谷中暮色のレビュー・感想・評価
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鑑賞前にリーフレットを詳しく読むべきだった・・・
『愛のむきだし』が
国際批評家連盟賞&
ガリガリ映画賞のW受賞をした
2009年ベルリン国際映画祭。
今作、その映画祭にて
ワールドプレミア上映をされた。
そんな情報をリーフレットで読み、
モーニングショーに駆けつけてしまいました。
しかし、この時点では、宣伝文句に踊らされ、
リーフレットを詳しく読まなかったがために、
悲劇が起こることなど知る由もありませんでした。。。
★彡 ★彡
なんじゃ、こりゃ?
これベルリン国際映画祭で上映しちゃダメでしょ
鑑賞後、
リーフレットを手にし詳しく読むと、
「若者たちの恋物語と幸田露伴『五重塔』の
世界が融合したドキュ・フィクション下町の記憶がここにある。」
こうハッキリと字体だけでなく、色まで変えて記載されていました。
う~ん、すみません。わたし、そんなの全く視界に入っていませんでした。
それを事前に知っていたら、
ここまでイライラはしませんでした。
↓ ↓
フィクションなのか、
ドキュメンタリーなのか、
はっきりしてよ!どちらかに
寄せきったほうが絶対いいよ!!
映像白黒なのかカラーなのかハッキリしてよ!
時々挿入されるカラーの意図、よくわかんないよ!!
登場人物
実在の人とプロの役者混ぜないでよ!
プロの役者になった途端に滑舌がよくなって、
違和感がありまくりで気持ち悪いんですけど!!
隣に座ったおばさん3人組の
上映中にしゃべり続けるマナーの悪さも手伝って、
前半から怒りっぱなし。前半感情の動きをハイペースで
飛ばしすぎたのか、作品が落ち着いた中盤に、ガス欠が
如く、急激に猛烈な睡魔に襲われてしまいました(苦笑)
◇ ◇
リーフレットを読むと、
若者の恋物語のフィクション性。
放火で消失されたとされる谷中、
五重塔再建を巡るドキュメント性。
この融合が高く評価されたそうです。
率直な感想を記すと、
ドキュメント性のほうが強くて
フィクション性は邪魔に感じました。
だから、終盤に映し出される。
五重塔が燃えるシーンも感情が
圧倒されるより前に、CGバレバレじゃん!
スーッと引いてしまう自分が、そこにいました。
先に触れた
白黒とカラーの使い分けも、
監督の意図は明確に伝わらず、
こちらも邪魔にしか感じませんでした。
もっとも、これこそが、映像芸術なのかもしれませんが。。。
★彡 ★彡
東京都内に
五重塔が建っていた史実を
初めて知ったこと。これは勉強になりました。
舞台が東京下町ですので、
そちらに関心のあるかた、
江戸時代に興味のあるかたなら、
もっともっと楽しめるのかもしれません。
私には、残念ながら、フィットしませんでした・・・。
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