劇場公開日 2010年3月20日

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「完璧な手荷物とマイレージ」マイレージ、マイライフ グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0完璧な手荷物とマイレージ

2010年6月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

最初からライアン目線なので、あっという間に彼の日常に入り込みました。解雇通告のプロの人生は、キャリーバッグに詰めた完璧な手荷物とマイレージ。
精力的で軽やかに生きる男にジョージ・クルーニはピッタリでした。

男性目線なのは「(500)日のサマー」と感触が似てるなあ、と思いました。大人だから青い鳥妄想はしないけど。
アレックスの美しさ、完璧な女っぷりは、男性の理想でしょう。
ナタリーに対しても、生意気なチンチクリン扱いから、優しい目線に変わっていきます。

が、苦い。
大人が若者と違うのは、どんなに身軽に生きたつもりでも積み上げた物を持ってしまっているから。
エンドロールが終わっても乾いた苦みがまといついてました。

そんな中、アナ・ケンドリック演じるナタリーが青くささ全開で、良いバランスだったんですね、思い返すと。
可愛くて元気で、いつの間にかライアンと一緒に大好きになってました。

グッドラック