劇場公開日 2010年4月10日

ダーリンは外国人 : インタビュー

2010年4月2日更新
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井上真央、“夫”ジョナサン・シェアとともに思いめぐらす家族観、結婚観

女優・井上真央が、主演最新作「ダーリンは外国人」で初めてといって良いほど実年齢に近い設定の役どころを得て、新境地を開拓しようとしている。累計発行部数300万部を超える同名人気漫画の映画化で演じるのは、原作者・小栗左多里をモデルにした漫画家志望のイラストレーター、さおり役。国際派カップルの日常生活から結婚に至るまでを描いた同作で、“パートナー”役として共演したジョナサン・シェアとともに、国際結婚や家族について語ってもらった。(取材・文:編集部、写真:堀弥生)

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■人妻!? って思いました(真央)

井上は、「チェケラッチョ!!」で銀幕デビューを果たした後、2008年の「花より男子ファイナル」、09年の「僕の初恋をキミに捧ぐ」と主演作を立て続けに大ヒットへと導いた。これまでは制服の似合う中高生を演じる機会が多かったが、そんな井上も今年23歳。等身大ともいえる今回のさおり役のオファーが入ったときのことを、「人妻!? って思いました(笑)。つい最近まで初恋ものばかりやっていたのに、急に飛んだなあって。ただ、台本を読んだら結婚する前のストーリーだったので、私自身も共感できるものがありました」と述懐。さらに、「私を今まで応援してくれていた人たちの世代も、ちょうど結婚を考える時期に差し掛かっているので、一緒に考えたり共感してもらえる作品だとも思いました」と説明する。

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■「ベスト・キッド」がきっかけ(ジョナサン)

一方のジョナサンは、オーディションを経て米国人ライターで語学オタクのトニー・ラズロ役を手中に。03年に「日の丸レストラン」で映画初主演を果たしているが、今回が2作目となるだけに井上との初対面を「『花男』とかメジャーな作品に出ている印象があったので、別のところから降りてきた天使みたいな感じでしたね。ただ、不思議とすぐに緊張が解けて、一緒にいるのが楽しくなりました」と振り返る。アイオワ大学では日本語を専攻し、在学中に南山大学で1年間の留学生活をおくっている。そこまで日本に興味を持つようになったきっかけは何だったのだろうか。「10歳のときに『ベスト・キッド』という映画を見て、空手を習い始めてからです。大学で何を専攻しようか迷ったとき、14歳のときに横浜でホームステイしたことを思い浮かべたんです。本当に楽しいひとときでしたから」

インタビュー2 ~井上真央、“夫”ジョナサン・シェアとともに思いめぐらす家族観、結婚観(2/2)
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