賞:脚本賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞:脚本賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー:作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、ニューヨーク映画批評家協会賞:主演男優賞をそれぞれ授賞。
出張をテーマにした映画なので、アメリカン航空とヒルトンホテルとタイアップしています。
おじさんは陸(おか)マイラーです
私にはまだ早い?
まだ20代前半の私としては、
人と深く付き合わなくても、
ライアンみたいにスマートに仕事をこなすことができるのなら
そのままでもいいんじゃないかと…
ジョージ・クルーニー本当にかっこいいし。
あぁいう生き方がしたいって普通に思っちゃいますもん。
まだ若いからでしょうか?
あと、モチベーションについてのビジネス書は100冊ぐらい読んでいるので
この映画の結論には少し物足りなく感じました。
新しい発見があって心に響く
というものはありませんでした。
考えれば考えるほど答えが出なくなります。
人生って正解がないから難しい…
私はもう少し悩み続けることにします。
低い評価になってしまいましたが、
年齢・性別・環境etcで感じ方が大きく変わる作品だと思います。
ってか、私はひねくれた性格なので
あまり参考にしない方がいいかもしれません(笑)
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